レベル1 出会い
今回から物語が始まります。
ロドルフはアフロディーテの盛り過ぎた、祝福によりロドルフの人生は薔薇色が約束されたが後にこの祝福が、歴代ハーレム冒険者の記録を塗り替える事に成るが、それを元日本人でハーレム希望だったりするロドルフには、この祝福は悩む事もなく受け入れるがそれは彼がこの物語でバクった為である。
そしてゆっくりと花の光の蕾に運ばれながら、木星の様な形をした大陸の鉱山の街ミズリー近くの森に降り立つ、此から始まる冒険の旅は彼にとってウハウハな日々の始まりだった、地球のアフロディーテではないがそれに近い恩恵がロドルフに与えられてる、それにアフロディーテの世界の住人達は世界を創りし神の他に、子宝や男女の愛やら色々祀られてたりするのである、そしてこの世界は事故や災害等の死亡率より暴走したモンスターによる死亡率が高い、モンスター以外では犯罪による死亡率が高い………人間愚かな者は世界は違えど変わらない、そして見た目で騙され死ぬ冒険者もそれなりに居る世界だが、学習能力のある人々や全く無く歴史を繰り返す人種が居たりする、そしてその種族はこの世界では絶滅した国と人種でありそして教訓は長く引き継がれる、だが人はたまに教訓を忘れ歴史を繰り返す生き物でもある、それは慢心かそれとも行き過ぎた欲望の果てだろうか?
だがこの世界は普通に欲望を受け入れ悪は許さないが、欲望による代償は自己責任と責任を負えば基本許されるが大抵欲望の大半は、人口回復に影響してるある程度冒険者として活躍した者に許された一夫多妻であり、夫が暗殺以外で死んだ場合即時再婚可能と色々日本の倫理観にはそぐわないが、倫理観が日本と違うだけで結婚して果たす義務や責任は地球よりも厳しく税金優遇はあっても、何処かの国に定住者に成った冒険者だけであり基本冒険者は世界共通の金貨と、冒険者限定の紙幣以外は使えない、金貨は冒険者がモンスターを倒したり宝箱から入手するので領主や国からすると税収のカモである、そして財政が潤えば国は色々な事業を展開し新たな街や村の開拓や拡張が可能に成り、物流関連が発展を更に飛躍するのである。
逆に沢山の妻を娶り国の人口を増やす冒険者や、異世界から来た強者冒険者で沢山の妻を娶りモンスターをある程度減らす冒険者は、各国の計らいで優遇されるが基本それを維持出来る冒険者は数少ない、それは基本根無し草の冒険者の税金が高い為であり沢山の強敵モンスターを倒す冒険者が少ない為。 そして一夫多妻を許された冒険者は生涯冒険者を引退出来ない、大抵の一夫多妻は子育ての為に永住権をその拠点とする街に取得する為だ、そして自身の子供の冒険者への育成や新米冒険者の育成が義務付けられ、冒険者カードの星の等級とカードの色によっては死地に強制参加が求められる、たまに適応されない者達も居る………異世界人である、彼等は貴重な存在で在り新たな街や国の発展を促す知識が有る為だが、それは全ての異世界人には当て嵌まらず貢献した異世界人冒険者だけである。
時に殺人犯罪者を生かさずに殺す任務も強制的に在り、地球の日本から来た転生者はそうと知らずに目立ち地獄を見る、だが数人に二~三人は狂喜の様に人を殺す事に躊躇いなく行う者も居る、それは精神を壊した者だったりその衝動に目覚めた者だったりだが、たまに正義感を信じ行う者も居るが精神を病むか人助けの為に剣を振るう、そんな世界だが基本モンスターが人類の敵であり隣人でありたまに仲間に成ったりする、それは気まぐれかそれとも何かを見出だし共に行くのかは彼等の内心にしか知る術はない。
そして一夫多妻を拒否した冒険者は、増税はされるがキツイ任務や強制義務は無いがファンタジー異世界人は基本、魔術講師や冒険者ギルドのオブザーバー等で安定した収入を得る者も居れば、地球や地球と同じ環境の異世界人は増税回避する為に冒険者から転職し、職業を変え飲食店を開いたり得意な分野に転職するが、とある二つの大陸だけ一夫多妻でもそうでない異世界人でも義務が無い国は在るが、そこに異世界人が行くのは滅多に居ない・・・・・そこは亜人の国であり、日ノ本の国だが特に異世界人が魂の底から安らぐ黒い大陸は、亜人が暮らす大陸でありその国に行くには貿易をしてる日ノ本からの航路が無い為である。
日ノ本は基本温厚だったりするが、一度戦火が起きれば侍達が鬼神………いやバーサーカー鬼神の如く、首を狙い修羅と成り敵を切り刻みに来るだろう。 この二つの大陸はロドルフが西に向かった場合、行く事が出来る国々が在り旅が楽しく成るだろう。
