友人つながり
「渉、漫画部行ったんだって?」
将生は急に話しかけてくる。
今は家、渉が帰る頃には将生は家の中にいた。
「読んでみたいのがあったんだ」
「へ~、光と東出どうだった?仲良くなれた?」
光と冬吾は将生と同じ一年二組。
二人とは割と仲が良い。
「東出はチャラいな。南里は……何か難癖つけられた」
そう言われ、将生は驚く。
「何したの?光は人懐っこい方だと思うんだけど」
「別に?少し恋愛話はしたかな?」
渉は言うと部屋に戻った。
次の日、将生は学校で冬吾を捕まえる。
冬吾は朝ギリギリなので昼食時だ。
「あぁ、部活の時ね。南里っち、宇野ちゃんと中川が仲良いのが気に食わなかったみたいだね。しかも、冗談で付き合おうとか言っちゃってるし」
冬吾は言った。
だが、それで将生には充分だった。
直後渉のクラスへ向かう。
「渉、ちょっと」
将生は渉を呼び出す人気の無い所へ向かった。
「光の早とちりも悪いけど、渉の追い打ちも悪い」
将生の突然の言葉に渉は意味がわからなかった。
「何の事?」
「漫画部の事だよ。光には誰にも言うなって言われてるけど……宇野が好きみたいなんだ」
「あぁ、成る程。面白いじゃん。良い事教えてくれてありがとう」
渉は言うと、上機嫌で去っていく。
「凄く不安になってきた」
将生は頭を抱えたのだった。




