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現場には絶対いたい探偵

作者: ネコイヌ

「犯人はあなたです!」

俺がそう言うと犯人は膝から崩れ落ちた。


「先輩!すごいですね、あの探偵さん。」

「いや違うよ、君。あの人は探偵じゃない。」

「えっ?あの人じゃないんですか!?」

「ほら、あそこ。椅子でぐったりしてる方が探偵だ。あっちは助手だよ。」

「えぇー!」

俺は驚いている刑事を横目に、今にも吐きそうな探偵に肩を貸した。


俺、荒木逸希あらき いつきは昔から暗記能力が素晴らしく、なんでも覚えることができた。だから、テストなんてお手の物であり、常に上位を維持できた。この能力のおかげで俺は比較的楽な人生を歩んでくることができたと思う。

しかし、時が過ぎ大学3年の春休み。本格的に就活が始まろうとしている頃、俺は特にやりたいことを見つけられず、ぼんやりと過ごしていた。確実に焦りはあるものの、就活を頑張ろうという気にはならなかった。

「はぁ〜、どうすっかなぁ。」

就活サイトを携帯を見ながらボヤく。スワイプしていると、間違えて広告をタッチしてしまった。げっ、めんど〜。広告サイトいくときって何であんな早いんだろ。途中で止めることもできず、その広告サイトに到達してしまった。すると、こんな文言が書いてあった。

《暗記能力に自信がある方大募集!気軽にご参加ください!》

おぉ、これはまさに俺のためにある!

すぐに詳細を見て覚え、履歴書など必要なものを揃えるために買い物へでた。


面接当日。俺は今になって、冷静になり始めていた。あのサイトはもしかして危ない系のやつだったのではと… いや、でも、俺にピッタリなやつだしここで諦めるのも、もったいない気がする…

そんな心のモヤモヤを抱えながら、道を歩いていると面接場所に到着してしまった。建物はレトロな感じがありつつも、綺麗で昔ながらあるオシャレな喫茶店みたいだった。

入るか入らないか…どうしよう。やっぱやめとこうかな。でもなぁ〜、ここまで来たんだしなぁ。あーだこーだと考えていると、ギィと扉が開く音がして、中から男の人が出てきた。

「あっ。」

「おっ!もしかして、面接受けに来た人!?」

「えっ、あっ、はい。」

「やっぱり!どうぞ、中に入って!」

「し、失礼します。」

建物から出てきた人の勢いに乗せられ、俺は中へ入っていった。


流れで入っちまったが…どうしよ。さっきの男の人はどこいったんだよ。いきなり1人っきりとか…キョロキョロとあたりを見渡しても、雰囲気のいい家具がトントンと事務所のように置いてあるだけで、特に誰もいない。シーンとしていて、自分の緊張している心臓の音だけが聞こえる。

というか、あの人まじでどこいった?見た目的には優しい好青年な感じだったし、いい人そうだったけど…いや、こういう人の方が危ないのか。はじめに油断させといてからの、奥からヤバい人達と登場!みたいな…ギリ最初の人だけなら、背が高いだけで、なんかヒョロってしてたから俺でも倒せそうだけどなと緊急脱出の手段を考えていると、バタバタと階段を駆け降りる音が聞こえた。

「お待たせしてごめんね!さっき開けたばっかりだから着替えてなくてさ。僕は鳥飼とりかい 理月りづきよろしくね!」

「俺…じゃなかった、僕は荒木逸希です。よろしくお願いします。」

「いいよ。そんな畏まらなくて!さぁ、座って!」

「はい。失礼します。」

なんか調子狂うな。この人の見た目も相まって気が抜けるというか。

「それじゃあ、早速だけど暗記のテストしてもらおうかな!今から僕がいう言葉を覚えてね。ニュアンスがあってても、僕と言い方が違ったらダメだよ。」

「分かりました。」

「ある日、田中さんは午前11時に家を出る予定でした。しかし、彼は寝坊をし、30分遅れで集合場所に着きました。待ち合わせをしていた彼女のサキには連絡を寝坊した時点でしていたので、彼女はちょっと行った先のカフェで待っていると言っていました。その行く途中に友達の佐藤と会い、少し話をしました。そして、カフェへたどり着き、遅れたお詫びとして、カフェの代金は全て払い、彼女とデートへ行きました。

