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危険な男
天才、それは一つにずば抜けている者もいれば、多くの才能を持つ者もいる。
性格も様々で、皆が皆いい人とは限らない。
和泉修介は、天才だが危険きわまりない人物をこの国に入れようとしていた。
男の名は近藤昌也。
色々な才能に溢れ、彼はハッキングで手に入れた情報で和泉修介に近づいた。
だが、和泉修介がこの男を入れたくて日本特区に入れた訳じゃない。
それは関係者にとって周知の事実だった。
「近藤昌也、君を日本特区に入れる事は許可しよう。だが、君を野放しにはできない。我々は監視している。もし、問題を起こしたら死刑だ。いいね?」
和泉修介は告げる。
こうして、近藤昌也はこの日本特区に入ったのだった。




