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ボス戦と絶望とテンプレ

凄く眠いですw

割と?快適な夜をテントで過ごしたリルは軽い朝食を済ませてから50層のボスに挑むことにした。

ボスがいる扉を開け、中を見る。

すると薄暗いボス部屋にポツンと佇む黒い影があり、大きさは僕の2倍くらいあるがキングロックタートルよりは遥かに小さいボスだった。

よく分からなかったためリルは鑑定を掛けた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


[不死王]・リッチー


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


と出てきた。リッチーとはアンデットと一種で魔法を使い相手を倒すという魔物でランクはBランクに匹敵する。

しかし本には書いていなかった[不死王]が気になったがとりあえずアンデットということで光魔法のライトニングを放つ。


すると「ぎぎゃぁ"ぁ"ぁ"ぁ"」という叫び声と共に浄化されていき思わず「弱っ!」と言ってしまった。

そして「ふっ、ふっ、ふっ、私は無敵だ!」みたいなことを言って復活することも無くえぇ〜、みたいな気持ちのまま待っているといきなり魔法陣が現れた。

そこから何か禍々しい魔物が出現して言葉を発した。


「グヘヘヘへ!女神の加護を持つ者よ!貴様の成長の仕方は危険だな。よって俺様、悪魔・アギト様が直々に殺してやる!無駄な抵抗をすると楽には死ねんぞ!」と言ってきた。そして思わず僕は……「え?!魔物って話せるんですか?知りませんでした!」と言ってしまった。

いや、だってさ?魔物が話すなんて珍しいじゃん?聞いてみたくもなるよね。うん。

と自己完結しているとアギトと名乗る悪魔(自称)がピクピクしだし「クソがテメェー!バカにしてんのか!言葉くらい話せるわ!ゴラァーー!」と叫び突っ込んでくる。

そして僕は「え?!沸点低っ!」と火に油を注ぐようなことを言ってしまい更にアギトが怒った。

そんなやり取りを数回繰り返すうちにアギトの動きが単純になっていった。

よく分からないがラッキーと思ったリルはスキを見てアギトの右手を切り落とす。

すると「ウギァァァ"ァ"ァ"、俺様の腕がぁーー!」と叫びながら蹲る。


蹲ったところを見逃す理由もなかったのでとりあえずアギトの首を切り落とすと「あぁぁぁぁ」という声と共にアギトが消え、代わりに宝箱が現れた。


え?!宝箱じゃん!ラッキー!と思いながら宝箱を開けると1冊の見覚えのある本が現れた。


それを開いてみると前と同じようにスキル:不老不死:を覚えました。と何やら凄そうなスキルを手に入れた。

さっそくスキルに鑑定してみるとリルは思わず叫んだ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


スキル 不老不死


能力 寿命による死亡を無効化。(ただし肉体的ダメージなどによる死亡は無効にならない。)・肉体的成長が無くなる。(LVやスキルなどは成長・獲得することが出来る。)・異常状態無効(毒や麻痺などの状態異常を完全に無効化する。ただしポーションなどの回復系なら無効にならない。)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


リルが叫んだ理由。それはつまり肉体的成長が止まる。という点だ。

つまり、つまりだ。身長が130cmくらいで見た目も完全に、とは言わないが女の子に見える見た目から成長しないのだ。

一生。一生。


思わず「アギトめ!絶対許さない!」ともう居ない相手に怒りを向けた。


しかし早くボス部屋から出ないと他にボスを倒しに来る人もいるかと思い、スキルを消す方法がないかローグさんに聞くために転移魔法陣で僕は迷宮の外に出た。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


迷宮から出たリルは「はぁ〜〜。」とため息を付きながらギルドに向かった。

もうどうしようかなぁ、と思いながら歩いていると横から3人組の男が現れた。


何だろうな?邪魔だな?と思っていると3人組の男の1人、何かデブ?というか図体がデカい?みたいな見た目の男がいきなり「おいガキ!ボコされたくなければ金を寄越しな!」と言ってきた。


思わずは?この人たちは何を言ってるんだろ?と考えてしまった。


するともう1人のひょろひょろの男が僕が怖くて喋れないと思ったのか調子に乗って「ギャハハハハハハ!こいつ、怖くて喋れねぇみてぇだぜ!」と言い、他の2人も笑ってくる。


この時点でかなり苛ついていた僕は思わず「あなたたち。いい年して年下のやつに金を要求するとか恥ずかしくないんですか?冒険者でもやってお金を稼げばいいじゃないですか。

あ。それともお金がなさすぎて武器を買うお金もないんですか?でもおかしいですね?腰に剣を刺してるじゃないですか?

それでスライムでも狩ってくればいいじゃないですか?あぁ、それともスライムすら倒せない貧弱なんですね!なるほど。ならスライムにも勝てない雑魚さんたちは僕に勝てないのでお引き取りください。僕、用があるので。」と言った。


すると3人組が頭に血管を浮かせた。

そして筋肉質のガタイが良い男が「クソガキが!死ね!」と叫び殴りかかってくる。

あまりにも動きがダメダメでしかも動きが遅すぎて何かのフェイントかと思いながらも筋肉質の男の懐に潜り、思いっきり殴りつける!

