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第0話:俺が望まなかった非日常
血生臭い匂い、折り重なる死体の山、隣で倒れている仲間達、地面に落ちた自分の右腕と剣、そして目の前で人を貪り食う怪物。怪物が自分の方を向く。どうやら次の獲物は自分みたいだがもう立ち向かう力もない。
あぁどうしてこんな目に遭っているのだろう。自分は確かにスリルある非日常を望んだ。だが今目の前に広がるのは行き過ぎた景色だ。怪物が鈍く光る鉈を振り上げる。俺、不知火朔は迫り来る『死』というものを感じながらこれまでのことを思い返していた。自分がこのゲームに参加することになった理由そしてここまでの経緯を




