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次世代
会議は一端終わり、そのダークマターの存在と言う未確認存在の大きさが計測されようとしていた。しかし、それは科学的根拠を著しく欠くものであり、つまり存在せぬかも知れない存在の大きさを測るなど無意味であると思われた。結果はやはり何も出なかった。
又会議が行われる。つまり、ここまで優司令官が観測出動せねばならない理由が見つからないのである。その行動は大統領府にも伝えられ、無意味な活動だと問題視されていた。
いつも必ず結果を出して来た優にも、またSRSでさえも導き出されぬ事の活動意義・・次第に日数が経過して行く。
三島「司令官、引き上げると言う方法を選択しては?」
K昇星「引き上げたら、何の為の大規模行動だったのかと又大騒ぎになるだろう?」
三島「けど、何も出来ない、観測もされないのですから・・」
ダリン「いや・・微弱な電波が存在する以上ここへ来た意義はあるよ、三島博士」




