魔法実験とボス戦と
短め?です。明日はもっと長いかも。
疲れて眠い。
「よし、行こうかな!」と1人で宣言するリル。
昨日教会に行った後、疲れていたのかすぐに寝てしまった。
朝起きた後はギルドに行って依頼[ロックタートルの尻尾を2個入手]という依頼を受けてから迷宮の前に来た。
「それにしてもどうやったら30階層まで行けるんだ?確か転移魔法陣付きの石碑には登録出来るって書いてあった気がするんだけどなぁ」と思ったが結局分からず、近くの人に聞いてみることにした。
「すいません。登録した階層にどうやって行けばいいんですか?」
「何だ、そんなことも分からないのか?まぁいい、教えてやろう。」と言われちょっとイラッとしたが話を続ける。
「はい。ありがとうございます。」
「おう。登録した階層に行くのは迷宮に入るだけで大丈夫だ。自動で登録した階層まで転移するからな。」
なるほど。入るだけでいいのか。
「ありがとうございました。ではさようなら。」
「あぁ、気をつけろよ。」と挨拶をしてから僕は迷宮に入って行った。
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「そいえば魔法ってどうやって使うのかな。うーーん……とりあえず火をイメージして、魔力を手のほうにぐーーっと、火をつけるイメージで……お、出来た!」
リルの指先には拳より少し小さいくらいの火の玉が出来ていた。
普通は詠唱を行い魔力を自動で集めるのが基本なのだがリルは持ち前の操作力とイメージ力で無詠唱を獲得した。
それからリルは色々な魔法を使っていった。
途中でロックタートルの群れが現れたが水魔法のアクアカッターを使い切断していった。
アクアカッターの原理は水を圧縮して速い速度で放つことで切断するのだがリルはそこに回転を加え更に威力を上げていった。
いくつか階段を降りていくとそこには大きな扉があった。
「あ、40階層のボス部屋!何が出てくるのかなぁ」とわくわくしながらドアを開けた。
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ボス部屋の扉を開けるとそこには…………亀が居た。
正確に言うならば外皮は岩に覆われゴツゴツとした形。
大きさはロックタートルの30倍ほど。
明らかに硬そうな見た目で、リルは凄く面倒くさそうだな〜。と思った。
するとその時巨大亀とバッチリ目があってしまい亀が口を開けるとリルの体よりちょっとでかいかな?くらいの岩を口から吐き出した。
「危なっ!」と反射的に避けたリルは思わず叫んだ。
岩が落下したところを見るとそこには半径10メートルくらいのクレーターが出来ており、当たったら木っ端微塵になることはすぐに理解した。
すぐさま反撃をしようとリルは持ち前の素早さを活かし巨大亀に接近して剣で斬りつけた。
しかし見た目と同様とても硬くリルの手が痺れてしまった。
「硬っ!って痛ったー!もう頭に来たんだからね!くらえ、インフェルノ!」と言うと巨大亀に炎が纏わり付いた。
よほど効いたのか巨大亀は「グギャァァァァァ!」と大声を出し暴れ回った。
それでもまだ倒れず耐えたためリルは次の魔法を放つ。
「我が放つは聖なる火。如何なる魔をも打ち払う聖火よ!我が敵を打ち払え!セイクリッドフレア!」とリルが今使える最上級の魔法を使う。
これはリルが考えたオリジナル魔法で火魔法と光魔法の混合魔法でそれを一度ロックタートルに使ったときは半身がどろどろに溶けて、ドロップアイテムになった。
セイクリッドフレアは狭い範囲だがその分威力が高く、インフェルノの3倍火力が出る魔法で流石にリルも無詠唱は無理だった。
そんなこんなで巨大亀にセイクリッドフレアが直撃すると速攻で顔が溶け、ドロップアイテムに変わり指輪に自動で入っていった。
どんなアイテムかと思いリルは指輪の中の項目を見つけ鑑定した。
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キングロックタートルの外皮 長年外皮として使われており魔力が篭っている。
その硬さはドラゴンの鱗にかなり近く、装備としても優秀になる。
キングロックタートルの零核★ Aランク以上の魔物を倒すとごく稀にドロップするアイテムで使い方はそれぞれ。
キングロックタートルの零核の場合は溶かして装備に纏わせると強度と切れ味が倍増する。
形や大きさは変わらないのでとても優秀。
Aランク魔石 Aランク以上の魔物を倒すドロップする。
低ランクの魔石より使い道は多い
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とりあえずダンジョンから出たリルは依頼達成の報告のために冒険者ギルドに向かった。
途中に肉の串焼きを銅貨3枚で買い、食べながら少し歩くと冒険者ギルドに到着した。
冒険者ギルドはいつも通りの喧騒に包まれていて凄くうるさいと思ったが諦めてカミシャさんのところに向かった。
「すいません。カミシャさん。」
「あ、リルくん!何か問題でもあったの?」
「あ、いえ、依頼達成の報告に。」
「はやっ!」
え?そうかな?