そして一部の地球のとある困った人々が絶滅しても、モンスターの暴走は自然災害よりも厳しく察知するには冒険者頼みである、人類の人口が遥か昔まで回復するにはまだ時間が必要だったがそれでも、時に時間は非情な者を復活させる………再び人類に危機が迫る中で、この物語の主人公の一人ロドルフはゆったり開く光の蕾と、外の眩しい光に目が眩みながらも光に慣れ始めると目の前には異世界の森が広がるのだった。
眩しい光に馴れると目の前の光景が、徐々にハッキリして来ると共に周囲の光景も見え始めると共に、爽やかに駆け抜ける風は優しく何故か懐かしさをはらんだ暖かい日差し、子供の頃に隣の地区の山で遊んだ頃の様な心境だ、何か言い知れない異世界の光景が広がる・・・・・・・・何か、異世界の普通な針葉樹と広葉樹(こうようじゅ)が広がる森・・・・・何かガッカリな気分と共に感想が口から出る。
「………何の変哲も無い森だな・・・・」
オレは思ったままの感想を口にすると、ミスティは呆れた顔で言う。
「当たり前なのよ、モンスター以外は何処にでもある山の森に決まってるのよ」
腰に手を当て胸を張り何か『えっへん!』的なそんな仕草で言う、無い胸を張っても意味はない気がするが気が済むようにさせた、まあ放置だよ…………
「森にはキノコの植物モンスターや、獣モンスターが居るから気を抜いたらダメなのよ!」
不意にミスティにそう言われたが、言うタイミングやや遅く無いだろうか? あと、親が子を躾る様な言い方もヤメレ。
「・・・・・・・ 」
そもそもモンスターの危険が有る、こんな所に送り届けるんだ? あのアフロディーテ女神は、本当に高次元体女神なのだろうか? 不意に何かを感じ空を見たら、一斗缶が降って来たので素早くその場を移動し躱した、空しく転がりながら去って行きながら響く空の一斗缶の音が響くが、ミスティは見なかったかの様に気にせずに言う。
「それより、モンスターの気配を感じるのよ!」
一斗缶の音が原因ではなかろうか? ミスティに言われ、スキルのソナーレーダーを使い疑似タブレットのスクリーンが自動で開きモンスターの居る場所と、赤い点で数と動きを表示しながら今居る地点から何処にモンスターが居るかを教えてくれる。
「…………疑似タブレット、自動的に本当に開くとは・・・・・」
空中に浮遊する疑似タブレットの画面は、モンスターの位置を示し近いモンスターは前方400m位の場所から此方に向かってる、そしてミスティが説明を始める…………ナビ精霊だもんね。
「一応モンスターの説明をするわ、モンスターは基本植物だったりするモンスターには意志を持たせる核が在るわ、でも動物系モンスターにはそれがないのよ………例外は有るけどもね、そして核はコアクリスタルと言って魔力等のエネルギーが凝縮蓄積されてたり、たまに邪霊や低級精霊が憑依してるけど魔鍛冶師や魔道具師や錬金術師や冒険者のアルケミストには、素材の基礎であり必要な素材なのよ………まあドルフのアイテムには使われて無いけどね」
脳裏に某ゲームの、モンスターシンボルが浮かぶ………植物シンボルは、触手がうねうねした花が定番だね。
「………ほぉ~そうなんだな…………」
「何か軽いわね…………理解出来てるのかしら?」
少し妄想しながら相づちしたら文句を言われたが、まあ早く言えば獣とかはコアクリスタルは無いらしい、だが虫にはあったり無かったりらしいよ………水棲モンスターもらしい、あとスライムにはモンスターとモンスター部類されない種類が居るらしい、悪魔系でゴツイのは色々特殊なコアクリスタルや素材をドロップするらしい、あと魔族は人間種族的なのは居ないし甘く無い連中らしいよ………昔のファンタジー魔族だね、でも人間と友好的なモンスターではない悪魔や魔族が居るらしいよ、サキュバスやインキュバスやヴァンパイアは、敵対する種族と共に歩み太陽や冒険者の一部を楽しませたり大人の店をしてたりするらしい、大半破産する沼にハマった者達も居るらしいが………人類異世界だろうが、同じく地の底に堕ちる者達が居るらしい。
「悪魔モンスターは特に暗いダンジョンや、廃墟の城や今は観光化した魔王城の中に居るわよ、暗くじめじめした場所や廃墟にアンデッドが徘徊する場所は特に、強いモンスターが多いから注意が必要よ!
