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真壁
「宇野さん、こうなったら昼休みに捕まえましょう!」
愛子は躍起になっていた。
屋敷内の部屋で愛子は留美に告げる。
「はい」
留美はあきれ気味に返事した。
「真壁将生くん!」
昼休み直後、留美は乗り込む。
顔は写真で理解していたので直ぐに認識出来た。
「何?あんた誰?」
その言葉に皆驚く。
留美は愛子の使用人として有名だった。
「愛子様の使用人だよ!お前がサボった補習に愛子様来てたんだからな!」
「は?バイトだから仕方ないだろ」
クラスメイトの教えにも耳を貸さない。
「で、何の用?」
将生は改めて留美に問う。
「私について来て下さい」
「バイト…」
「遅れると言ってあります」
留美の言葉に唖然とする。
つまりはバイト先を知ってるという事だから。
近所のコンビニ、とはいっても神皇が来る様な場所ではないし、自分に興味を持つ理由もわからない。
諦めると、将生は留美について行く事にした。
愛子は会議室で待っていた。




