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乗せてもらいましょう

周辺に私の身体は無いようですので、もっと広範囲を探してみましょう。

服もなんとか出来ると有難いのですが…雑木林を抜けると、幹線道路のような広い道に出ました。う〜ん、見覚えがある道ですね。遠くに円筒形の大きな倉庫があります。よく見れば、『コメの助さん』の文字とイラストが描かれています…。思い出しました。広域農道です。

すごく立派な道なのに何で農道なんでしょう? いけません思考が横道にそれてしまいました。

確かこのみちをまっすぐ行けば、ショッピングモールがあるはずです。

「とりあえず行ってみましょう。」しばらく歩いてみることにしました。

「…結構、遠いですね…」

困りました。歩いても、歩いてもたどり着きません。やっと『コメの助さん』の倉庫にたどり着きました。ショッピングモールに着く頃には日が沈んでしまいそうです。

「はぁ、」ため息が一つ出てしまいました。

「俺のマシンはミッドシップ、ツーシーターで350キロも荷物が積めて、クロスミッション仕様で四駆もついてんだぜ♪」

「それ軽トラだろ。350キロじゃなくて夢と希望を積み放題の間違いだろ?」「あ、それそれ、出来たら女も積み放題てか(笑い)」

「彼女つくってからいいやがれ!(笑)」

「彼女出来てからやったら刺されるわ!」

「それ言えるわな(笑)」

倉庫の手前で談笑をしている、おっさんと軽トラにのった青年を発見しました。ちょっと爽やかに軽いエロトークを楽しんでいる様子です。

その軽トラ乗ったら、妊娠コースまっしぐら…そこまで考えたところで気がつきました。軽トラ…うん、乗せてもらいましょう。

トラックの荷台に上がり込み、アオリに腰を下ろしてみました。

とりあえず乗せてもらいましょう。

遠い空にレースのカーテンのようなイワシ雲が広がっていました。

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