Evil
BAR Evil、近藤昌也はここに店長バーデンとして入った。
元々バーデンをした事があるのでこの職業にしたのだが、正直つまらない。
住居は店の奥で、外に出るにしてもコンビニに行くくらいだ。
勿論BARの中に監視カメラがあり、店外にもちらほら、警察機関もあり、監視する為に交番も近くにある。
「いらっしゃいませ」
コンビニで店員が挨拶する。
学生がレジに居るのを確認すると、夕方だという事がわかる。
「近藤さん、このスイーツ美味しいですよ」
青年、南里君は言う。
彼一押しのとろとろ生クリームプリンは新商品だった。
彼はスイーツ好きらしく、他にも色々食べてるらしい。
彼は何故か自分に懐いていた。
前に開店時間外の時に南里君を店に招待した事があった。
彼は学校での事、友人、部活等色々な話をする。
自分は静かに聞くだけだ。
そして、友人の話から神皇の話に変わった。
凄く美人、高嶺の花、そして友人が守護騎士という役割という事まで。
コンビニも友人がやっていたが、そちらの方に専念する代わりに彼が引き継いだ。
そんな中、それら全てに理事長である和泉修介が関わっている。
彼はそう言っていた。
「また話してもいいですか?」
「勿論」
自分がそう答えると、彼は満足して帰っていった。




