【北条】 小田原城の攻防
小田原城を、5000の兵で包囲された。三ノ丸ではまだ、戦いが続いてる。小田原城を守るのは里見勢1000人。
負けたかも。
さすが、小田原城だけあって兵糧はたんまり。1000人なら数十年分あるだろう。たかが1000人じゃ守れないけどね。
5000人どころか、これからも増えるんだろうな。1万は固いな。どうしよう。一斉に城壁登られたら1000人じゃ防げないよ。クーデターに失敗したテロリストの様だ。
ん?どうしたのかな?足並みが揃わないのかな?
そっか?
小田原城、取られちゃったら、北条家のご威光も全く形無しだもんね。帰る家無くなっちゃったら、途方にくれるよね。
でも、5000人って 里見家総動員しても届かないよ。
ふっ。好き勝手に突っ込んでくるな。烏合の集だね。まさに。弓矢の餌食さ。全軍を指揮する威信なんて今の北条家にはないもんね。瓦解して欲しい。
ただなぁ。矢の在庫がな。少ないんだ。北条氏政さん。ちゃんと用意しなきゃダメじゃん。
この城良いわ。気に入った。後はこっそり里見勢を引き入れたい。これだけ、大きければどっかから入れる筈。
無理かなぁー〜。半兵衛さん。どう思う。無理か?
秀吉なんか、数万の兵だよ。包囲するならそれくらいじゃ無きゃ。
よし、落ち着いた。次の作戦だ。
状況確認から
北条軍は数は多いが弱い。兵糧も少ない筈。
籠城中の我が軍は士気も高くて兵糧も充分。
勝てる。
負けるとしたら、圧倒的な兵力差での強襲だ。
今はまだ、兵をまとめきれてないけど、北条家、歴代の家臣を中心に強襲して、従属の勢力がそれに続く感じか。
弓矢を大切に使い、門の防御を徹底して、どこから攻めて来るかいち早く掴む。本陣近くからの強襲の線が強いな。どうでしょう?半兵衛さん。
来た!強襲。
やはり本陣正面から。必死だ。強い。弓兵頑張って。
ふう。やっと退却したよ。もしかして、北条軍はこちらの弓矢の在庫知っているかも。当然か。自分のお家事情だもんね。
本国からの支援も期待薄だし。北条は人海戦術で阻止するだろうな。やばい。
何度も攻め立てる北条軍。撃った矢を回収に行ったら此処ぞとばかり雪崩れ込むんだろうな。狙ってるよね。
とうとう矢が尽きた。北条勢の狙い通りだ。兵糧も少ないくせに良くやる。
来るな。全軍突撃。門の入り口で戦うしかない。開門だ。いつまで持つかなこの戦。
北条勢も度重なる連戦で疲れている筈だが、必死なのか手強い。体力無尽蔵と思われた『門の主』弁慶も疲れが見える。もはや、これまでってつい考えてしまう。
『諦めたらゲームは終了』なのに。座右の銘にしよう。
さすがに諦めたくなったその時、援軍が登場した。
その援軍とは「上杉謙信」。「神」かと思った。
北条軍は諦めた。ゲーム終了だ。
念願の小田原城が我が手に入ったのだ。