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老人と男の子
「おじいさん助けてください!」
輝は必至に言った。
するとその老人はニコッと優しく笑って、
「大丈夫じゃよ」
と言った。
輝はなにが大丈夫なのか全然わからなかった。
後ろを振り向くとそこには…
「ん?」
輝は少し驚いた、しかし少し安心した。
自分と同い年くらいの男の子が立っていたからだ。
(俺はなんであんなに騒いで逃げ回っていたんだ…)
輝ちょっと恥ずかしくなって顔を赤らめた。
それを見た老人とその男の子はクスクスと笑っていた。
すると突然、
「ポツリ」
雨が降り始めた
「とりあえず家に入りなさい」
老人は輝を家に招いた。
そして1つの囲炉裏を3人で囲み、老人と男の子は輝にあることを話し始めた。 (続く)