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テーマパーク

「この晴天の日に、新しく出来たこの場所に来れた事を嬉しく思います」

そうテーマパークで挨拶をした1ヶ月後、今か今かと待ちわびていたお忍びの日がやってきた。

「人が多いのに大丈夫なのか?」

透は心配する。

テーマパークはまだひと月しか経っていない。

おまけに日曜日ときたら、人でごった返しているのは当然であろう。

透、将生、愛子は留美と光と待ち合わせている場所へ向かう。

「光、宇野!」

将生は再びを見つけ呼ぶ。

だが、そこには居るはずの無い人物達が居た。

「中川とその友達?」

愛子は呟く。

概要はこうだ。

留美と光の会話を盗み聞きした風見恭平が、渉を誘って留美達と鉢合わせできる様に遊ぶ約束をしたのだ。

要は風見恭平は留美を狙っている、という事だ。

「あれ、二人だけじゃ無かったんだ」

風見恭平は少し残念そうにする。

実際、光を渉に押し付けて二人で遊ぶつもりだったのだから当たり前だ。

「あれ、高塚先輩は愛子様に付いてるんじゃ?」

渉は問う。

その日は透が愛子の側に居るはずなのだ。

そして将生もそこに居るので変わってもらったと言う事は出来ない。

「愛子様は屋敷に居る。屋敷なら安全だろう?」

平然を装い透は告げた。

少し納得してはいないものの、一応言う通りなので納得する事にする。

愛子は二人の影に隠れる。

「渉、お前どこに行くんだ?」

将生は問う。

答えようによっては考えなければならないのだ。

「恭平、どこに行くんだ?」

「勿論、キャッスルランドだよ」

その言葉に渉と恭平以外が青ざめたのは言うまでもない。

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