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いろはの短編集〜月見草編〜

冷たい人(200文字小説)

作者: いろは

 やっぱり貴方って冷たい人ね。




 静かにグラスを置いた私に貴方は寂しげな表情を見せた。


「ごめんね……」




 まさか突然訪れるなんてね。


 いつかこんな日が来ると覚悟はしていたけれど……。


 私の心は混乱するばかり。


 哀しい想い出が蘇り、


 楽しい想い出が蘇り、


 思わず感情が溢れ出し、


 泣き崩れる私に貴方は何も言わない。


 ただ黙って私の罵詈雑言を聴くだけで、




「酷いよ!」


 私は氷が入ったグラスを叩き付けた。




 やっぱり貴方は冷たい人だわ。

 最後から読み直すと趣が少し変わるかも知れません。

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― 新着の感想 ―
[良い点] そうなると、相手は何も語らなくなる・・。 時は流れるものか・・。
[良い点] 上から読んだ時の、最後のオチが面白かったです。ちょっとざまぁな感じもあって、爽快感もどこかにありますね。 逆行バージョンは、男性像が良い人格になっていて、仕方ない男女の別れ…そんな印象を持…
[良い点] 本当だ!!!趣が変わりますね!これ、新しい。激昂ルートと冷然ルートですね! [一言] どちらも冷たい別れ。静かに冷淡にお別れするルートのほうが、より冷たさが滲みるように感じました! 長いテ…
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