他にはゲートが在る場所には、その配下の人類に敵対する魔族や悪魔が沢山居るわね」
何故か背中に寒気が走る、一応『ゲート』を聞いてみる。
「ゲートとは?」
「アビスゲートよ」
ミスティの「アビスゲートよ」に何か、嫌な予感が直感と寒気が背中を伝う、ゲームや小説では悪魔やらの異界の存在が出て来るゲートだからだ、闇の水的なアビスゲート作品も在ったような気がする。
「まあ、異世界から来たばかりだし、否応にもその内分かるわよ」
心の中で声を大にして叫んだ。
(一生知りたくないわぁー!!)
だが後に知るので、運命の神に出会ったら何時か説教したい………いや慰謝料請求してやる、だがよく考えればあの手厚い転生特典はこの為であったかぁ~と後悔する、まあちゃんと働いたから終わったら違う旅に出たけど、それはまだ先の話だ…………話は着いた頃に戻そう、オレはミスティに戦いの意識に引き戻す様に言う。
「それよりも先に、近くのモンスターなのよ!」
「………確かに」
話を切り上げ近くまで接近してる、モンスター集団を片付ける………さてどうやって倒すかな?
「………接近してるモンスターてなんだ?」
赤い点だけでモンスター名が出ないので、ミスティに聞くと………
「赤い点滅を指で押してみなさいなのよ」
疑似スクリーンの赤い光点をポチると表示されるが…………
「なあ、ミスティさんや」
「何よ?」
モンスター名に違和感を感じ聞いてみる。
「モンスターの名前がエノ~キて出てきたが、見間違えではないよな?」
「………キノコモンスターのエノ~キね、美味しいらしいわよ………食べた事無いけど」
シリアスに言うミスティ、何故か頭痛がするがエノ~キて茸らしいから、あの鍋とか色々使えるえのき茸だよな、違うと願いつつ異世界のえのき茸を食べてみたいと思ってしまった。
「秋には特定の大陸で、マツンタケ殿(との)やタケ~ノコンが出現するらしいわよ、たまに白菜やキャベツやレタスにコアクリスタルが宿って、モンスター化して農家から逃げるらしいわよ………しかも凄く美味しいらしいわよ」
・・・・・この世界に来たのしくじった気がする、誰かぁ~他の世界にチェンジで!
残念ながら不可能である。
一応魔法を何を使うか考えながら、接近中のモンスターの位置を確認してから何となく、グリモワールを読んで気になってた水魔を発動する。
「喰らえ!」
一拍置いて、身体に新たなエネルギーを呼び起こし、魔法名を呼ぶ。
「ウォーター・ラビットストリーム!」
全身から蒼く淡い光が発光し、魔法が発動と共に何処からか現れた水がファンシーな兎に変わるが、何処かで見た事が在る美少女四人が兎耳に制服姿で登場したが、水なので色は無いが勿体ないので倉庫に仕舞うと、何故かミスティが寒い視線をオレに送る…………無言で。
「・・・・・・・・・・・」
倉庫に入れた四体を抜いた五十体は、ボクサーの様にシャドーボクシングをしたりするが、さてラビットストリームとは何か楽しみなので、兎達を放つ事にする。
「行け、モンスターを駆逐せよ!」
二つの群体に別れて、一群体二十五体のウォーターラビットが、回転のダンスを開始し何処からか差すライトアップと共に、踊りながら向かって行ったが本来は発動と共にモンスターを倒しに行くはずの魔法だが。
「それにしても、ファンシーな魔法だな・・・・」
そう呟いたらミスティがオレの顔を見ながら言う。
「ドルフは、ああいう感じの女が好みなのね」
冷めた瞳でミスティは凍える声で言う、確かに好きだが現実には居ないから良いんだよ、そうだよ現実逃避さ・・・・・それはさて起き、可愛いBGMでも流れそうな感じで行った、ウォーター・ラビットストリームは成功してるらしくモンスター反応が消えて行く、一応倒したモンスターはブルーのマーカーで位置を示す、倒したモンスターに向け森に入れば少し先に七体の天然人間サイズのエノキが倒れてた、ある意味奇妙な光景ではあるがそのエノ~キだったかのボロボロのモンスターの亡骸近くには、さっき試しに行く前の準備に買った傷薬と、何故か複数人位の鍋で使える土鍋が二つ…………オプションかな?
コアクリスタルは何処に在るか分からないので、後で近くの街や村でプロか知ってる人間に聞こう、素材収納庫に入れ武器庫から剣を出して装備する。 片手剣フィランギを脇についでに硬いモンスター様に、プラズマソードの柄を落ちない様に懐の隠しホルスターに装備、ミスティはもう居なく成っており先に行った模様、ナビ妖精だよね君?
