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生徒会

愛子は返事した直後ハッとする。

だが、時すでに遅かった。

「では決定ですね」

和泉修介が笑顔で言うと、ノック音の直後にぞろぞろと入ってくる。

「生徒会メンバーです。顧問は長瀬雪弥先生、生徒会長は二年の高塚透君、副会長は神皇様です」

もう決まってるらしく、和泉修介はすらすらと言う。

「ここに居る数人の他に、生徒会員として宇野さん、夏休み後に来る生徒達の数人にも入ってもらいます。本当は真壁君にも入ってもらおうかとも思ったんですが、交流も無いようですし候補者でも無いですからね。彼は除外しました」

真壁、その名前にドキリとする。

そして、除外という言葉に安堵した。

生徒会、それはきっと愛子の結婚相手の候補者達なのだろう。

愛子はそう推測した。

そして生徒会の面子を残し、愛子は帰っていった。

後日、留美にも生徒会入りが伝えられた。

それは、確実に愛子の使用人という理由だけの巻き添えだった。

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