よし!これくらいかな!暗記できたかな?」

「はい。できました。」

「えっ、早いね。」

「僕、暗記は得意なんです。じゃあ、始めさせてもらいます。」

僕は彼が先程言ったことと全く同じことを言った。長い文章だが、これまで多くのことを暗記してきた俺にとっては簡単すぎるものだった。

「すごい…すごいよ、君!」

「ありがとうございます。」

「もう、君に決めた!!採用!」

「えっ!いいんですか?」

「もちろんだとも!じゃあ、僕の携帯番号渡しておくよ。また、何かあったら呼ぶね!君もまだ大学生だし、色々やることあるでしょ!」

「はい!ありがとうございます。」

「よし、今日の面接は終わり!ありがとうございました。」

「ありがとうございます。失礼します。」

俺が席を立ち帰ろうとしたとき、彼が思い出したかように呼び止めた。

「ごめんね。1つ聞き忘れてた。君って潔癖症とかだったりしないよね?」

「へっ?」

俺は不意の意味のわからない質問に、ついマヌケな声をだしてしまった。

「あっ、潔癖症だったりすると今後大変かもしれないから一応聞いておこうと思っただけだよ!そんな深い意味じゃないから。」

「えっと、はい。潔癖症とかではないです。」

「よかった〜。じゃあ、これで本当に終わり!ごめんね、引き止めちゃって。」

「いえ、大丈夫です。失礼します。」

「うん。バイバイ〜。」

パタンと扉が閉まり、俺は最後がバイバイって軽いし、即採用って本当にヤバいところだったのではと真昼の晴れやかな空を仰いだ。


怪しげなの面接から数日、未だに彼からの連絡は来なかった。

うーん。やっぱり俺、騙されたのか。確かに変な面接だったし、その後詳細とか何も来てないし…新しく何か探すかなと諦めていたときブーブーと携帯が震えた。画面を見るとあの時の彼だった。

「もしもし。」

「お!もしもーし。荒木くん?」

「はい。荒木です。」

「ねぇ、今から僕の事務所に来ることってできる?」

「はい。できますが…」

「よかった!じゃあ、また後でね!」

プツッと電話が切れ、ツーツーっと電子音が流れる。

え?何だったんだ、今の?事務所ってあの面接場所で合ってるよな…俺は今からあそこに行かないといけないのか?

頭が疑問符でいっぱいになりつつも、準備を進めてて俺は家を出た。


事務所に到着し、扉を開けるとチリンと音がした。前は緊張とかで気がつかなかったなと疑問でいっぱいの頭は現実逃避か、のんきなことを考えている。そして、音が聞こえたのか奥から鳥飼さんが出てきた。

「来たね、荒木くん!早速だけど、僕が今から言うこと覚えてくれるかな!」

「えっ、あっ、はい。」

「じゃあ、いくよ。高橋さん。あなたは先日、夜中に隣の家のカトリーヌ、飼い犬の鳴き声が聞こえたと言いましたね。しかし、残念なことにカトリーヌはあなたが出張に行っている間に亡くなってしまっていたのです。そう、あなたが耳にした壮大なお葬式は、人間ではなくカトリーヌのお葬式だったのです。なら!先日あなたが聞いたと言う、犬の鳴き声は何だったのでしょうか?さぁ高橋さん、お応えいただこう!

