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人質

「和泉修介、これが見えるかな?」

BARのカメラに向かって眠る将生を見せる。

その映像を見た監視員はすぐに和泉修介に連絡した。

そして、すぐ近藤昌也のBARの電話のベルが鳴る。

もちろん、近藤昌也は電話を取った。

「言った筈だよ?問題起こしたら死刑にするって」

開口一番、和泉修介は恐い事を言う。

「気にしないさ、留依の為ならね。俺の目的はただ一つ、宇野留美をここから出すだけだ」

近藤昌也は電話越しに告げた。

留依、それは近藤昌也の彼女。

彼女を置いてこの日本特区に近藤昌也は入り込んだのだ。

「自分の命は惜しくないのかい?」

「宇野留美と共にここから出してくれるならね、それに越した事は無い」

「そうか……しかし、宇野留美君は自らの意志で来たというのにどうするつもりだい?それに、一度入ったら出る事はできないんだよ?」

「特例にすればいい」

「困ったねぇ……」

困っても無いのに和泉修介は考えるフリをする。

「じゃあ、こちらは麻生留依さんを連れて来ようか」

和泉修介は言った。

それには近藤昌也が驚く。

「特例、君が宇野留美君を連れて出ても彼女が居ない。勿論、君が再びここに入る事は出来ないよ?」

「和泉修介、こちらには人質が居るのを忘れたのか?宇野留美にも、彼女にも手を出すな!」

「無理かな?もう指示だしたから、麻生留依さんはこちらに来ますよ」

近藤昌也は絶望した。

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