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たらこのエッセイ集

バナナの想い出 ~そんなバナナ~

 タイトルに困ってダジャレにしてしまった、たらこです。

 淡々と昔話でもしようかと。


 たらこがまだ学生だったころ、友達と一緒にとあるケーキ屋さんでケーキを買いました。


 その名も「ばなーぬ」

 名前の通り、バナナのケーキです。

 味もバナナです。


 そこそこのお値段。

 そこそこの量。

 一人で食べるには多すぎるけど、シェアするとちょうどいい。


 見た目はごく普通のケーキ。

 スポンジは茶色いチョコのスポンジ。

 外側はたっぷりの生クリームでコーティング。

 特に変わった点はありません。


 味はバナナ。

 そう、バナナなんです。


 バナナの味って、みなさん想像できますよね?

 そう、バナナの味なんです。


 別にそれがどうしたという話でもないのですけど、バナナの味のケーキをみんなでシェアして食べた結果ですね……一口、二口で全員が飽きてしまうんです。

 強烈なバナナの味が口いっぱいに広がって、それだけで満足。

 残りはまだまだあります。


 みんな、やべーやべー言いながら平らげました。

 口の中はバナナの味まみれ。

 コーヒーを飲もうが、ノンシュガーの紅茶を飲もうが、バナナ、バナナ、バナナ。


 もうバナナはこりごりだよ。

 そんな気分になりました。


 しかしながら、ノリと勢いでなんでもやってしまうお年頃。

 ばなーぬの味に衝撃を受けた我々は、二回、三回とチャレンジします。

 そして毎回食べきりました。


 友人たちの間では、ばなーぬは思い出の味となりました。

 あの強烈なバナナの味は今でも舌が覚えております。


 そして、懐かしい友人たちと顔を合わせたときに、必ず話題に上がります。

 ばなーぬ、やべぇと。


 いやぁ、なつかしい。

 定期的にあう友人とも、この話をたまにします。


 バナナと言えば、ばなーぬ。

 たらこたちの間では、合言葉となっております。




 さて、もう一つ。


 たらこは子供の頃よく風邪をひきました。

 風邪を引くと大抵の場合、食べたものを戻してしまいます。


 洗面器を抱えてげーげー吐くたらこ。

 ですがその日のうちに体調が回復します。


 元気になると、何か食べたくなります。

 そんな時は決まって冷蔵庫をあさってバナナを食べたそう。


 両親がよくその話をするのですが、たらこには冷蔵庫を自分で開けた記憶がありません。


 きっと本能でバナナを求めていたのでしょう。

 バナナは栄養補給にピッタリですからね。


 体調を取り戻したたらこはバナナを食べて布団にもぐります。

 そして、満足した心持で夢の中へダイブするのです。


 夢の中でバナナに乗って何処までも旅をする。

 風邪の不調などなんのその。

 バナナは無限の翼を与えてくれるのです。




 おそらく、ほとんどの人が口にしたことがあるであろうバナナ。

 バナナを話題に出すことってあまり無いと思います。

 いい機会ですから、たらこにお話を聞かせてもらえませんか?


 あなたにとってバナナの想い出はなんですか?

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― 新着の感想 ―
[一言] 十日で六ヶ国、電車のみで旅していた時に、ひたすらバナナ食べていましたw 持ち運び簡単、食べた後は荷物にならない、安め、満腹感ある、シュガーブースト等々…バナナは低予算旅行には欠かせない要因で…
[一言] バナナの思い出ですか。 ミキサーで夫がときどき作ってくれる美味しいバナナジュースを、私もデカい息子たち二人も喜んで飲んでいます。 まだ思い出と化してはいない、現在進行系の話ですが、いずれは…
[気になる点] ばなーぬ、どこかに売ってないだろうか。 [一言] バナナといえば、コバエとの戦い。(なんて夢のない!) 食べたバナナを置いておくと、必ずコバエが飛んでいる。ヤツめ!どこからきやがった!…
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