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監視
「ちょっと含み過ぎたかな?」
和泉修介は反省する。
母親雅子の方は問題ないとして、愛子は優秀だ。
それは才能と環境の賜物であろう。
和泉修介は回転チェアに座って回る。
「町の様子はどう?」
「問題ありません」
和泉修介が問うと、男性が答える。
そう、和泉修介の目の前には沢山のカメラ映像があった。
それを見ているのはたった三人の人員。
「交代しよう」
一人の男性が入ったかと思うと、一人抜ける。
たった4人で沢山の監視カメラを交代で見ていた。
「和泉さん、もう一人くらい増やせませんか?」
男の一人が言う。
彼等は目が良い。
それも能力の一つだ。
「そのうちね。現代人って、極端に目が良い人少ないからさ」
修介は言うと、監視部屋を出た。
そう、愛子を見つけたのも彼等だった。
そして、そのまま監視した。
「しばらくしたら警察機関も作らないとな」
その時は、この監視部屋が役に立つだろう。
和泉修介はそう心の中で呟いた。




