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会の始まりの夜 談笑と飲酒

もちろん青年の育成を目当てにした会なので

信仰についての学びもある

懇親の手段は文化

その夜

練成会の初日


司会の若い

みんなの兄のような神父が

軽い挨拶をして

なんとなく持ち寄りのような夕食で

親睦を深める目的が本音のような

飲酒の会が始まった


依然

南区のあの人は

公園のベンチで隣に座ったぼくのことなど

見たこともないような

むしろ存在にも気づいていないような

だからこそ自然な振舞いで

みんなと楽しそうに過ごしている


はじめの印象からの比較で

ぼくは

その人への第一印象的な評価を

ほんとは二度目なんだけど

なんだか冷たい感じだななんて


期待があるから裏腹で

裏腹だから寂しくて

寂しいから冷たさを感じる

なんていうのは

すべてが終わってから

10年経ってから

冷静になってから

気づくものだと思う


その時は

なんとなく諦めていた


隣には連れもいたし

区の仲良しの仲間もいたし


お酒は酔えない程度に

ほどほどに付き合いながら

歓談に勤しむ


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