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リスタート転生 ~ハーレムな旅~通常版  作者: 猫好き
1章 ハーレムの始まりと冒険の一歩
9/18

レベル5 アントクイーンとの戦い

 前回の続き。

 ロドルフが七番目の通過地点に着くと、アントワークの群れに遭遇しウォーター・ラビットストリームで応戦すると、アントワークの上位種の赤い蟻のアントナイトや青黒い蟻のアントジェネラルが現れたが、その背後に高さ六メートルのアントクイーンが現れたのだった。




 尻に赤いタマゴらしきのを引き摺った、ミスティが「アレはアントクイーンだわよ!」と教えてくれたが、ドラゴンも普通に住める坑道に現れたラスボスらしきクイーン。


 六メートルの白い女性の顔をした頭には蟻の触覚、顔は堀の深いヨーロピアンモデルの様な美しい美貌だと思う、何故に思うかと言えばそれは美貌だと思う人各々(それぞれ)の感覚だと思うからだ。


 だが次の瞬間、気持ち悪い物を見てしまった………本当に気持ち悪………。


 さなぎの様に白い殻を破り青黒い姿の女性の姿をした、透明な体液を流しながら現れるアントクイーン、徐々に体液を乾かしながら首から下も脱皮を始めるが、倒すなら今だ。



「エミリは此処から動くなよ、絶対に……」

「ダメだよ、死んじゃうよドルフさん帰って領主様に連絡した方が良いって、こんなの絶対に勝てないよ!」


 オレは死ぬ気はないが、コイツを生かして逃げれる保証は余り無い、魔エーテルランタンだって全てのモンスターを近付けないかも知れないが、坑道の天井が崩れればどの道助かる保証はないし、街にコイツらが向かえば大量の死者は回避不可能だろう。


 だがオレは聖人君子でも勇者でも英雄でもない、ただの異世界から来た元オッサンだがオレに好意を向ける女を死なせたくは無い、例え後にロリコンとか言われてもな。


「エミリ…………絶対に君だけは死なせない」


 格好は付ける気はない、思った事を言ったまでだがまさかコイツを倒す為に、アフロディーテ女神さんはオレを、この世界に………………まさかな。



 まったく違うがそれはまだ先の話である。



「さてと、魔法の熟練度はまだまだ足りないが、使わないよりはマシだろう」


 独り言を言いながら身体の魔力を更に上げ、魔力回復のグミを食べ更に魔力を上げる、ウォーター・ラビットストリームも更に減ってるが何とか踏ん張りながらも、アントワークを倒してるが圧倒的な物量差はアッチが有利は変わらない。


「此は賭けだ、まあ負ける気は無いが不利では在るな」


 何故かピンチな筈だが、集中のゾーンに入ったみたいに冷静に成れてる、何時もならパニックに成っててもおかしくはない、新しい身体だからか? それとも守る存在が出来たからか? まあ分からんが、やれる事は全てやってやる。


 更に身体から魔力を引き出すと、左腕の腕輪のリミッターが解除されるが今まで忘れてたが、今がその時何だろう。


 違います。


 光魔法の上級魔法を使う、グリモワールと身体から発光する光がシンクロし魔法を解き放つ。


「食らえ…………ギャラクシ!」


 アントの群れに向け掌をかざし、宇宙空間の様な魔法の玉を中心に向け放ち、アント達の中心にゆっくりと停止しそして宇宙空間の様な玉が周りの空間を飲み込み、宇宙空間の様な景色と共に玉が在った辺りの渦巻き銀河から、赤い光線や紫の光線に青紫の光線やらが放たれ、星々の様な光の矢が全てのアント達を貫いて行く。


「グギャオォー!?」


 アントクイーンが苦痛と痛みの雄叫びを上げる、脱皮中のクイーンに降り注ぐ高速に貫く星の矢が更にクイーン貫き、アントワークやナイトにジェネラルを絶命させ次々とモンスターを蹂躙する。


「人間に殺されるとは…………母上、あの人間の七人に復讐が……………で…………き」


 魔法が終わる前に倒せたが、もし倒しきれなかったら勝てたかは分からないが、最後何か気になる台詞を言ってた様な……………フラグではないよな?