疑似画面の地図を見ながら歩き向かい、近い場所のモンスターの死骸に向かうと二頭身の肉体の懐中時計を装備したウサギモンスターが二体居た、そして羽を羽ばたかせホバリングし待つミスティが、此方を見て言う。
「遅いわよ、ドルフ」
別に遅くはないが、ボコボコに成ったウサギのモンスターは哀れしかない、チョッキらしき服以外は着てないが、何か珍しいモンスターかも知れないのでチョッキと大きな懐中時計を剥いでから、素材収納庫に入れながらドロップアイテムを見るとさっきはなかった金貨が四枚落ちてた。
「4体で4ガルドルて安いわね、そのタイムウオッチャー」
ミスティがウサギモンスター、タイムウオッチャーのドロップ金貨に安いと言う、他は1体の値段は高いのだろうか?
それはさて置き、次は更に団体のモンスターの死骸に向かうと、軽装鎧のゴブリンの死体が有った、緑色の肌のゴブリンは通常の雑魚ゴブリンで緑の軽装鎧に棍棒と片手用の石斧、大抵の棍棒は武器としては耐久力は保々無い、ウォーター・ラビットストリームに戦い挑んだが、返り討ちに合い武器としての価値が無くなったのだろう。
雑魚ゴブリンでも何種類か居るらしいが、その内の二種類が計30体の屍の山を築いてるが、青い肌に青い軽装鎧のホブリン・・・・・ホブゴブリンではなくホブリンらしいは、ゴブリンロードやキングに進化出来る種類らしい、主にこのホブリンはゴブリンソードを装備してる。
「ゴブリンソードは、ロードやキングに成ると化けるわよ」
そう何かの学術教師の様に、人差し指を立てながら説明する・・・・・・・そしてゴブリンソードの攻撃力は、冒険者の初期装備の長剣と変わらないかそれよりは悪いが固有技は特攻に近い。
ゴブリンソード
攻撃力 5~7
固有技 ファイナルストライク
技を発動すると剣の耐久力を犠牲に、敵1体に大ダメージを与えるが剣は耐久力の寿命を終え粉々に砕け散る。
参考
長剣(統一性は無いが大量生産の、形の種類は豊富で安価な初心者の剣、安いが耐久力もまちまちで工房次第では市販品の度を越える)
攻撃力 7~9
「結構居るから、キングやロードが居るかもね」
ミスティがそう淡々と言うが、それヤバく無いだろうか? と思ってると、ミスティは言う。
「ゴブリンより厄介なのは、人間の犯罪者よ・・・・・ 特に山賊や盗賊は厄介よ」
それを聞いてオレは思った、盗賊イジメてファンタジー小説以外でも成れるだろうか? あと、お宝沢山持って無いかな? と呑気に思ってましたよこの時は。
使える棍棒と石斧8本に、ゴブリンソード21本を武器庫に入れ一応びしょびしょのゴブリンの遺体を素材収納庫に入れる、装備は剥ぐ程の価値は無さそうだし何処の武器屋か防具屋か道具屋で売ろう、ゴブリンの死体ごと。
あとウォーターラビットは水に戻ったらしく、ゴブリンの遺体の離れた場所で川の様に水に成って流れて居た、もう近くにモンスターも居ないから別に構わないが…………自由な魔法だよな、ウォーターラビットは。
まだ午前だし麓に下りて行き、何処の街で情報収集とかするかと思ってたらミスティが突然言う。
「ドルフ」
「何だ急にミスティ?」
一拍置きミスティは言う。
「言うの忘れてたけど、冒険者ギルドで冒険者登録しないと倒したゴブリンの報酬とか貰えないわよ」
「・・・・・・・」
それは来た時に説明する、お約束のネタだよね? だが、まだありそうだし聞いてみた。
「他にはない?」
「在るわよ」
あるんかい!
内心でツッコミをしつつ、続きを聞く。
「他はなんだい、ミスティ」
「そうね……………」
少し焦らす様に間を置きミスティは言う。
「魔道師協会や商業ギルドが有るわね、魔道師協会は魔道の研究の学者が登録したり冒険者ギルドより高額で、魔道に必要な素材を買ってくれるけど魔道師協会の会員カードが必要ね、あと会員カードはマジックアイテムを店で割引出来るわ、まあ三割引位かしら」
何かお得感を感じるから、登録する方針で居よう………あと、会費必要なのだろうか?