すると重量を無視したかのように7メートルほど飛んでいき頭から地面に墜落した。

うわぁ、痛そ。まぁやったの僕だけど。

と思っていたら残りの二人が「兄貴!」と言ってから僕に向かって「あいつ、強いぞ!二人がかりでやるぞ!」「おう!剣使うぞ!」と言って腰に付いていた剣を抜いた。うーん。どうしようかなぁ?と思っていると二人同時に切りかかってくる。

しかし剣を抜いたところで動きは変わらず、むしろ剣の重さで更に遅くなっておりそんな動きで僕に叶うはずもなく僕は男たちが持つ剣を魔法で強化した指で折りながら二人のお腹に蹴りをいれ兄貴と呼ばれた男の上に飛ばしていく。


下敷きになった兄貴とやらは「グフッ!」と言った声を出しもう二人は「バケ……モノ」だとか「悪魔……だ。」と言って倒れた。

それを見た僕は「バケモノだとか悪魔だとか……とんでもない!」と言ってから男3人組をドロップアイテムの紐で結び、地面に引きずりながらギルドに向かった。

だって面倒くさいじゃん?担ぐの嫌だし。と思ったからだけど。


それを見ていた周りの人は全員(((((うわぁ〜〜。痛そう)))))と思いながら見ていたとさ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


やっとギルドについた僕はよく分からないへっぽこ3人組の男を紐で結び引きずりながらギルドに入った。

すると周りからえ"?!みたいな視線が集まり、ちょっとイラッと来たがなにもされていないのだから何かするわけにもいかず、全部3人組の男が悪い!許さないんだから!と思いながらカミシャさんに近づいた。

雑務をしていたのかこちらに気づいていなかったカミシャさんに声をかけると「ひゃっ!」と言う声を出してこっちに振り返ると「え?」と言う声を出した。

そして数十秒ほど沈黙してから「…………ねぇ?リルくん。それ……どうしたの?」と聞かれたので「えーと、帰り道にこの人たちが前に出てきて、通りたければ金を払いな!みたいな?ことを言ってきたんですよ。だけど嫌だし早くギルドに向かいたかったんで僕3人に魔物でも狩ればいいじゃないですか?それとも弱すぎて勝てないんですか?って聞いたらいきなり怒ってきて……1人が殴りかかって来たので殴り飛ばしたらもう二人が剣を抜いてきて、しかたないから指で剣を折って蹴りを入れて気絶させてから紐で縛って連れてきました。」と答えた。

話をしているとどんどんギルドが静かになっていったがみなが思っていることは同じだった。それは……「ねぇ。リルくん。指で剣を折るって………何?」とみなの気持ちを代弁したかのような質問。

とりあえず僕は「え?魔力を指に集めて、バキッ!ってやるんです。」と答えた。

すると周りが一気に騒ぎ出し「なぁ?そんなこと出来るのか?」「いやいや。出来るわけないだろ」「てか3人相手に余裕とか化物だろ」「てかあいつら恐喝の常習犯じゃね?割と強かったはずだが」「あの子……強いしかわいいわねん。ジュル」と言った声が聞こえた。

あと最後のオカマ!あいつだけは要注意な!僕の危機だ!と考えていると最近割と多いカミシャさん機能停止から復活したカミシャさんは「え?そんなこと出来たっけ?あれぇ?出来るのかなぁ?」と呟いていた。まだ機能停止から覚めていなかったみたい。

とりあえずカミシャさんに「あの。この人たちどうすればいいですか?」と聞くとカミシャさんは、はっ!という感じで「私は何を…」と言ってから僕に「えっとリルくん…リルくんは嘘ついてないって分かるんだけどとりあえず調べてもいい?」と聞かれた。別にやましいことなんてないし「いいですよ。」と答える。

するとカミシャさんが石を取り出し「触ってみて?」と言う。

それにしたがって石を触るがなんの変化もなかった。うん?と思っているとカミシャさんが「うん。大丈夫だよ。問題ないよ。石から手を放して。」と言った。

なので石から手を放し「これって何だったんですか?」と聞くと「悪いことしていたら黒く染まって、悪いことをすると真っ黒になっていくんだけど……真っ白だから大丈夫だよ。」と答えてくれた。

良かった。と思っているとカミシャさんが「この男たちを拘置所に連れていって」と言うと近くから男の人が何人か来て連れて行った。

それを見ていたが僕は用事があったことを思い出してカミシャさんに「そういえばローグさんに用があるんですけど。今日います?」と聞くとカミシャさんは「いるよ?何か大事な話?私ついていかないほうがいい?」と言った。なので僕は「大丈夫ですよ。一緒に行きましょう」と言うとカミシャさんは嬉しそうにしながら僕について来た。そんなにローグさんが好きなのかなぁ?と思いながら僕とカミシャさんはローグさんの部屋に向かった。



アギトが強すぎて絶望するのかと思いました?残念!その後でしたーww………調子乗りましたすいませんでしたぁぁ!

まぁそれは置いといて悪魔・アギトとのやり取りは決してわざと挑発した訳じゃなくて天然です。

それにしてもリッチー完全ネタキャラ……そういうならアギトもですけどねw

あとたまにあるんですけど本文よりあとがきが長くなることあるんですよねw

まぁ今日はこのへんで……

最後に良かったら評価よろしくお願いします!

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