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【紀伊半島】京 目前

紀伊半島の調略は順調だ。

三好って思いの外、嫌われてる。伊賀・大和も説得出来た。

もう、京都も目の前だ。


味方になった武将もそれぞれだ。

「松永久秀」までいる。どうしよう。絶対、裏切るよね。ご機嫌伺わなきゃ。どっちが偉いんだか。

「伊賀」は、忍者でしょう。百地、風魔とか?服部半蔵も小田原にいるよ。怖いから、松永久秀に押し付けちゃうか。「悪の手先」みたいだ。悪い事、企みそうだね。


足利義昭の悦び様。ないわ。それ。ひいてるよ周りが。

調略だけで国が広がったのは義昭のお陰だけど。感謝はしないよ。



来たな!宣教師。

西洋のもの持って来て自慢されても、驚かないよ。地球儀はいるかな。家臣達に自慢出来るから。

布教は許さないよ。火薬と交換だから。

「オー シット」って「クソがっ」って意味だよね。

英語わからないと、思ってるでしょ。

ポルトガル語は、知らないけど伝わっちゃうよ。


次は堺の商人の親玉か。

三好を倒しても堺は特別手を出さないよ。

精々、日本の経済の底上げでもしててください。

ただし、条件をつける。

不当な金額で里見家と取引した場合、堺は潰す。

鉄砲の大量注文するので、安く揃えろと伝えた。

里見家の特産品は多い。小田原・尾張に港がある。東海道の整備もしてある。商人にとっては富のチャンスが広がっているのだ。


では、お茶会をしましょう。

この時代の文化だから、付き合ってやるか。


ある程度の流れは掴んでいる。タブーも知っている。

風情を楽しみ、美味しく味わう事が大切だ。

「義弘様、感服致しました」

「いやいや、抹茶が美味しかった。ありがとう」

「ぜひ、またご賞味ください」

「いやいや、忙しい身での。難しい。最初で最後かも知れん」

「そうだ。言っておく。篦棒に高い茶器も要らぬぞ」



京かぁ。興味ないなぁ。八つ橋なら食べたいけど。

ん?八つ橋 作れるぞ。材料揃ってる。新たな特産品見つけたかな?


次は京都に攻め込む。作るぞ!八つ橋。


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