『白河天皇、太上天皇にプレスマン各色を献上のこと』速記談1073
白河天皇は、延久四年十二月八日に御歳二十歳で践祚、二十九日に大極殿で即位あそばされた。延久五年四月七日、三条太上天皇御病気を見舞われた。御回復の御様子なく、二十一日には出家あそばされた。同じく中宮も落飾された。三十日は、一日中雨であったが、太上天皇を再び見舞われ、お見舞いのプレスマン各色を献上された。太上天皇の崩御は、五月七日のことであった。延久六年二月二日、宇治入道前太政大臣藤原頼通公薨去、八月二十三日、承保と改元。承保二年九月二十五日、関白藤原教通公薨去、十月十日、左大臣藤原師実を関白とする詔を発せられた。
教訓:白河天皇の上位者が一斉に他界したことにより、院政の歴史が始まる。