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各章のあらすじや、作品設定(随時更新)

【概要】(章別)……ネタバレあり。

【人名】(章別)……姓を持つのは貴族や王族のみ。

【用語】……分類の難しい、世界設定に関するもの。

【体術】……戦士系が習得するスキル。

【魔法】……術士系が習得するスキル。

【地名】……わかりやすさ優先で表記は「△△の街」等。

【裏話】……没設定や裏設定など





【概要】&【人名】


■第1章

 VRMMORPG『トライポッド・フロンティア』のプレイヤーだった魔法剣士ソーマは、ゲームとよく似た異世界の教会で目を覚ます。

 不審人物と疑われて教会騎士と戦闘になるも、水神を宿した聖女の神託によって、一転して『勇者』扱いされる事になる。

 その翌朝。『トラフロ』由来のマジックポーチを紛失し、行方を追ったソーマは伯爵令息と衝突する。用心棒の魔術師や傭兵を相手に、魔法剣士の力を発揮してこれを一蹴。

 懲らしめるつもりで加えた一撃が、バカ息子をあっさりと葬ってしまい、ソーマは慌てて蘇生の手配を行うのだった。


17M・無・魔法剣士 ソーマ  :主人公。『現代日本』では『トラフロ』のプレイヤーだった。

14F・水・僧侶  シシリー  :僧侶見習いから聖女へ。水神を宿して戦いを仲裁した。

51M・水・司祭  コルウィン :教会の責任者で人格者。

21F・水・騎士  アストレア :ソーマともめた一人で、すぐに和解。

26M・水・騎士  カリアス・ホンワード:伯爵家次男。傲慢な性格。


29M・光・貴族  クラウス・ホンワード:伯爵家長男。もっと傲慢な性格。弟に劣等感あり。

32M・無・傭兵  ザジ    :クラウスの用心棒で、電光手斧と氷結短剣を持つ実戦派。

36M・光・魔術師 ジョルジュ :クラウスの用心棒で、中級・放電網を使用。


■第2章

 勇者が何をすべきか聞かされていないソーマは、生活基盤を得るために、冒険者ギルドを設立しようと思い立つ。

 食堂や酒場を回って、依頼募集用の張り紙許可を得ると、ソーマは資金集めをするべく、ゴーレム狩りへ向かった。その途中、独善的な聖火騎士3名や、友好的なハンターと遭遇しつつ、彼は目的を果たす。

 ゴーレムの魔石を売り出したところ、既知の聖火騎士達が魔石の譲渡を迫ってきた。身勝手な主張に腹を立てたソーマは、衆目の中で実力を見せつけ、相手の言い分をはね除けるのだった。


24F・?・貴族 グロリア・ホンワード:伯爵家三子長女。クラウスの件で謝罪と口止めに現れた。

35M・?・商人 ハンザ   :魔石の買い取りに来た。

19F・火・狩人 ブリジット :ソーマとは友好的。電光剣を所持。


33M・火・騎士 ボンバス  :3バカの頑固なリーダー。火炎大剣所持。

28M・火・騎士 ロッシュ  :軽い性格だが技術は優秀。火炎戦斧所持。

21F・火・騎士 オードリー :高飛車な性格。火炎細剣所持。


■第3章

 新たな生活にも慣れてきたソーマへ、グロリアから『古代遺跡に住み着いた盗賊達の調査』という依頼が持ち込まれた。

 ブリジットと共に古代遺跡へ潜入してみると、そこはすでにもぬけの殻。

 ソーマは、遺跡内で遭遇したドラゴンを単身で撃破するも、それは遺跡に残っていた『精神を司る虚神の分身』による『仮想現実』に過ぎなかった。虚神との対話を通じて、ソーマは幾つかの情報を得る。

