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レベル上げとLive

「さてと、レベル上げだね」

「強くなるんだね! ひゃっほーい!」(オボロ)

「きゅあ!」


「これがラビット?」

「うん、そうだね!」


ラビットっていうのは初心者向けのモンスターで、うさぎをデフォルメしたモンスターだ。

可愛くて動物好きなら倒せないんじゃないだろうか。

私は動物好きではないので何十体も素手で倒していると、アカツキが口を開いた。


「あ、そうだ!」

「なに?」

「配信しよう!」

「唐突だね」

「まあいいじゃん!」

「きゅう!」


ヘルプを見ながら配信画面を開く。

チャンネル名は、「ワンダーランド・ショウタイム!」


「はじめまして! 今日NLWO始めたアカツキと!」

「オボロです!」


︰かわええ

︰美少女との百合


「そして今から皆さんの期待を裏切るために素手でラビットを倒そうと思います!」


︰えっ

︰武器ないの?


「短剣ならあるよ?」

「ききゅ!」


︰短剣

︰鳥?


「なんか霊鳥フェニックスユニークネームド「インビジブル・サンライズ」って子らしいですよ? リコリスって名前です!」

「私の子は霊鳥ガルタユニークネームド「シャード・サンライト」のアセビだよ!」


︰???

︰なげえ!


「つまり、短剣で倒せばいいんですね?」


︰短剣って不遇な武器だったような

︰初心者だから大目に見ようぜ


「えい!」


︰何百mかは知らんけどすごくね?

︰近くにいたプレイヤーだけど、大体400m先のラビット倒してる

︰つっよ

︰確か投擲スキルのシステムアシストでも頑張って20m

︰つまりオボロには400m先の、しかもちっさいラビットが見えて当てれると?


「えへへ、アカツキのほうが当てるよ? 私はどちらかというと暗殺技術が高いんだ」

「私の方が当てるのは確かだけどね! 暗殺技術は奇襲程度!」

「きゅ!」


︰アカツキ怖い

︰オボロも

︰暗殺技術ってなんだよ…


「まあ家の秘密とかで教えれない技もあるけど、暗殺に特化した技術でね? もうしてないけど技術だけ高いよ」

「たとえばね!X線使用監視カメラを目の前通っても感知できない技とかあるんだ!」


︰高いのはわかった

︰リアルチート、又はPS


そんなのんびり雑談していると、ラビットよりも大きい魔物の唸り声が聞こえてくる。

黒い毛を持った大きい狼。


「GYAAA!」

「なんこいつ!」


︰おそらく血に染まりし大狼「ブラット」

︰なんそれ

︰討伐報告が一個もない、剣舞のクルタも倒せなかった化け物。 エリアボスよりも強いから実質エリアボス

︰は?あの最前線のプレイヤーが?

︰強すぎて魔物に対してGMコールしてたプレイヤーもいる


「戦ったことないけど懐かしいねこれ! 戦い方はお父さんだけど、技術はお母さんのそれだ! でもお父さんとお母さんに比べると弱い!」

「オボロ! 四肢をまず切り裂いて動きを止めるよ!」

「わかった!」


︰よ、弱い?

︰お父さんお母さん何者?


「アカツキ! まず私が目潰すよ!」

「じゃあその後に四肢を潰すのね!」


私の短剣で両目を潰す。

「GYAAAA!」と悲鳴をあげ、その時から動きが単純になっていく。


「次は四肢だ!」

「GYA!」

「ねえねえ!オボロ」

「何?」

「なんかブラット?がテイム可、服従状態って表示されてる気がするんだけど気のせいかな!?」

「うん! 気のせいじゃないね!」

「じゃあオボロに譲ろうかな!」

「ありがと! じゃあ【テイム】、名前は雌だからツバキ!」


︰テイムくる!?

︰討伐ではなくテイムか

︰雌なんだ


『ワールドニュース! オボロ様のプレイヤー最速で魔獣ネームドのテイムが確認されました。 オボロ様には10000ライラが送信されます。』


黒い粒子がツバキの体から去っていく。

粒子が去った後のツバキの毛は真っ白だった。


「わふ! わふわふ!」

「翻訳すると、瘴気を払ってくれてありがとう!ってこと? 瘴気ってなに?」

「わふ!? わふふふわふ!」

「瘴気も知らないの!? 瘴気っていうのは、魔人とか魔物に含まれているのものだよ! みんなが思ってる魔物はほとんど魔物じゃないんだ!って、ラビットも魔物じゃないの!?」

「わふ! わんわふふわふわふふ!」

「そう! 僕は最近魔物化しちゃったけど、元は聖獣なんだあ! ここらへんの領域を守るのが僕の役目! でももうオボロに付いて行くもんね!だそう」


︰新情報来すぎじゃい

︰魔物と瘴気、か

︰聖獣!

︰これ、もしかして魔人とかいるかはしらんけど魔神を倒して世界を救うってやつ?

︰テイム試したやついる?

︰テイム試した俺氏、特定の条件を取得していませんって言われ死に戻る


「疲れたから今日はここまで、次回は晴れてたら青空の下で料理作ろうかな!」


︰お疲れー

︰楽しみにするぜ!


「バイバイ!」



一方、その頃。


「部長! たいへんです!」

「どうした? 田中」

「推奨レベル40のブラットがテイムされました!」

「なに!?」

「しかもたった二人でです! そして瘴気についての情報が配信で流れました!|(まあ俺も見てたけど)」

「名前は?」

「アカツキ様とオボロ様です」

「なるほど、監視対象にして様子でも見ようか。|(この雰囲気じゃサボって私もその配信見てたとか言えないなあ。 でもあわよくば仕事という名目で配信が!)」

「わかりました!|(よっしゃ!仕事という名目で配信見れるぞ!)」


次話作りのためにワールドニュースを追加しました。

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