「商業ギルドは、冒険者ギルドの素材買い取りと同じ業務が在るけど、査定が冒険者ギルドより厳しいし、街で居住するには商業ギルドで土地を買うサポートや物件を紹介されるわ、手数料は高いらしいけど・・・・無料相談以外は取られるわ」
手数料取られるのかよ、しかも無料以外の相談でもかよ……暫くは拠点にする街を決めるのは後回しにしょう、まあ長く居るつもりは無いが・・・・・長く居たい場所が在れば暫く滞在するかな。
「───他にも、店を開いたりするにも商業ギルドは必要に成るわ、まあドルフには全くもって縁がない話ね」
「・・・・・・・」
もう少しオブラートに包めよミスティ、まあ現状縁はないが何処かでは縁に成るかも知れないぞミスティ、たぶん名義はオレだが出資で他人が店をするかも知れんぞ・・・・・たぶん。
途中網目のキノコ、ヒーリングキノコを採取したが一応ミスティに聞いてから。
「ヒーリングキノコは、べつに誰の土地でも無いから咎める人は居ないわ、逆に魔道師協会や冒険者ギルドに持って行けば喜ばれるわ」
とか言われた、ヒーリングキノコにも等級があり今回は低級のヒーリングキノコだった、上級のヒーリングキノコはアクアブルーに輝くキノコらしい、全然光が違うな……………
ヒーリングキノコはそのままでは使えず、野生の回復薬草とは違い毒が在りキノコの毒部分の頭を取り、ミンチ等にしコアクリスタルの粉末を混ぜアロエ等を調合するらしい、傷薬は安価だが駆け出しや初心者を育てるのに大変な冒険者には、ややお高いらしい。
一応傷薬は1瓶(金貨で)50ガルドル、永住権の在る冒険者は銅貨50枚位らしい……値段格差在るな、まあ冒険者はドロップ金貨のガルドルを手に入れられるし、それにたまに宝箱がゲーム様に在るので聞くと。
「アフロディーテ様の眷属の一部の神々が、ランダムな場所に転送して置いて行く宝箱でね、中身はランダムだしたまにハズレの宝箱も在るわよ、特に強欲な者や守銭………なんでもないわ………」
今、結構何か変な事をオレを見て言った? 一応言うが、オレは守銭奴ではないぞ値引きは好きだが、無駄に高い物を買いたく無いのは予算を考えながら買い物を、地球時代はしてたがそれは色々仕方ないんだぞ、何処かの経済音痴バカや税金で出世しか考えないバカ達のせいで、給料と物価が釣り合わない社会だったからね、都心の高給取りとかより給料が遥かに安いから。
「──たまに街中の袋小路や、下水道とかにも在るわね」
もうRPG世界だな、でもそんな救済無いと冒険者とか生きて行けんな、まあ街の人間でも宝箱開けれれば意味は無いがと思ってたら、ミスティは言う。
「宝箱は基本冒険者にしか見えないわよ、横取りとかカツアゲする人間には天罰のゲージが上がったり、犯罪の悪質の神の天秤裁定によっては、一発退場の重い罪を重ねる犯罪者には、人間としての存在と権利を剥奪されて名前を失う代わりに、名もない人間の姿のまま極悪人や盗賊や盗人のモンスターとして、冒険者に倒されるか騎士に殺されてもモンスターのまま死ぬわ。 悪行は人間としての尊厳を失うから道を外れてはダメよ、ちなみにある程度の権力者は隠蔽アイテム持ちが居るから、それを破壊しないとモンスター堕ちしないわね………因みにある程度の権力者がモンスターに成ると、それなりに強いボスモンスター並みの強さを保有してるわよ」
此を聞いてオレは思った、『この世界バクってるだろう』と内心思い歩いてたが一斗缶は降って来なかったので、創造した本人も思う事は有るみたいだ、盗賊でもモンスター堕ちしても人間だから殺す気はないが。
実はこの世界には人々の悪意等を糧に、数百年に一度邪神が復活するが供物が人間が罪を犯し、人間からモンスターに下った人間の悪しき感情や魂が、邪神の供物だが他から来たとある者の産み出した魔王や七魔候や邪神等に、供物を吸い取られた結果人間の大罪で復活する邪神は長い眠りに居る、一応だが犯罪者の魂は冥府の神デスにより冥府で長い罰と、モンスターに転生し長い苦しみを与えてるが、冥府の主であるデスはとある場所で出会えるが、とある者に操られてる為に今は神々とはやや敵対存在に居る、ちなみに冥府の主であるデスは基本滅びないが、もし人間に倒されても復活のサイクルがある為滅びる事はない。
だが後にこの考えをこの世界の住人達から否定されるロドルフ、遺族からすれば人権を踏み潰したのは犯罪者であり、その犯罪者モンスターが人間の様に扱われるのは許されない行いと言われるのである。
