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短編コメディ

ラーメン偏差値

作者: 馬

この町のラーメン偏差値は低い。

あんな平凡なダシ・スープ・麺にトッピング・・・。そんなラーメンでも人はお金を払うのか。

この町の人々はおかしい。

ちょっと流行に乗った雰囲気の店舗だったら、行列に並んでまでそのラーメンを食してみたいと思うのか。

こないだ行った、ランキング一位の店なんて最悪だ・・・。

とりあえずの豚骨醤油、とりあえずの煮卵、なんとなく焦がし醤油。

私の総合評価は100点満点の40点だ。

あんな程度のラーメンなら、これまで嫌ほど食べてきた。

まず都会でラーメンに興味があったら、全国各地のラーメンが食べれるだろう。

それぞれの店主が、その本場で修業した味を都会の肥えた舌の持ち主達に向かって挑み、且つ競い合っている。そして、俺はその中で興味をさらに引いたラーメンは本場に出向き確かめる。

俺のラーメン偏差値は高いはずだ、いや高い。


この町はなんだ・・・まず、ポリシーが無い。そして「らしさ」が無い。

何かのマネ、そしてポイントすらズレている。

値段設定も異常だ、そこだけ一人前だ。

満足げに店を出る人の気持ちがわからん。 

この町ではこれでいいのか・・・。他を知らないからこれで満足なのか。


これならまだ、カップラーメンを食べた方がマシだ。

最近のカップラーメンも進化してきてるしな。

下手なラーメン屋より旨いカップラーメンはいくらでもある。


俺はコンビニへと向かう。

そして・・・。


あの○○がついに商品化!

待望の新作 ××家ラーメン!


ふむ、とりあえずこれでもこの町のラーメンよりマシだろ。

レジへと向かう。


ピッ


「348円になります」


高ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!





高い、高いよね、最近のカップラーメン。

私の中で200円を超えたら負けっていうルールができています。



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