4/13
平安京
建物の奥には刀が祀られていた。
(どこかで見覚えがある…)
輝は直感的に感じた。
老人「それに触れてみよ」
輝はそれに吸い寄せられるかのように刀に向かっていった。
そしてそれに触れた途端!
「パァァァア!」
刀と共に輝は青い光に包まれた。
………
男の子「ねぇ 大丈夫?」
輝「眩しい……ここは?」
男の子「ここは、約900年前の京都…いや、平安京だよ」
輝「平安京?900年前?って……平安時代じゃないか!!」
男の子「うん そうだよ 名前教えてなかったよね」
輝「うん」
男の子「僕は伊吹っていうんだ 人間からは茨木童子って呼ばれてる」
輝(どうなってるんだ…… 平安時代? 平安京? それに茨木童子って平安時代の鬼のことじゃないか……)
伊吹「まぁ とりあえずついてきてよ」
輝は伊吹に手を引かれ歩き出した。 (続く)