この世界は犯罪者には厳しく、軽く命を取られた者達の無念は犯罪者をモンスターへと引摺り落とす、だがそれは犯罪者が受ける天罰ゲージによりモンスター堕ちをしない犯罪者も居る、それは聖職者だったり聖職者により天罰ゲージを減らす事をしたり、悪魔の囁きのアイテムによる天罰ゲージ無効化等が有る、何処の世界にも光が有る所には闇は在りゆっくりと人々を蝕んで行く。
大半の犯罪聖職者は汚職や脱税、悪質な人身売買等に加担し私利私欲に溺れてるが悪が栄えないのがお約束、聖職者でも長く善を行わなければ妄想で造り上げた宗教だろうと、滅びる宿命が待ってるが大半その影には、何かしらの闇が潜んで居るがその闇は後に勇者が倒すのだった。
たまに在る赤い色の金フレームの宝箱には、麻の袋に100枚のガルドル金貨や高級傷薬、たまに市販のロングソードにダガーが入ってた、現状150ガルドルと高級傷薬1瓶にロングソード1本に短剣のダガー2本、そして市販の冒険者初期装備の革の靴。
そして開けた場所に辿り着けば、街道がまあまあ遠くに見えるがまだ昼には速いらしい、タイムウオッチャーの懐中時計は時計ではなくアイテムらしい、敵1体の時を止める代償にこの懐中時計………ラビットタイムは砕けるらしい、だが数十秒で時間凍結は解除されるが基本物理攻撃は無効化されるが、毒や魅力や眠りがタイムウオッチャーから付与されてしまうらしい。 タイムウオッチャー以外が使うと、モンスター以外には効き目はないがモンスターの攻撃を止めてる間に回復が可能、だが単体以外の複数モンスターへの使用は不可能と制限されてる。
ラビットタイム(アイテム)
一回だけモンスター1体の時間を凍結して、数十秒だけ全ての行動をスタン状態にし行動を無効化する。
まあこのラビットタイムは3個しか無いが、1個は使ってたらしく剥ぎ取った途端に砕け散った、何か勿体なかったが仕方ない。 暫く街道に向け歩いてれば何かの音がしたので向かった、そう此が彼女との出会いであり此から出会う彼女達との、大人な関係に成る出逢いの物語の始まりだった。
「あそこから、騒ぎの音がするわよドルフ」
ミスティに言われた方に向け、ミスティを懐に入れ。
「もう少し優しく入れなさいよ!」
何か文句を言われたが、さて大抵はモンスターの奇襲で困ってる商人かも知れないし、この世界の常識も知れるチャンスと思い走り向かう、途中神速に成り着いた頃には金髪の少女がよろめきながら魔法を唱えてたが、金髪の青く輝く剣にもたれながら紫色の鎧の男性がよろめきながら倒れる、魔力不足らしく立ってるのも辛そうに居たが見た目は女性神官ぽい服装の少女、たぶん駆け出しだと思われる少女は藍色の法衣の様な服に白のスカート、ベールの様なベレー帽風の帽子に青の不思議な錫杖ぽい杖、小柄で愛らしい系女子ぽく見えるが、オレは前まで眼鏡無いと乱視で見えなかったんだよね……今、誰か老眼とか言わなかった? 違うからね、教習所に通う前は裸眼だったからね!
まあそんな事は後回しにして、先にあの神官少女と生きてるのか死んでるのか分からん少女の仲間数人と、少女に魔の手を向ける如何にも盗賊ぽいムサイ男数人を倒す。 武器庫からショック剣を取り出し、人間同士の始めての戦いに怖じ気付く心と、強化された肉体に希望を見る心が攻め気合ってるがそんな余裕はオレ自信無い、心と身体の意見が食い違うが知るもんか! 意志が強く叫ぶ、人助けしないで後悔するよりも人助けして悔いない選択をしろと訴える、剣を持った男が少女の服に向けゆっくりと剣先で服を切り始める。
「楽しませてくれよ、死んだ仲間達の分まで俺達をな」
「イヤ…………イヤ……」
少女は魔力が尽き動けない、剣先で服を破かれ胸元の下着が見える位置まで切られる、刃物を突き付けられた恐怖が少女を更に恐怖に誘う。
「まだ小せえが、若いが女を抱くのは久々だから胸以外で奉仕させないとな、もう一人は野蛮な強さの女だったがまさか矢であっさり倒れるとはな」
「クッ……………」
(そう言いながら、ニヤニヤしながら私の服を斬らないで!)
辱しめと屈辱に顔を歪ませる少女、更に剣先は服をゆっくりと切り我慢出来ない他の男が、服を切り終わった瞬間に邪魔な部分を乱暴に服を破き少女を下着姿にする、ボスらしき男は片手の剣を放り投げ両手を動けない様に掴みながら舌舐りする。
「イヤァー!!」
(近付かないでイヤァー!!)
