表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/66

外出

「行ってらっしゃい」

メイド長は留美に告げる。

今日は留美の休みの日だ。

留美は私服を着て外出する。

「宇野さんどこ行くの?」

窓の外に留美が見え、使用人に問う。

「友人と出かけるそうです」

使用人は告げた。

愛子はそれを眺める。

そして、クローゼットを見た。

クローゼットの奥には、将生に貰ったカツラや服があった。

「学校へ行くわ。用意するから出てくれる?」

「はい」

愛子の言葉に返事をすると使用人は部屋を出る。

愛子は鞄の中に服を詰め、カツラと眼鏡をその上に置く。

最後に鞄を閉めると、制服を着た。

ソーラー車に乗り、使用人無しで運転手に送ってもらう。

この行動自体は最終的に和泉修介には筒抜けになるだろうが、今回は一人だ。

誰かの迷惑になる事は無い。

愛子は学校に着くと、服を着替えて抜け出した。

「あれは……またですか」

呟いた主はため息をつく。

報告ではなく、運悪く和泉修介に目撃されていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