レベル7 ゴブリンキング
前回の続き。
エミリとゴブリン討伐に向かうが、途中タイムウオッチャーにボコボコにされたエミリだったが、新しい魔法のクレイジーライトボールをグリモワールを読んだだけで習得し、スライム系ゼリーには敵無しだが再びモンスターに倒され気絶したエミリだが、ゴブリンの巣の外守りのゴブリンを倒すがエミリの表情は無機質であり、ゴブリンに限り感情が消えるエミリ。
そしてゴブリンの巣のダンジョンでは、宝箱の中身が不運の小銭を引き当てるエミリだったが、モンスタードロップの財宝の地図を見て少しエミリのパーティーのリーダーに対する、エミリの一部本音がこぼれ落ちた。
そしてダンジョンの地下一階七番目の最奥の、ボスが居る部屋にオレとエミリは踏み込んだ・・・・・・
最奥の部屋に入る前に、何か声らしきのが聞こえる。
「ゴブゴブ? 」
「ゴブゴブゴーブゴブ!」
「ゴブゴブゴブゴブーブ?」
何かゴブゴブうるさいが、どうやらゴブリンの巣だけありボスはゴブリンらしい、大抵ゴブリンキングやゴブリンロードや変わり種で知力が高いマジックキャスターのゴブリンや、シャーマンゴブリンや司祭的なゴブリンネタも有ったが、この異世界はエロいゴブリンも存在するが基本一般の人の生活を脅かすゴブリンや、国の王都に軍団で沸いて現れる世紀末的なゴブリンが主で、人間の血肉を食らい進化をするゴブリンがホブリンらしく、ホブリンが人間や強いモンスターの死骸がいを食べれば食べる程、ゴブリンロードやキングや他の凶悪なゴブリンに進化するらしいが、進化しても力が発揮されるには時間が必要らしい。
「ドルフ、倒せなかったら私達がゴブリンを誘き寄せたて、生き残って逃げ帰っても死刑にされちゃうよ、危ないんだよ」
何かエミリの顔に血の気が引いて行く、また油断する気は無いがゴブリンに負ける気もないし、相手が何処から増えようと倒すだけだ、それに金んぴか全身鎧の人間背丈の奴には負けたくない、何か腹立つから………オレはエミリに優しく言う。
「大丈夫だ、あんな全身金ピカ鎧のゴブリンに負けるかよッ!」
「ドルフ・・・・・・・本当に大丈夫?」
何か疑いの顔でエミリは言う……………酷くないかエミリ。
「|ゴブゴブ、ゴーブルブ《何だかわからんが、殺ってしまえ》!」
何かゴブゴブ言った後に一段高い場所から飛び降りる、青い鎧のホブリンが三体走り此方に向かって来る、オレはバトル鉈を抜き先頭のゴブリンに投げるとラッキーに頭に刺さる。
「エミリ、魔法を撃て!」
「ハイ!」
慌てて集中し魔法を発動させるエミリ、金ピカ鎧の人間背丈のゴブリンはまだ動く気配は無いが、そのゴブリンの背後に何か嫌な予感が走る……………背後にもしかしたら増援が現れる気がした。
オレはフィランギを抜き、残り二体をエミリに任せ金ピカ鎧のゴブリンキング? だと思うに向かう、そして背後からエミリが魔法を放つ。
「クレイジーライトボール、行きなさい!」
クレイジーな軌道の尾を引き、四つの光の玉が青い軽鎧のホブリンに襲い掛かるが、一体は木製の盾のガーターで防御するが意味なく背後から来たライトボールが直撃、もう一体ゴブリンソードで叩き落とそうとするがクレイジーライトボールの、予測できない軌道に翻弄され背後から来たクレイジーライトボールに気付かずに、背後から直撃を受け倒されるが最後に瀕死のホブリンに頭上からトドメの、クレイジーライトボールが襲い来てトドメの一撃を食らい絶命する。
「やった!」
エミリは過去の何かから解放された様に、腰を抜かしその場にヘタり込んだ。
背後からエミリの声がした、倒せたみたいだがまだ油断は出来ない、オレの隣にはいつの間にかミスティが居てオレに助言する。
「アレは少し成長したゴブリンキング、たぶん自分よりも強いモンスターか人間の死体の肉を新鮮な内に食らった奴よ、しかもゴブリンキング後でも同じく食べてた可能性が高いから、まあカマキリのモンスター位の強さて感じかしらね」
例えがこの前のカマキリかよ、蟻ではなくカマキリかよ! …………まあ倒せれない敵では無いみたいだが油断も出来ない、何せ武骨な黒いクレイモアの様な大剣を構え此方を見てるからだ。
「|ゴブゴブ、ゴブゥー《人間にしては、やるではないか》!」
何かまたゴブゴブ言ってるな? 通訳されんから、全く意味わからんが?