渾身の叫び声に倒れた仲間が反応するが、瀕死の状態で意識は朦朧とし動く事が出来ない、少女を地面に押し倒し五人の男達の内四人がズボンを脱ぎ捨て手首を抑える二人と、ボスらしき男がニヤリと笑いながら空いた手で股を開かせる、広げた足を他の二人が抑えながら足を舐め始める、男達は屈辱に歪みながら泣く少女の顔を楽しみながらブラを剥ぎ取り破き、胸を弄り弄び少女を辱しめる、スカートが意味を成さない姿で股を広げられ、V字に広げられ辱しめられながら男達は逸物を滾(たぎ)らせる、微かに湿る下着を無理り食い込ませてイビり楽しむ男達、だが何故か背後から不思議な風が吹く。
「何だテメェ…………」
仲間の一人が言い終わる前に、棒剣で軽く殴られた途端に変な動きをして気絶した。
「ナニしゃが……………」
右手首を抑えてたが、立ち上がり殴り動作と共にまた棒剣で軽く殴られ、変な奇声を上げながら倒れた。
(…………誰?)
右手首と足が自由に成ったが、少女は疲労により逃げる気力がもう無い、立ち上がるには魔力の消費が肉体の限界値を超えて居た、魔力の枯渇に少し生命力を魔力に変え回復魔法を使ってた為である、生命力は一晩寝れば回復するが魔力はアイテムかポーションか安全な場所で、仮眠をすれば少しは回復するが魔法は今日はもう使えない、魔力の枯渇による反動と生命力を使い回復魔法を仲間に使った代償だ、魔力が少しでも回復すれば立ち上がる程度の気力は回復するが、今の彼女には回復する時間が足りない。
紫色の瞳は絶望の色に染まりながら、現れた男は平凡な顔で不思議な服装をした者だった、そして少女エミリは、この非常にピンチの中で何故か胸が高鳴った………それは吊り橋効果かそれとも、エミリの女性としての本能なのかは不明だがエミリはピンチの中に何故か胸が高鳴るが、それがアフロディーテの祝福の影響とは誰も知らない。
(私は盗賊に辱しめられてるのに、何で胸がドキドキしてるの…………はしたないわ私!)
そして如何(いか)にも盗賊ですて、ぼろぼろの服装の大柄の男が吠える。
「人の楽しみを邪魔しやがって……グヘェ!?」
最後まで言わせずにロドルフはショック棒剣で、軽く頭を叩くと感電し微妙にショーツを掴まれてる少女まで感電してた。
(何かアソコから痺れますぅ~)
「「リーダー!?」」
どうやらこの男が盗賊のリーダーだったらしい、まあ日本の時代劇風に言えば頭(かしら)だろうね、少女に押し乗る前に蹴り倒し、唖然とする残り二人もショック棒剣で気絶させ羽織着物を少女に被せたが、なかなか綺麗な………ゴホン。
「怪我とか大丈夫かい?」
「・・・・・・」
(裸姿見られて、恥ずかしくって消えたい!!)
少女に一応聞いてみると、恥ずかしそうに目まで身体を丸め目の位置まで隠れながら頷く、中々可愛い仕草にオレの中の男の野生が暴れそうだ。
「すまないが、先にお仲間を治療させて貰うよ」
「・・・・・・・・・・・・」
(お願いします)
無言で頷く少女に、やっぱり男の野生が暴れだしそうになる、異世界の少女はこんなに可愛い生き物な少女だらけなのだろうか? 地球とは、大違いだなと内心思った………思う位だからねたぶん。
「回復させるには蘇生クラスのアイテムだよね」
結構な負傷をしてる、少女の仲間の冒険者四人の内二人は、少年であり虫の息かもう助かるか分からない程度だが、使って見ないと分からないので使えば分かるだろう。
回復魔法により怪我が回復した形跡と、破けた服の後が在ったが少女が疲労してたのは、仲間の負傷を限界まで回復してたからだろうと見受けられる。
「そうね、レーベンリキッドなら傷口からでも回復可能よ、まあ血液とか反動が大変なだけでだわね」
オレの問いに、いつの間にか出てたミスティが言う。
(何処に居たのか分からないけど、何か可愛らしい妖精さんが飛んでるわ!?)
少女エミリはミスティの姿を見て、ドキドキの次はワクワクの気持ちが沸いて来たのだった、エミリは心が少し軽く成った気がした。
「レーベンリキッドを、どれ程傷口に流せば良い? ミスティ」
使う必要用量が分からないから、ミスティに聞いたら。
「適当で大丈夫なのよドルフ」
意味は無かった…………無かったのだ、まあ適当で良いらしいのでたっぷり掛ける事にした、少なくって駄目でしたでは目覚めが悪いから、一応傷口に流し込んで見る。
(それ大丈夫かしら?)
