ガールズトーク
9割がた実話の200文字小説です。
「誕生日なんだって? おめでとー」
「ありがとー。そういえば、みんなの誕生日はいつ?」
「私は八月。夏休み中なんだよね。みんなでパーティーとかしづらいんだよ」
「バースデーメールは送るよ」
「あたし、十二月二十四日! クリスマス以外のケーキが予約しにくいったら」
「うわあ」
「わたし、二月。自分の誕生日、あんまり好きじゃないんだよね」
「なんで?」
「本来ならプレゼントもらえる日なのに、あげる側だと思い込まれるから」
ちなみに私はクリスマス直後。明らかにケーキ屋さんが脱力モード……。