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予定外
「どうします?」
「後日にした方が良くないですか?」
留美と光は三人に告げる。
「この人数だと簡単には無理だろ」
「そうだな、愛子様が居る事を隠すしかないな……」
将生と透が結論を出した。
「ごめんなさい……」
愛子は謝る。
愛子が居なければ大事にはならないからだ。
「話し合いは終わった?」
恭平は問う。
「あ、はい」
留美が返事をすると恭平は笑顔になった。
その後、全員自己紹介をする。
愛子は勿論、紺野愛花と名乗った。
「愛花ちゃんって学校に居たっけ?」
恭平の最もな質問、愛子は学校に行かず自宅で勉強していると告げた。
「じゃあ行こう!」
恭平は言うと、留美に近づく。
「ライバルだな」
将生は光に苦笑いで言った。
「愛子様、我々も行きましょう」
透は告げる。
愛子はコクリと頷く。
こうして、一般客に混じってテーマパークに入っていったのだった。




