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部活訪問

「へぇ、結構漫画あるんだね」

翌日の放課後、渉は留美に連れられて漫画同好会にやってきた。

「古本屋でコツコツ買ったんです」

留美は告げる。

部活動支援を部屋以外受けていない漫画同好会は自腹で買う事を告げる。

「部外者が読んじゃっていいの?」

「持ち出さなければ構いませんよ」

留美は好意的に告げる。

二人が一番乗りの為、その後徐々に部員が入って来る。

「ちーっす、宇野さん。あれ、誰?」

東出冬吾は留美と一緒に居る渉を見て不思議に思う。

「中川渉君、私達と同級生だよ。彼の見たい漫画が部室にあるの」

「あ~、成る程。東出冬吾です」

チャラい青年、冬吾は挨拶を軽くすると漫画を読み始めた。

渉も留美に勧められて椅子に座る。

留美はローリー・ムゥの冒険を直ぐに探した。

「あれ?中川渉?」

冬吾と同じクラスの光が遅れてやって来る。

守護騎士である渉は割と知られているので此方のリアクションが多い。

留美と渉が挨拶をすると、光も反射で挨拶をする。

留美は直ぐに漫画探しに入り、第一シリーズの五巻を渉の前に置いた。

「愛子様が読んでるのとは別シリーズだけど、最初からの方がいいでしょ?」

「ありがとう」

渉が礼を言う。

「あれ?もしかして付き合ってる?」

仲が良い二人を見て冬吾は聞く。

「え?違うよ!」

留美は慌てる。

光はそれを聞き、少し不機嫌になる。

それを見た渉は、冷静になった。

「へ~、そう見えるんだ……」

渉は正面の光を見て言った。


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