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詩集「くらしいの歌」

遠い昔の親友へ

作者: くらきしい

ふとした瞬間思い出します

仲良くしていたあの子のこと


ブランコ、鉄棒、すべり台

毎日一緒に遊んだね

何度も約束したよね

ずっと親友


いつから、どこで

どうやって仲良くなったのか

何もかも忘れました


きっかけは些細なこと

喧嘩の仕方も知らなくて

貴方といるのが苦しくて

私の方から貴方を捨てました


お互い何度か

絆を取り戻そうとしました

誕生日に贈り物を渡したね

一時しのぎにしかならなかった


いつしか、変わってしまった

私も貴方も

本当の友達がわからないまま

きっと貴方も孤独で

でも

話しかけることも

手紙を渡すことも

もうできませんでした


学校が離れ

貴方を駅で見かけるたびに

声をかけたい衝動が起こりました

けれど、私の声は

傷ついてしまって

もう出ませんでした


ベッドで一人

貴方を思って泣きました

そんなことも

今はもうありません


ただ、思い出します

ふとした瞬間、貴方のことを


もう一度会ってくれますか?

会いたいです

連絡先も知らない貴方と

もう一度親友になりたいと

願う私は馬鹿ですね


幸せでいてくれたら、

それでいいんです


ごめんなさい

そして、ありがとう


サヨナラ my best friend


親友を大切に

縁を切る前に喧嘩した方が良いですよ


ありがとうございました

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