「|ゴブゴブ、ゴルーフゥー《だが俺様には勝てん、出でよ我が配下よ》!」
何かゴブゴブ言った後に、赤いキャップを被ったデスサイズの鎌を握り死を振り撒く悪魔の様な、凶暴な顔をしたゴブリンに何かジャングルに居そうな服装の、犬系モンスター骨の兜を被ったゴブリン二体が現れた。
「アレはヤバいわよ、骨の兜を被ったのよりもデスレッドキャップは、闇夜に紛れて獲物の首を狩るのが悪趣味なモンスターよ、アレはあの人間の娘では一瞬で命を刈り取られるわよ、先に倒さないとマズイわよドルフ」
焦りを含んだミスティの声、確かにエミリは今魔法を覚えたばかりだし、腕力と体力と瞬発力はこの中で最弱だしオレはミスティに劣ってそうな気がする、ミスティのたまに発揮するパンチ力はたぶん人類で勝てる者は居ないと思う・・・・・・本気で思う。
エミリに向かわれる前に、デスレッドキャップを倒す事にした……………エミリを失いたくは無いから、先ずは先手で敵の動きを封じる為に魔法を放つ。
「先手必勝、ショックスパーク!」
ショックスパークとは!
風魔法初級の魔法で、敵全てを一瞬で感電させ痺れさせ動きを封じる魔法だが、微ダメージも付与されるがたまに心肺停止した仲間の心臓を、電流で蘇生させる事も可能であるが余りに長く行うと後遺症が残りますのでご注文は…………ご注意下さい。
緑と青の光がオレの身体を光らせる、同時にオレは認識出来ないスピードでゴブリン達が膝を付きオレを睨む、まあ何か苦悶の顔をし始めたが倒すなら今しかない、バトル鉈をゴブリンの死体から抜き構えてデスレッドキャップに向け投げるが、今回は目標から外れたが何故か金ピカ鎧のゴブリンキングの額に刺さった、何故かラッキーにも刺さったがまだ強敵は残ってる、スキルの無限テレポートを使いデスレッドキャップの背後を取る、最初からスキルを使うべきだったかも知れない、迷いも躊躇いもなくデスレッドキャップの首を斬り、残りの………………モブ? 骨兜を被ったゴブリンを身動き出来ぬ間に斬って倒した、だがまだ背後に嫌な気配がして振り向くと、ゴブリンキングの悪趣味な人間や獣の骨の椅子の奥に黒く淀む空間が在る。
「何だ? アレは……………何か嫌な感じがする」
慌てた顔で、急いで飛んで来たミスティが言う。
「それはモンスターが沸く場所よ、聖水か清らかな乙女の体液をあの淀みに液体で浄めるのよ」
聖水は分かるが、清らかな乙女の体液てなにさ…………まったく想像したくないな、まあエミリは清らかな乙女ではないな……………色々してるから。
「確か、何でもある屋で買った様な……………」
「早くするのよ!」
ミスティに急かされながら取り出し、聖女の雫を何か雫を模したビンを傾け淀みに流すと淀みは消えて行き、黒かった淀みは霧の様な靄すら残さずに消え去った。
「何とか間に合ったのか?」
一応ミスティに聞くと、親指を立てて言う。
「間に合ったわよ、一時は危ないくってヒヤヒヤしたのよ」
肝心な時に大活躍のミスティ、此れからも活躍に期待したいがミスティの活躍てピンチか、新たなモンスターが出た時くらいだな……………もう少し活躍してよ相棒。
そしてエミリは何故かさっきから座ったままだが、また外れられても困るので現れた宝箱を開くと、白いタクトの様な不思議な魔法の杖と魔力増幅のブルールビーのタリスマンは、炎と熱と水と冷気を80%無効化する防御力と、装着者の魔力キャパシティーを3%引き上げてくれるらしい。
まあ現状エミリ専用の武器と防具だね、一応白銀のタクトは装備者の攻撃力と魔力の全ステータスを底上げする能力と、仲間を回復させる魔法の癒す力も底上げするらしい。
もうこれエミリの為の物だよね?
