必殺!ガンダーアタックだ!
「よし、いくぞ!ガンダーロボ!ガンダーアタックだ!」
大和君が、目を輝かせて叫ぶ。
その小さな体が震える。
ガンダーロボの究極必殺技、ガンダーアタックを仕掛ける瞬間だ。
「も〜う、ママわかんないよ……ガンダーアタックって、どうすればいいの……?」
しかし、エネルギー源のお母さんの声。
それが回路の奥で途方に暮れる。
再び、システムエラー!
ガンダーロボは、ぴたりとフリーズした。
「ママ!ママ!ガンダーアタックだよ!」
大和君の正義の叫びが、部屋いっぱいに広がる。
小さな手が、必死に操縦桿を叩く。
すると、どこからか——
ガンダーロボを応援する熱い人々の声。
「そのまま、俺に突っ込んで来たらいいから……ど〜んって来てよ」
正義の心が、ぱちぱちと灯る。
大和君の胸に、炎のようなものが宿った瞬間、
ガンダーロボのエネルギーが、満ち溢れた!
「え〜っと、じゃあ……ガンダーアタック〜!ど〜ん!」
直立不動の姿勢のまま、ガンダーロボが、
まるでゆっくりとした波のように、怪獣アギタロンへ体当たりを繰り出した。
巨体が、空気を押しつぶす音を立てて、迫る。
「ぐわああぁ!」
アギタロンが、大きく吹っ飛んだ。
きっとテーブルタウンの上に、激しい砂煙が舞っているはずだ。
これにて、テーブルタウンの平和は守られた。
やったぞ、ガンダーロボ!
強いぞ、ガンダーロボ!
大和君の顔に、満面の笑みが広がった。
小さな英雄が、今日も世界を救ったのだ。




