旅路と初戦闘
更新！今日めっちゃ頑張るやん自分、神じゃね？……はいすいません調子乗りました。
ここ、ライエル村は北に50Km歩くと王都・ヘルネシア、南に120Km行くと港町・アクシアスがあり東には龍窟の山脈、西には魔の森と言う危険地帯がある。
ライエル村は小さい村ながら王都から港町に向かう人々の中間地点として使われていて最近は村長さんが宿屋を増設するかしないかを考えていたそうだ。
リルの両親は有名な冒険者だったらしいのだが、旅の途中に出会ったこの村を気に入ったことや母が自分を産むことも合さってこの村に永住することに決めたそうだ。
「それにしてもなんもないなー」
リルは今王都に向って20Kmほど進んだところに来ており、正確な時間は分からないが夕刻の時だと思っている。
既にミネルさんから貰ったサンドイッチを食べており、喉も渇き始めていた。
「あ〜。喉渇いたなー。」
と言いながら2Kmほど進んだときに異変が起きた。
-ガサガサガサ-と立てながら草むらが揺れて中から緑色の液体のような固体の生物。
スライムが現れた。
(うーん。どうしようかな……よしっ！僕が戦えるか確認ということで戦ってみよ！)
指輪から短剣を2本取り出してスライムに一突き。
-ブシュ-と音を立ててスライムは消え去った。
「え？！弱っ？！」
この時のリルは知らなかったがリルはLV.1にしては異常なステータスを誇り、さらに強い装備をつけているため明らかにオーバーキルなのだ。
このスライム、正式名称はグリーンスライムと言うのだが高い物理耐性を持っていて普通は魔法を使って倒すのだがそんなことを知らないリルは短剣を突き刺し、倒してしまったのだ。
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--LVが2に上昇しました--
--スキル"短剣使い"を入手しました--
--スキル"二刀流"を入手しました--
--スキル"器用貧乏"を入手しました--
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ちょうど弱いといったとき天の声(リルはそう呼んでいる)からメッセージがあった。
「へー。スキルってこんなに簡単に手に入るのか〜。」と呟いた。
実際はそんなことはないし、他の人がきいたら激昂する発言だがリルは知らない。
実際はスキル"英雄への道"の効果とリルの素の呑み込みの良さが合さってスキル習得を簡単にしているのだ。
「あ、スキルの能力みてみよ」
そう思い「ステータス」と呟きステータススキルに"鑑定"を使う。
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"短剣スキル"LV.1 短剣の扱いが上手くなる。最大LVは10である。
"二刀流"LV.1 武器を同時に使用する時、その技能値にプラス補正。攻撃スキル使用時に両方の武器で使用出来るようになる。ただし両方の武器で攻撃スキルを使用する場合威力が6割に減少する。最大LVは10である。
"器用貧乏"LV.1 攻撃スキルの威力が下がらなくなる。他のスキルによる威力低下やデメリット効果を無くす。生活魔法が使えるようになり、魔法の発動時、消費魔力を1割減少させる。最大LVは10である。
"生活魔法"簡単な火。水。光を出す魔法。使い方によっては戦闘にも使用出来るようになる。
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それからというもの、どんどんスライムが溢れるように出現し、それを片っ端から切っていった。
とうとう湧かなくなったころにはもうすっかり暗くなっていた。
「あー！楽しかった!」というのも、スライムを突く度に-プチッ-となるのが気持ちよく、途中でスライム地獄から抜け出しても良かったのだがプチプチするのに夢中で、暗くなっていたことに気づかなかったのだ。
「そいえばステータスってどうなんだろ。」
そう思い「ステータス」と呟く。
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名前 リル
年齢 10歳
種族 人族
職業 ？？？
LV.18
HP 4100／4100(+500)
MP 9500／9500(+500)
STR 3700(+100)
MAT 3700(+100)
VIT 3600
MDF 3600
INT 5400
RES 3600
DEX 4650(+100)(+50)
AGI 6500(+150)(50)
LUK 9000
スキル 英雄への道・鑑定LV.3・短剣LV.4・二刀流LV.3・器用貧乏LV.4・急所突きLV.4(相手の弱点攻撃時ダメージ2倍、なおレベルにより変動)・ダブルスラッシュLV.2(1つの剣で2回連続で通常攻撃の3倍の威力で攻撃する、なお倍率はレベルにより変動)
称号 スライム虐殺者
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強くなったなぁ
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因みに生活魔法でどうやって戦うんだ？と思ったそこのあなた！実は生活魔法って使い方によっては強いのでは？と思って考えたのですがかなり使えると思います！
例えば魔力を込めて光を出せば、相手の視力を一時的に奪えます。その間に短剣で倒せばいいです。
火の場合は威力は弱いですが、一瞬痛みに意識を取られる内に倒せばいいです。
因みに一番えげつない戦い方としては穴を掘り魔物が入った瞬間に水で窒息させればいいですね!
まぁ色々戦えますが一応生活に必要なので生活魔法です。
