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起点
優「はい・・そうかも知れんと僕は今思うて来とんですよ。つまり、紫竜号は絶対神、宇宙の真理が我々地球人にもたらした意思で無いかな・・と」
KRS「科学は既に21世紀時代を遥かに凌駕し、その昔志村博士達が発掘し、実体を明らかにした異能人の存在から、ファルクラム世界へと地球人は進出して来ました。この世界は、人類安住の地に今は見えるのかも知れません。しかし、我々地球人は、未だ宇宙の定理を何も解き明かしていないのですね」
優「過去のその礎があったればこそ、今があるんです。香月博士はずっと第一線で活躍された偉大な科学者ですから」
KRS「いいえ、私などはほんの一助に過ぎません。しかし、ここまで不可思議領域に進まれて来た優博士には敬意を表します」
SRS「優・・お前は既に安西理論を超えた・・既に数式など役に立たん世界じゃ。お前は競翔鳩に例えて居るきんど、その事を言いたかったんでは?」
優「うん・・そうなんじゃ。僕は、夢想に過ぎんけど、最後には紫竜号・・つまり天の意思を表すんで無いかと思うとんよ・」
KRS「読めませんね、優博士のそのお考えの先・ふふ」