「そうですかね?ゆっくり行ったはず何ですがね。」
「いやいや、おかしいからね!普通帰り込みで8時間は掛かるから!8時間でも早いからね!それを2時間くらいって……おかしいでしょ!」
「口調、乱れてますよ?」
「あぁもう!こっちが素なのよ。」
「なるほど!つまりカミシャさんは素になったんですね!」
「あーうん。もうそれでいいわ。それにしても帰り道はどうやって帰って来たの?」
「普通に転移魔法陣から。40層の」
「あぁ、なるほど……今なんと?」
「転移魔法陣から?」
「いや、その後」
「40層の?」
「あぁぁー!やっぱり聞き間違えじゃなかった!ねぇ?助けてもらったんでしょ!近くに冒険者がいたんでしょ?」
「いぇ、1人ですよ。あ、でも確かに強かったんですよ?キングロックタートル」
「「「「「は?」」」」」
今度は話を聞いてた全員がハモった。
「おいおい。今あいつキングロックタートルって言ってなかったか?」
「いやいや、聞き間違えだろ。だって40層のボスってハードロックタートルだろ?キングロックタートルじゃないはずだぞ?」
「いやでも、変異種って可能性もあるだろ?」
「ならあいつが倒せるわけないだろ。多分間違えたんじゃないか?」
「それもそうか!よし。飲むか!」
「おう。」
というような会話がありながらもカミシャさんが機能停止から戻ってきた。
「あ、あのぉ〜、リルくん?今キングロックタートルって聞こえた気がするんだけどぉ、聞き間違えよね?ハードロックタートルよね?そうでしょ?そうなんでしょ?」と言いながら僕の肩を揺さぶって来たカミシャさん。正直痛いです。
「いえ、キングロックタートルですよ?ドロップアイテムにもキングロックタートルの外皮って書いてありましたし。」
「いやいや!ドロップアイテムの名前見れないからね?普通!ってやっぱりキングロックタートル……いや、見間違えただけでしょ?ドロップアイテムの名前は分からないんだから!」
「あ、僕鑑定使えるんですよ。凄いでしょ?」
「いやいやいやいや、凄いけど!凄いんだけどさ。それかなりレアだから!珍しいからね!ってかやっぱりキングロックタートルの………見せてくれるかしら?」
「良いですよ?」と言って指輪から外皮を取りだす。そしてカミシャさんに渡した途端カミシャさんが重さに耐え切れずに倒れ込んでしまったのでとりあえずカミシャを支えて外皮をキャッチする。
「大丈夫ですか?」
「あ、あ、あああ、ありがと。で、でも!早く離れなさい!」と言われたので素直に離れた。
カミシャさんは一息つくと「確かにキングロックタートルの外皮かもね。ハードロックタートルの外皮はもっと軽いもの」と言って肯定した。
「それにしてもこれはギルマスと相談ね。ランクアップをさせなきゃいけないし。ついてきて。」と言われたのでカミシャと共に人生二度目のギルドマスターの部屋に向かった。
すやすや°(ーωー )スピー
(*゜ロ゜)ハッ!!
おはようございます!まぁ時間的にはこんばんはだけどねw
最近のマイブーム挨拶はこんばんちゃです!何か良くない?
それはそうと今日から学校休みですね!更新速度は早くなるかも知れないしならないかも知れないです!
だって俺アイデアが浮かんだら書いて即投稿するんだもん!
だからアイデアが湧いたら書くし湧かなかったら考えて書くから時間かかる!
だから基本気分次第!
俺は自分が楽しいと思って書くんだ!まぁ感想とかあればくださいな。
そいえば最近重大な問題があるんですよね。
それは………ゲームのスタミナが足んない!
周回とかやっても全然足りないからやりごたえがない!のにスマホの容量足んないからむやみにゲーム入れられないんだよね!
まぁくだらない話は置いといて今日も俺なんかの作品を読んでくれてありがとうございます!
これからも精進しますので誠によろしくお願い致します!
あれ?精進の使い方あってるよね?間違ってたら恥ずいな