残念ながらそうとは限らないのである、そしてその白銀のタクトの真の能力を使えるのは、身体が弱く心臓に爆弾を抱えて寿命が短いとある冒険者ギルドの職員であるが、一応戦う意志が在るかはロドルフと彼女の未来の選択次第である。
宝箱の中身はもう無く、次は財宝をトレジャーハンターのスキルを使い羊皮紙の財宝の地図を消費し、探索のスキルと地図の場所がゴブリンキングの悪趣味な椅子の下から反応が在る、蹴って破壊してから何処でもスコップをアイテム収納庫から取り出して、軽々と掘れば青い豪奢な外装にプラチナの様な鉄の骨組み、周りを更に掘り財宝の宝箱を開けば500ガルドルの麻袋が6000ガルドル分有り、他には姫神楽て名の薙刀は女性専用で持ち主が薙刀に認められる程、女性が使えば全体の身体能力が30%アップし認められると更に40%更にバフが付与されるらしい。
薙刀は刃の部分に桜が舞ってる様な紋様が在り、柄頭には邪気を払う様な小さな綺麗な音がする鈴が在るが、現状エミリがこれを扱えるイメージが無い。
他は細く美しい白い白銀のサーベルは、軽いが此方も女性専用武器であり「スノーレディクイーン」て長い名は剣の特性を表してる、スノーレディクイーンは白き刀身から冷気を纏い斬った相手を瞬間で凍らせ砕き、再生能力のモンスターすら復活不可にするらしい。
因みにこれも剣に認められないと、使用者の身体能力や特殊効果は発揮されないらしい。
姫神楽 薙刀・槍
攻撃力∶40(女性が装備を前提の攻撃力)
装備者身体能力を、30%から70%まで引き上げる。
スノーレディクイーン 長剣類サーベル
攻撃力∶39(通常の女性装備攻撃力)
装備者の身体能力を10%から80%までバフの恩恵が在るが、与えられるが女性装備者のみ。
特殊
斬った者を瞬時に、瞬間凍らせる技『冷凍剣』が発動する。
なかなかチートな武器だが、財宝だから凄く珍しい武器に違いないだろう、まあどちらもエミリが使える未来がまったく見えんが。
他には無かったので蓋を閉め、何故か腰を抜かしてたエミリをおんぶして最後の宝箱は諦めて、洞窟を出て暫く歩いてから野営した場所に戻り少し昼休みをして、食事と休息後野営を撤去し森を下りミズリーの街に帰った。
因みにゴブリンキングのクレイモアの大剣は、腕力アップ以外はファイナルストライクが在り攻撃力も、クレイモアよりも低い攻撃力23とダサい威力しかない、因みに武器屋で売ってるクレイモアは攻撃力31と圧倒的に攻撃力の格差が在るが、耐久力を犠牲にした武器なので売る気は無いし切り札に使えるから、よっぽどの事が無い限り売る事は無い。
ミズリーに帰り一応報告と現物を見せたら、何故かランクアップしてしまった……………悪目立ちしながらもね、何かゴブリンキングごときでインチキランク野郎やイカサマ飛びしたとか、初心者のクセに一年もせずにCランク何て賄賂でも渡したのかとか、変な噂に成ったが賄賂発言をした冒険者は次の日冒険者ギルドの近くで、顔が変形した姿で棒に吊るされてた。
この日よりギルドに在らぬ疑いを風潮すると、後で死ぬよりも恥ずかしく顔が変形し長く陰口を言われるのを嫌がり、吊るされた冒険者の男は冒険者を引退し鉱夫に転職しもう表を歩く事は無かったらしい。
因みにランクアップの要因は、ゴブリンキングの金ピカ全身鎧とデスレッドキャップの死体により認められたが、ギリギリ冒険者ランクがCランクに成ったが本来はDランクまでだったらしい、前回の蟻やらカマキリの評価を見直しての昇格ランクアップらしい。
まあ、別にコツコツランクを上げて行く予定だったけど、あとエミリは一つ上がり半人前の鉄の冒険者カードにアップした、エミリがDランクまでもう少しに成った。
ゆっくりと次の日は休み、エミリは仲間の見舞いと自分の冒険者ランクアップを報告に行った、オレは現地食材の補充とまだ諦めてはない肉料理は余り歩き回っても変わる事は無かった、他に転換し茶葉を見て回ると何故かふと入った茶葉の店で、何故か店主らしき老人と店員らしき赤毛の女性が困った様に客を見てた。
「ウン~・・・・・・でも……………予算が・・・・・・コアクリスタル手に入れないと、新人冒険者アルケミストとして仕事が出来ないしぃ~」
何か紅茶の茶葉の値段と、コアクリスタルの此れから仕入れる値段によって迷ってるらしいが、このエミリと変わらない年齢ぽい美少女は、銀髪の癖っ毛ミディアムでエミリと変わらない小柄な体型で、アルケミストと言うだけありベルトホルスターには試験管型の薬品らしきのが入っており、黒のベレー帽にマント姿に黒のベストにスカートと何か異世界て感じの服装だ、服装だけはちゃんとしてるが予算がとか言ってるので、ソロか仲間が居るのか分からないがエミリをランク上げした実績は在るが、助けて良い人物かは不明だ。
だがこの美少女も結局仲間…………いや彼女かな、に成ったりするので金欠病と茶葉にうるさい以外は普通に可愛い女の子だし、嫁スキルも高い逸材で解体もエミリより腕が良い程度だったりするが、それはこの後のオレとこの美少女とのやり取りにより、オレの女に成ったりする…………金がないと身売りは当たり前なのか? この国。
こうして出会った二人目のハーレム彼女、エミリとは違い甘えるだけではなく家計優しい美少女だが、後に色々大変なオレの後から入る彼女達に振り回される事になる。
それではまた次回。
??? 「ちょっと、私を出さずに終わり? 冗談よね・・・・・冗談て言ってヨォ~」
残念ながら引き伸ばします、泣きながら次回の出番をお待ち下さい。
??? 「そんなぁ~!」
次回次のヒロイン(生け贄)登場




