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第1部 「狩りの開拓」 18話 Lupus

「結局あのクマだかグリズリーだか言うオッサンは誰だよ。なんか凄いらしいが」

あの後始まった宴会の片付けのついでにノブナガに聞いてみた。それを聞いたノブナガは心底あきれたような顔をして見せた。

「師匠・・・それ本気で言ってるであるか?ナイトオブケモナーといえば今最大手のギルドでござるぞ。最初はワービーストのみを入団させていたのでござるがいつの間にやら他の種族を引き入れ、ヘッドハンティングや吸収合併を行って地道に成長をしてきたギルドでござる。さらに実入りのいい狩場を抱き込んでいるから団員のほとんどが高レベルでござる。兄上は何を考えているやら・・・」

話を聞いてみると相当ヤバい相手らしい。ウコンは何考えてるのかわからんヤツだったが今回は輪をかけて読めない。

俺はその時、窓からのぞいている視線に気づかずに考えていた。

※※※

「どうであるか、帝守護兵団の様子は?」

「あの後宴会を催したようですがウコン殿は酒の類は一滴も飲まず、終わるとサコン殿と居室に籠ってしまわれたようでござる。おそらく我々に宣戦布告したのを今になって後悔しているものと思われます」

「クックック、やはりな。これで吾輩たちの力を見せつけることができるであるな。吾輩たちに逆らうギルドの者たちもこれで吾輩たちに逆らうことの愚かさを知るはずである。ククク、ハァーッハッハッハ!」

盃をあおり、高笑いするのは「ナイトオブケモナー」団長のベア・グリズリウス。傍らには黒装束と覆面で顔を隠した黒髪の少女。

「では、自分はこれで・・・」

「うむ、行ってよいぞ」

そのまま少女は部屋を出る。部屋を出た彼女は

「これで良いんでござる、これで」

と呟いた。

※※※

「明日は戦争ってやつか。となると、やっぱコイツか」

俺が部屋で取り出したのは一つの武器、これは今まで使ったことがなかった。

「使いこなす自信もなかったしな・・・」

だが、今なら使いこなせる気がしたからこそ出した。この「憤怒のルプス」を。


憤怒のルプス 武器 レア度?


※※を達成せし者に与えられる※※

スキル ???

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