うぬぬぬ、貴様はお呼びじゃないのだ、あさって来やがれ!(このセリフには間違いがあります。どこでしょう)
正解はあとがきに。
突然ですが「貴様」って不思議な言葉ですよね。
相手を罵る言葉なのに「様」って入ってる。
調べてみると、どうやら「貴様」ってもともと武家の間で手紙とかで使う敬語だったらしいです(ネット調べ)
万葉集だか古今和歌集にもこの言葉は使われており、「あなた様」という意味で使われているようです。
それがなぜ逆の意味になってしまったかというと、諸説あるみたいですが、江戸時代に「貴様」という言葉が庶民の間でも使われるようになったために価値が下がったからなんだとか(ネット調べ)
武家社会で使ってた言葉が庶民が使うようになったから価値が下がったなんて、当時の身分制度はけっこう露骨ですね。
とはいえ、「貴様」がもともと敬語であるならば、ラブレターの文言も「貴様」って書いても問題ない気がしませんか?
『2年A組の貴様へ
突然のお手紙をお許しください。
実は入学当初から貴様に言いたいことがありました。
貴様は誰にでも優しく、愛想も良く、人当たりもいい人です。
何度か話しかけようとしましたが、私は貴様とは目を合わせることも話すこともできませんでした。
当たり前です、クラスが違うのですから。
おかげで私の貴様に対する思いは日に日に募るばかり。
今では貴様のことを思うと夜も眠れません。
どうかお願いです。
貴様に私の想いを直接伝えたいので、放課後、体育館裏に来てくださいませんか?
いつまでも待ってます。』
なんか果たし状っぽくなった! Σ( ̄ロ ̄lll)がびーん
「ご、ごめん。何か気に障ることを言ったのなら謝るよ」とか言われそう!
でも世の中「貴様」がいい意味で使われていったら面白くなりそうですね!
ところで。
話しは変わりますが、新井 理恵さんの「× ―ペケ―」という作品をご存じでしょうか。
小学館の雑誌『別冊少女コミック』(月刊)で1990年12月号から1999年1月号まで連載された4コマ漫画で、男女問わず熱烈な人気を誇ったギャグ漫画です。
その中で強烈に印象に残っているのが「ふつつかな娘」と「おととい来やがれ」です(タイトルは違うけど)
「ふつつかな娘」は、結婚式場で新婦のお父さんがスピーチで「ふつつかな娘ですが」と言う所、間違えて「ふしだらな娘ですが」と言ってしまうんですね。
「言い間違えた!」と気づいたお父さん。
テンパってしまって、「確かに娘は昔、素行不良で……」と過去のヤンチャ時代を暴露してしまい、どんどん墓穴を掘っていくというお話。
もうひとつは「おととい来やがれ!」を言い間違えて「あさって来やがれ!」って言ってしまうやつ(笑)
言われた方は「あさってならいいんだ」と思って「あさってのいつ頃ならよろしいでしょうか?」と尋ねるわけです。
言った方も言った方で、「うぬぬ、このあさってヤロウ」とそれ以上言えなくなるお話。
どちらも秀逸な言い間違いで、心の底から笑ってしまいました。
こういうちょっとしたミスって、一歩間違えるとすごく怖いですよね(聞いてる方は笑ってしまうけど)
全然関係ないですが、僕は以前、「雑魚」を「稚魚」と間違えてまして、
「この雑魚が!」を
「この稚魚が!」
と書き間違えてたことがありました(笑)
シリアスな展開でこれを言われたら一気にコメディになってしまいますね(笑)
まあ稚魚も雑魚っぽい気はしますが(失礼)
あえて言い間違えるのも楽しいかもしれませんね。
回答
誤:あさって来やがれ! → 正:おととい来やがれ!




