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【2周目】上総国 制圧

上総は大きく5つの勢力がある。

『木更津・市原・茂原・東金・いすみ』千葉県・房総半島の位置だ。


取るべき城は5つ。

『佐貫城・真里谷城・久留里城・大多喜城・峯上城』

重要拠点となるのは『真里谷城』。対北条氏への最前線だ。


私は国主である父・里見義堯に上総国の調略を進言。

「良かろう。好きにしろ」

よし、言質を取った。やっちゃうよ。


武将は「正木・土岐・酒井・山室・真里谷」


この中で城主・真里谷には城を無血開城もしくは、徹底して滅ぼすしかない。


先ずは、一番の名家・土岐氏に会う。

ここに来てやっと『読心』『説得』スキルが活きる訳か。今まで何だったんだろう。

しかも、『運』『魅力』のステ振りマックスだし。

これで、調略出来なきゃ誰が出来るって言うんだ。



さあ、面会だ。「面をあげぃ」と土岐が宣う。

私の後方に、義経・半兵衛が鎮座いる。


3人の顔をまじまじと見た土岐は、何かご納得の様子。

すでに半分くらい調略は成ったのかもしれない。


型通りの助力懇願のあと土岐は口を開いた。

「貴殿は、面白い農具を作り、新田を開発してると聞く。誠か?」

「はっ。馬が轢くクワを作りました。これで田畑を耕す時が大幅に短くなり、労働も楽になったと聞き及んでおります」

「それを我が領内にも分けてくれぬか」

「はっ。喜んで。他にも続々と新しい農具を作っています。共に国を豊かにしましょう。」

「貴殿は、合戦より内政が得手か」

「はっ。まだ初陣も無き若輩者ゆえ。ただ、民の笑顔は嬉しく思います」

「うむ。天晴れである。儂も見習いたいものだ。里見の嫡男。承知した」

「はっ」 って何を承知したのかはよくわからんが好感触だ。


そんなこんなで、他の城主とも面会。

全ての城主が、新しい農具に興味があるらしい。

そりゃ そうだよね。誰だって新田開発したいもんね。



ただ、正木はさらに突っ込んだ話となった。

「貴殿は領内各地に栗の木を植えたと聞いたが。」

「はっ。誠にございます。法面などの急な傾斜地は田畑にするのが難しいとの判断です。木を植えるのが最善かと。この領内の様な内陸部であれば、甘い果実など適しているでしょうが。いずれ、各地の物が流れ、商いが盛んになると考え、特産物を思案しているところです」

「ほほぉ。面白い。もっと聞かせろ」


物流から特産物の効果など話は永遠と続き、義経はもう懲り懲りといった様子であった。



帰城して里見城主・義堯へ首尾良く調略が進んでいることの報告。

「で、真里谷城は如何した?」

「手付かずにございます。いずれは父上の居城となる城。慎重にと思案しているのですが」

「うむ。承知。真里谷など武将としての価値もなし。一族郎党皆攻め滅ぼしてくれよう」

「さすが、父上」(怖いです。恐ろしいです。)



5城の内、4城を味方につけた里見勢は真里谷城を包囲。父・里見義堯の城攻め強襲にあえなく陥落した。


義堯は、真里谷城を居城と定め北条氏を睨む。

配下武将に土岐・酒井・正木を加え、弱小大名から小大名くらいになった。


私は佐貫城を与えられ、対北条氏への前線が出来上がった。












次回は、ついに北条氏との対決です。

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