ナニモノ
かなり空きました、気をつけます。
めっちゃ短いですね…ごめんなさい。
ーーービュゥゥウゥーーー
冷たい風が通り過ぎていく。
あたりの様子を見ると、もうかなり日が落ちてきている、
あと1時間もしないうちに真っ暗になってしまうだろう。
そんな様子を気にもとめず、誰も来ないような大樹海をクライムは歩いて行く。
(どこまで行くつもりなんだ....。)
[彼]は、クライムがどこに向かっているのか全く分からず、
だんだんと不安な気持ちになってきていた。
それは、クライムが1度も止まらず2時間以上も真っ直ぐに突き進んでいるからだ。
ここまであの国から離れると、
今まで見たことも無いような植物や動物もたくさん見かけるようになってきた。
それでもクライムは、疲れた様子を全く見せずにどんどんと進んで行く。
(よく体力が持つなぁ…。)
などと[彼]は、不安をとうりこして感心し始めた。
なにせクライムはまだ《120歳》ほどにしか見えなかったからだ。
そんな事を考えていると少し奥に開けた土地があり、
テントのようなものがたくさん建ててあり、
その近くには同じような見た目の服を着て、
同じような武器を持つ者達がたくさんいた。
(こいつら...何者だ!?)
[彼]は、今まで見たことの無いような武器を持つ者達にとても驚き、
その息の合った隊列での行動の練度の高さに小さくはない恐怖心を抱いた。
「おっ!クライムさんじゃないっすか〜! 始祖のヤツらの居場所は掴めたんですかい?」
さっき見えた隊の先頭にいた者がこちらへとやって来て、クライムへと話しかけてきた。
「あぁ、分隊長か。ある程度の見当はついたぞ。」
クライムもその分隊長という者の質問にしっかりと答えている。
その2人は、もうかなりの時間を共に過ごしてきたであろうことが、
その場の空気から伝わってくる。
(どうなって…いるんだ、クライムはこいつらの仲間なのか!?
それに、ティアの住む土地のことを調べてどうするつもりだ……。)
[彼]は、クライムや他のやつらのことをしっかりと知るべきだと考えて、
2人の会話をしっかりと意識を向けた。
しかし、2人の話は夕食についてに変わり、
その日は夕食を食べてすぐに寝床のあるテントへと入り、すぐに眠ってしまった。
投稿ペースおちます…。