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【足利】 久秀との謀反


足利義昭と松永久秀が京都と奈良で謀反を起こした。

どうしよう。


放っといてもいいかな。

武将もいないのに 2人で何が出来るの?


丁度良い。紀伊雑賀衆の鈴木孫市呼ぼう。鉄砲隊 実践訓練だ。鉄砲隊の孫市を待ってると、呼んでもいないのに四国の長曾我部元親が来た。

「一大事と聞き馳参じました」

強く手を握ってる

「痛い痛い」

「門の恨みです」

「壊したの自分らだろ。あの門どうした?」

「そのままだ。我が家には必要ない」

「どんな田舎だよ。おい!」

「里見が責任持って守るんだろ」

「まあな。土佐には誰も手出しさせん」


「総大将は、元親おまえだ」

言っておく事は二つ。

鉄砲の前には出るな。

戦う前には御託を並べ「我が軍は、正義だ!」と叫べ。

「それに何の意味がある?」「必勝のジンクスだ」



「皆の者、よく聞けぃ」

「これより謀反者の義昭、久秀を成敗する。友の義弘の恩を忘れての私利私欲。痴れ者である」

「友への恩返しだ。我らが正義だ!」


孫市曰く「朝廷に相手にされなくなるがな」


まずは鉄砲隊の射撃。入れ替わりの連射。

よし、門を壊せ。爆薬で壊す。敵兵が出て来たところを一斉に射撃。連射が続く。クリアした。次の門へ。

一斉射撃。連射。クリアした。敵はもう降参らしい。


長曾我部勢は、何も出来ない。

「俺たち、土佐から何しに来たんだ?」

総大将様、裏切り者を斬ってください。

いとも簡単に戦が終わった。


「でかした元親。首尾は上々だ」

「ああ、あまり勝った気がせぬが」

「褒美として馬を家臣全員分用意しよう」

四国の馬は農耕用の太くて小さい馬だ。大喜び、歓声が上がる。さらに刀も良い物を用意するぞ!

「気前の良い事だ。何がある」

「九州に行って欲しい。先の鉄砲隊と一緒だ」

「俺たち、意味があるのか」

「九州勢は知っての通り勇猛果敢だ。元親の様に気転が効いて行動が早い者が適任なのだ」「鉄砲隊と組めるのは元親しかいない」

「調子が良い。で、いつだ」

「今だ。すぐ向かってくれ」

「四国統一はどうする?」

「兵を二分してくれ。足らない分は補充する。」


まあ良い。今夜は無礼講。おもいっきり酒を飲んでくれ。

「なあ元親。おまえの息子は一角の人物だ」

「当たり前だろ。俺の自慢だ」

「絶対、九州には送るな。自分の才を過信して怪我をするぞ」

「よく注意させる」

「ダメだ。送るな!最悪帰らぬ。余計な事を言った。すまぬ。許せ」

「よい、考えておく」

「信親を九州に送るなら九州征伐を中止して良いから」



元親は初めて出来た対等の友人だ。仲良くしたい。子供の死で悲しむ姿を見たくない。



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