 こうしてオレとエミリの坑道のモンスター狩りは、七番目の通過地点で引き返しクイーンの事は話さない事にした。


「言えば大金持ちだよ、ドルフさん」


 エミリは分かってない、言ったらお金以上に自由が無くなるて事に、一応言ったがエミリは言う。


「領主様に仕える事は名誉だし、一生遊んで暮らせるかも知れないよ?」


 世の中そんなに甘くはないし、そもそも一生遊んで暮らせる保証は無いし下手するとオレは軟禁される、何か有事が在った場合の切り札として最終兵器として軟禁される生活とか嫌だから、エミリに問い掛ける。


「エミリはオレと領主どちらを取る?」


 意地悪な問だが、こうしなければオレの旅は此処で終わってしまう、まあ最悪軟禁場所破壊して逃げるつもりだが、エミリにオレと旅をするか領主に言ってオレを犠牲に目の前の報酬を手にするかだがエミリは言う。


「両方」


 ダメだこりゃ……………そんな上手い話はない、オレと一緒に居たいか街に残るか聞くと。


「ドルフさんと一緒居たいけど、ガルハラさんに恩を返してないし今すぐにはその答えは答えられないから、領主様に報告しよ」


 ダメだこりゃ、目がガルドル化して来てる…………欲に眩み過ぎやろう、仕方ないから暫くエミリと距離を取る事にした。


「?  何で?」

(本当に領主様に言えば、ドルフさんと一緒にこの街で暮らせるし報酬だってあんな怖いモンスターだもの、沢山貰えるし領主様に仕えれば不安定な冒険者よりも将来ドルフさんと育む子供の養育費も安泰だと思うんだけど?)



 以外に将来の事を考えてるが、基本短絡的過ぎる考えである。



 何で暫く一人で行動すると言ったら此だ、エミリを説得は難しいかも知れない。


「まあアントワークを見せて、売ったら分かるさ」

「?」


 エミリはアントワークも相当な金額に成ると思ってた、実際普通の駆け出しの剣だけを使う冒険者だったらそう思うが、もしも魔法で倒した場合は少し変わって来る、何せアントワークの弱点は実際熱に弱く鋼鉄の剣位の攻撃は弾くからだ。


 その代わり鋼鉄の武器以上はそれなりに攻撃は通るので在るが、それは頭の柔らかい部分だったり一部首の柔らかいなど柔らかい隙間部分、だがエルベアドが攻撃した場所は認められてない状態の朧月の攻撃ではなく、強引に強化したリミットセーブされた肉体の力だけで倒したに過ぎない。



 二日掛けて坑道を出たエルベアドとエミリにミスティは、冒険者ギルドに行き魔法で貫いたアントワークを提出すると査定は低く、エミリが思ってた金額以下でエミリが思ってたアントワークの金額は、一体一万ガルドル以上はすると思ってたが実際は硬い外皮以外安く買い叩かれ、何故か安いと踏んでたカマキリの方が高く売れた、特に腕の鎌が素材の質が良かったらしいがアントワークのツルハシは、ドワーフ製に劣るらしくそれ程値は付かなかった。


 そしてラットは肉屋に下ろされる、カマキリ以外の特にアントワークの値段に、エミリの予想以下の値段に成ったらしく絶望したのだった。


「あんなに強かったのに・・・・・・」

「駆け出しや初心者の方なら、そう思いますよね……ですがアントワークはDランク以上なら、倒せなくもないモンスター何ですよ、初心者も火の魔法を使えれば何発かで倒せますし、大抵の冒険者は二人では行動しませんから」


 笑顔でエミリに対してそう話す、査定をし冒険者カードを更新を担当したクマ耳の茶髪女性職員、えげつなく言うがそれでも渡したアントワーク数体の中に有った、コアクリスタルは状態が良いので高くは売れたが、アントワーク事態はまったくエミリの予想以下で草しか生えん。


 エミリはオレに何か言いたそうだが、ナイトやジェネラルを出す気はないしアレはもう少し冒険者カードのランクが上がった、Cランクに成ってから出す予定だ…………その方が何となく身の安全を確保出来る、因みに腹をぶち抜いたアントワークのコアクリスタルは半分消えた状態で砕けてた。


「それにしても、無数の穴が空く魔法て土魔法か何かですか?」


 不思議そうに聞くギルドの女性職員、エミリは愕然とし過ぎ自分の思い描いてたのと違ってたので、半分魂が背後から抜けながら呪文の様に言う。


「そんなバカな……そんなバカな…………あんなに強そうだったに」

「・・・・・・・・」


 魔法を聞き出すより、精神的重傷患者に成りつつ在るエミリに苦笑いをしながら見る女性職員、ややエミリに引いて居るが正直オレもエミリの執着にはややドン引きだ。


「それではまたモンスターを倒しましたら、来て下さいね」

「・・・・・・・」

(コアクリスタルのモンスターを二人でて、此はお近づきに成って貰えないかしら? あと、付き合って無いから私にもチャンスが在るかしら?)