 調査依頼そのものは空振りに終わり、ソーマが聖水教会へ帰還すると、そこは盗賊達の襲撃を受けている真っ最中だった。

 ブリジットの協力を得て、なんとか盗賊達の撃退を果たし、ひとまず教会は平穏を取り戻すのだった。


39M・?・鍛冶師 ビルド   :堅実な武器屋で、ソーマが汎用武器を依頼した。

41M・水・騎士  アンソニー :僧侶系の騎士団団長。


■第4章

 盗賊の侵入を許した責任を問われ、ソーマを加えたクローナ教会の責任者達が聖水神殿へ召喚された。

 もうひとりの聖女カティヤを後見する枢機卿が、政治的な意図から彼等を厳しく糾弾する。

 スキルを禁止した模擬戦を強要されたソーマは、未熟な剣技での対抗を諦め、素手による格闘戦で聖水騎士の3人抜きを果たす。

 ソーマ達数名は教会の信任を得て、カティヤの行っていたケルベロス退治に参加するも、討ちもらした数頭を追って東の樹海へ踏み込む事になる。


33M・水・騎士 ミロ    :本部騎士団副総長。皮肉屋で、クローナ教会の臨時責任者となった。

23M・水・騎士 パウリ・ヒッタヴァイネン:第五騎士隊。パーテライネン枢機卿令息。試合でソーマに敗北。

27M・水・騎士 トビアス・アルーン:第五騎士隊。男爵家長男。庶民育ちでソーマに好意的。


49M・水・枢機卿 ピエタリ・パーテライネン:ヒッタヴァイネン子爵。聖女カティヤの後見人。

55M・水・枢機卿 ライネ・ダールバリ:武人肌。

71M・水・枢機卿 トゥーレ・ブロムステット:長老的存在。

20F・水・僧侶 カティヤ  :聖水神殿聖女。上級僧侶。


第五騎士隊。

46M・水・騎士 クレメッティ・トウルネン:第五騎士隊隊長。

44M・水・騎士 トニ・ヴィルタ:第五騎士隊副隊長。

35M・水・騎士 ラッセ・オルヴォ:3人抜き1番手。氷結槍所持。

24M・水・騎士 ダグ・フェルセン:3人抜き2番手。氷結剣所持。

28M・水・騎士 アラン・モルバリ:3人抜き3番手。素手で対戦。


第五騎士隊、ケルベロス討伐班。

41M・水・騎士 アルマス・ティモ:討伐班1班。僧侶系。聖水支配下で支援した。

30M・水・騎士 ユッシ・エストマン:討伐班1班。乗馬を失った。

25M・水・騎士 ロニー・ゲッダ:討伐班2班。本隊で仮死状態に。

31M・水・騎士 ボルイェ・エンデン:討伐班3班。本隊で仮死状態に。


※ 実名が登場した人間を上げています。本文への再登場時には説明を入れますので、無理に覚える必要はありません。


■第5章

 森へ侵入した騎士隊はエルフ達と衝突してしまい、仕方なくソーマが単身で交渉にあたる。

 彼の訪れたエルフの村では、『御子』と呼ばれる『トラフロ』プレイヤーの少女が待っていた。彼女の説明から、エルフ達の説得が困難だと感じたソーマは、本人の要望で彼女を森の外まで連れ出す事を決断する。

 森の脱出を目前に彼等を襲撃したのは、ケルベロスを従えた『言葉を話せる猿』だった。

 騎士隊の援軍もあり、『勇者』の敵たる『魔物』を打倒した一行は、ようやく帰路についたのだった。


エルフ(深緑の森)

419M・風・弓兵 トビアーシュ:ケルベロスによる犠牲者。

272M・風・弓兵 リヒャルト :森で最初に遭遇した。

165F・風・弓兵 エメラルダ :元『トラフロ』プレイヤー。ソーマに同行する。

73M・風・弓兵 ハヴェル :エメラルダに懐いていた少年。ソーマに同行する。




【用語】


■VRMMORPG

 仮想現実を介した多人数同時参加型のオンラインRPGを指す。

 作中では、頭に被ったヘッドギアを通じて、五感に相当する疑似情報を与える方式。


■トライポッド・フロンティア

 ソーマが好んでプレイしていたVRMMORPG。略称は『トラフロ』。

 炎神・水神・雷神の三体が人間社会に大きな影響を与えているという設定で、ゲームタイトルにある三脚トライポッドもその点に由来する。

 蘇った魔王の軍勢が活動を開始しており、かつて魔王を打倒した後、封印処理された勇者達の武器を求めるべく、冒険者達が世界中を旅するゲーム。

『トラフロ』の仕様で仮想現実を構成するのは、視覚・聴覚・触覚の三つに限定されている。つまり、臭いや味は対象外。

 ゲーム内での食事は不要。


■システム画面

『トラフロ』内では右腕か左腕のジェスチャーにより、システム画面が表示される。

 表示位置はプレイヤー側で任意に調整可能。

 プレイ中の行動は『自分の身体』で行うのが基本なため、システム画面での操作箇所は少なく、ログアウトやメーカーとの通信程度に限定される。プレイヤー間の連絡はアイテムで行う。