エミリの内心の心配を他所に、ドバドバ傷口等に掛けるより流し込む様にすると、白い液体を流した場所の傷口の穴が塞がる、肉体の再生が白い液体の力で修復されるが地球の知識のロドルフには不思議な光景であり、肉体がリアルタイムで塞がり回復する光景は医療ドラマよりもリアル過ぎる。
「うっ…………リアルに回復見ると、何か気持ち悪いな……怪我人には悪いが」
「仕方ないのよ、一瞬で回復するには生々しい回復が普通なのよ、魔法だったら光で患部は見えないけどアイテムはそうわ行かないのよ」
ごもっともらしい事をミスティに言われる、一応盗賊にも使い全員生き返らせたが、後に冒険者ギルドのギルドマスターに呆れられる、まあ仕方ないのよね一応人間だし犯罪は法が裁けば良いし、裁かれない理不尽な法もあるけど。
「じゃあ悪党には、あの魔法を使うか」
アフロディーテ女神さんが言ってた、魔神(ましん)の魔法を使う。
「魔を統べる神よ、罪深き愚かなる者を夜よりも尚暗き深淵の監獄に誘わん・・・・」
魔力を解放し金色(こんじき)色の光を身体から解き放つ。
「ダーク・プリズン!」
そして魔法名と共にマルチロックし盗賊は地面から現れた、黒い穴へと誘われる。
「全員蘇生完了よ、次は運搬なのよ!」
ホルスターからプラズマソードを抜き、魔力を柄に流し緑色に近い光がプラスマを発生しながら1メートル位の刀身に成り、微妙にギザギザぽい刃のビーム刀身だが使うのには問題はない。
(何か凄い剣が出た!)
エリーゼは内心そう思ったが、基本エネルギー収縮剣類を扱う冒険者は普通に居ない。
「さて、斬る前に回復アイテム渡さないと」
「私が渡しとくのよ、プラスマソードであの娘死なれても困るかしら」
確かにプラスマソード持ちながら、アイテムとか出してる時にうっかりやったら大変だ、ミスティに魔力回復アイテムを渡してオレは木を斬る事にする、何故木を斬るかと言えば運ぶ荷台をアイテムで作る為だ、材料が木材なら近くに山の森程ではないが在る為だ。
「さて取り出すかな」
道具収納庫から、長方形で大きなトランク型の物を取り出す。
「万能工作・製作工房」
この万能工作・製作工房は、一応材料を投入し疑似タブレットを使い作る物を検索し、足りない材料は魔力で補うが基本大量に魔力は減らない、一応色々な要求に答えるが武器やアイテムの装備は作れない、あくまでも乗り物や日用品や便利アイテムの非武装製造だ。 そしてこのアイテムの製造者は、異世界の人物だが文字は日本語だし転生者の天才か誰かが作ったアイテムだろう、便利な物を発明する人も居たもんだと関心してれば。
「・・・・・それ、一応武器や防具以外しか作れないから間違えては駄目なのよ、木材だけだと魔力少し持って行かれるわよ、サスペンションとかの部品とか」
いつの間にか居たミスティがそう言う、マジックポーションを渡し終えたみたいだが、近くから『不味いです・・・・』と涙声が聞こえるが気にしてはいけない、何故なら白い肌の背中がチラチラと視界に見える為だ。
「ドルフも所詮人間のオスね」
「・・・・・言い返す言葉もない」
仕方ないんだよ、オレは男だし数十年ぶりの女性の裸だぞ、しかも家族以外のうら若き美少女と言って良いレベルの少女の、艶かしい艶やかな白い肌を見てしまうのは男として仕方無い、そう仕方ないんだよと内心で訴えるがそれを口で言える程の度胸は無い。
そして斬ったある程度の長さに切り木材を、長方形のトランク型の万能工作・製作工房を被せる様に木材入れると、暗い空間に吸い込まれ少し脱力感を感じつつ数秒で簡易的な、木材の四輪の大八車的なのが完成しアイテム収納庫から取り出し、いつの間にか着替え終わってた少女を連れて、大八車を飛行バイクで牽引して近くの街に案内をして貰った、一応飛行バイクは何かタイヤが無い安定したスクーターの様な感じだ。
次回に続く。
??? 「俺はベテランの筈だが、何て不甲斐ないんだ!!」
ミスティ「現実を見て言いなさいよ」
次回冒険者にロドルフは成る予定、職業は冒険者ですけどまだ冒険者ギルドには登録してない為。