 ふとオレは視線を感じたが、視線の主が分からなかったので歩かないで放心するエミリを引き摺って、前にエミリと泊まった宿屋に行き今日は休む事にした。


「たったの四千ガルドル、あの強いモンスターの値段は一体一万ガルドル以上と思ってたのにぃ~」


 まだ言うエミリ、よしよしと寝かせてミスティにエミリを見張らせる、まあ大丈夫だと思うが一応夢遊病の様にさ迷われても困るし、あのクイーンの事を誰かに言われても困る。

 何故かって? 物は無くとも、形跡とクイーンが大事そうにしてたタマゴの炭化した跡は在るから、何かエミリがアントのタマゴを「勿体ない」とか言ってたが、虫のタマゴだよエミリさんやと思った。


 まだ昼を過ぎた辺りだが、街の門を抜けエミリ達に出会った場所に行く、目的はそう盗賊のお宝で在るがまだ残党が居ればついでにボコる予定だ、何故ボコるかと言えば……………そこに盗賊が…………居るからかな?


 あとついでにエミリが回復したら、ゴブリンでも倒しに行こうとは思ってる、その為にもエミリのトラウマは排除してお金をがっぽり貰おう、まあ群れが居たから親玉が居るしこの異世界のゴブリンキングは見てみたい、もしかしてシャーマンとか魔術師とかが群れの親玉で無い事を願う。


 誰も居ない場所から走るではなく、神速をやや本気モードで使ったが…………神速の足運びに馴れるまで、障害物の多い場所でのやや本気モードは封印だ、方向転換のタイミングが微妙に掴み難い。


 エミリと出会った辺り付近から、疑似タブレットの地図を開きスキルのソナーレーダーを放ち、数人固まってる方に行くがそれは他の冒険者だった、どうやらエミリ達と同じくゴブリンの調査依頼を渋々受けた連中らしい、ガラハルがどうのこうの言う声が聞こえたからだ。


 まあオレには関係無いので、疑似タブレットを広い範囲の地図に変えると結構先にモンスター反応と、人間らしき反応とモンスター反応が在る二ヶ所が反応する、あとソコに居る冒険者達の反応ではない。


 素早く動き大地を蹴る様に行き、武器は一応ショック木刀を装備し行くが何故か着いた場所には先客が居た、褐色肌のロングの銀髪ロリっ子のメイドが居た。


「数年ぶりに来たら、久し振りに沸いてたわゴキブリが」


 近くには縛り上げられた盗賊達と、山積みに成った木箱と布袋と何か遺体らしきのと幼き子供が泣いてた、色々しくじってたなと思いつつ見てたがロリメイドはオレと同じく木箱等を一瞬で、何処かの空間に吸い込ませたがだがオレが言葉を失ったのは、()()()()盗賊や子供も二方向に吸い込んだのだ、そして身軽にミズリーの街とはまったく違う方向に走って行った、しかも神速を身体の一部の様に器用にオレよりも素早い動きで。


「上には上が居るが、あのロリっ子メイドも転生者だろうな、現地の人にはモンスターに見えてるみたいだし、あの感じだと前にミズリーのギルマスが言ってた人物なのかも知れないな」


 目標が居なくなったので帰る事にした、その日の夕食はこの世界の安い牛肉と玉ねぎらしき物とニンジンらしき物、あとダンガライモ…………ジャガイモにしか見えないがまあ味はルーは自前を使ったが、ダンガライモは以外に粉っぽ過ぎるジャガイモだった。


 この日はエミリの抱き枕に成り、すうすうと寝息を立てるエミリの腕枕にされ動けない腕を朝ケアーしたのは言うまでも無い。




 次回に続く。





 ??? 「久々に来たら、久々ににゴキブリが沸いてたわ、だけどあのロリっ子(アフロディーテ)女神様が言ってた人物居なかったけどな? 

 何かサポートしてて私の疑似スクリーンのメールに、そう書かれてたけど…………何処にもあの女神が魔改造したマッチョ居なかったし、まあその内見つかるよね? たぶん。」

もしロドルフが着かなかった場合、この褐色ロリメイドがアントクイーンをあっさりと倒してしまいます、ロドルフが使った魔法以外で。

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