 ソーマに可能なのは、マジックポーチ内にあるアイテム確認のみで、システム操作は完全に無効。


■『この世界』

 作中で『この世界』と表現しているのは、世界全体を表わす名称が存在しないため。

 世界を俯瞰できる神様すら、世界に名前をつけていない。

 例えば、現実世界でも『三次元』や『全宇宙』という呼び方はあっても、包括する一般的な呼称が無いのと同じ。




【体術】


■体術

 体力を消費して使用するスキル。

 技術を学ぶのではなく、前提スキルの熟練と必要ステータスへの到達に応じて、『天啓』を受けて習得する。


■習得傾向

 装備する武器に依存しており、違う武器でも流用が可能な体術もあれば、特定武器でなければ発動しないスキルも存在する。


■短剣、片手剣

 初級向けの武器という扱いで、基礎体術しか習得できない。

 ただし、基礎体術から発展系へ成長させることは可能。

 二刀流使用時も、二刀流スキルを除けば、基礎体術に限定される。




【魔法】


■魔法

 神の洗礼を受けることで、魔法が使えるようになる。同時に属性の欠点も負う。

 通常戦闘において呪文の詠唱は存在せず、『魔法名称』を口にするだけで使用可能。

 ただし、言葉にしてから発動まで時間を要し、能力差や熟練度によって時間は変動する。

 勘のいい者や反応がいい者なら、攻撃魔法を回避することも可能。

 どの魔法も神に由来しており、『神聖系』に分類される魔法は存在しない。


■3大系統魔法

 火炎魔法ファイア氷結魔法フリーズ電光魔法サンダーの三種が、人間社会では広く使われている。

 火炎には氷結が優位、氷結には電光が優位、電光には火炎が優位、という三すくみの特性を持つ。

 そのため、どれが強いという比較は難しく、明確な順列も存在しないため論争になりやすい。

 風、地、虚の3属性には相性は存在しない。


■回復魔法

 体力を回復させる魔法。

 攻撃魔法と違って属性間の相性は発生しないが、同属性の方が効果は高い。

 対象者が水属性とすると、聖水回復による効果は、他属性の2倍近くにまで上昇する。


基本魔法(ノーマル

 神から授けられる魔法。

 魔法による効果は個人の才能によって上下する。発動時間に関しては調整を行わない基本魔法が一番早い。

 教会で認めてもらえれば、中級、上級、超級と上位の魔法を覚えていく。

『トラフロ』では、魔法剣士が覚えられる上限は上級までで、専門の術士でなければ超級はマスターできない。


調整魔法カスタム

 習得した基本魔法に対して、効果範囲や持続時間や発動条件の変更を加えた魔法。

 エネルギー総量は基本魔法と変わらないため、範囲を広げたり、持続時間を長くすれば、威力が犠牲となる。

 ゲーム上であれば、いくつかの変更パターンから選択する。

 目的の魔法を一度で完成させる事はできず、何度も教会を訪れて、少しずつ変更を加えながら調整していく。


並列魔法パラレル

 調整魔法の1種で、中級なら2属性、上級なら3属性を混合できる

 魔法の調整内容は属性ごとに癖があるため、好みの発動形態に近づけるために複数属性をかけあわせる。

 単純に有利属性を活かすためには、同属性でかためた上級魔法の方が威力は高い。





【地名】


■クローナの街

 シャングリラ大陸北西部、ミッドライン湖の南にある街。領主はホンワード伯爵。


■古代遺跡(クローナの街から8時方向)

 虚神の欠片が存在する。盗賊の拠点に使われた。


■オルロープの都(シャングリラ大陸のほぼ中央)

 大公である王弟が司る都。聖水神殿が存在する。




【裏話】


■二人目の勇者

 没設定の4章では、カティヤ風のキャラが、シシリーと聖女の座を競うというイベントでした。カティヤ風のキャラは、後に『雷神の勇者』だと判明します。

 カティヤとエメラルダは、この没設定から分岐したキャラとなります。



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