どうかな?覚えた?」

「は、はい。覚えました。」

「よし!丁度タクシーも来た!行くよ。」

「えぇ!」

鳥飼さんに腕を掴まれ、引きずられるようにしてタクシーへと押し込まれた。

「運転手さん、ここまでお願いします。」

「はい。それでは出発します。」

何が何だか分かってない俺と意気揚々の鳥飼さんを乗せたタクシーは無慈悲にも動き出した。


タクシーに乗せられて少したった後、勢いに押されてた俺はようやく質問をしようと隣を見たら、顔面蒼白の鳥飼さんがいた。

「と、鳥飼さん!?大丈夫ですか!?」

さっきまであんなに元気いっぱいだったのに…何かの病気の発作がでたのか?すごく弱々しい。

「あっ、うん。大丈夫。僕、乗り物酔いしやすい体質なんだよね…」

「乗り物酔いですか…何かの病気じゃないんですね、よかった。それじゃあ、とりあえず一旦タクシー降りましょう。」

「いや、大丈夫だよ!もうすぐで着くし!

…うぇ、危なかった。大きい声だしたら出そうになった。」

「それは大丈夫じゃない!袋とか持ってないのか!」

「持ってる持ってる。僕の上着のポッケの中にあるよ。」

「早く出す!吐く前に!」

「分かってるよ。そんな急かさないでよ。余計体調が悪くなる…」

「なっ!」

体調が悪くて不機嫌になっていやがるぞ、こいつ!こっちは心配してるのに!

…はぁ、仕方ない。本当はタクシーから降ろしたかったけど、ここで無理矢理降ろしたら絶対もっと機嫌が悪くなる。ここは目的地まで鳥飼さんに耐えてもらうしかないか。

「鳥飼さん。絶対にここで吐かないでくださいよ。」

「当たり前だよ。こう見えて僕は乗り物の中で吐いたことはないんだから。」

それは自慢になるのか?という疑問を抑え込み、俺は鳥飼さんの背中をさすった。


数分して俺たちは目的地へ着いた。そこはアパートの前であった。そして、到着した瞬間、鳥飼さんは四つん這いになり、袋の中に盛大に吐いた。

「あ〜。鳥飼さん大丈夫ですか?」

「うん。大丈夫。ちょっとスッキリした…」

そうは言っても、鳥飼さんの顔は白いままであり、どうみてもこれから何か出来そうでもなかった。だけど、俺には聞きたいことが沢山ある。鳥飼さんには悪いが質問に答えてもらわないと。

「あの…鳥飼さん。体調悪いとこすみませんが、ここはどこですか?俺は何をやればいいんですか?それと、さっき覚えたことはなんですか?」

「あぁ、君は今からさっき覚えた文章をこれから集まってくる人たちの前で堂々と披露してくれればいいよ。」

「どういうことですか、それ?」と言おうとしたが、その言葉は男の人のでかい声にかき消された。

「鳥飼さん!今日も体調悪そうですな。水を買っておきましたよ。どうぞ。」

「あっ、刑事さん。いつもありがとうございます。ありがたくいただきます。」

刑事!?ますます意味が分からないぞ!見るからにこの人たちは顔見知りだし、随分と仲が良さそうだ。

俺に求められていたのは暗記力だけだったし、それ以外のことの業務は特に何も知らない…鳥飼さんが何をしているのかも掴めていない。俺は一体、何をさせられるんだ?

「いえいえ。こちらもいつも協力してもらってますから。ん?あれ?鳥飼さん、こちらの方は?」

「あぁ、僕の助手です。荒木くん自己紹介してくれる?」

「えっと、荒木逸希です。よろしくお願いします。」

「君が助手かぁ。よろしく。おじさんは刑事なんだけど、いつも鳥飼くんに協力してもらってるんだ。しかし、鳥飼くんにもようやく助手が…なんだか感慨深いねぇ。もうおじさんが鳥飼くんの推理を言うことも無くなるのか。」

「あれは推理じゃありませんよ、刑事さん!あんな棒読みで、しかも言い間違えるし!あんなの推理とは言えません。」

「うしろでいつもゲッソリしてる人に言われてもねぇ〜。」

「くぅ〜。あっ、やば、また気持ち悪くなってきた。」

「ほらほら。あつくなるから。クールダウンクールダウン。それじゃ、荒木くん。推理の披露楽しみにしてるね。おじさん先に行くから。」

「え?」

刑事さんは先にアパートの一室へと入って行った。

えっと…俺はこの後どうなるんだ?

ポツンと俺と体調の悪い鳥飼さんは外へ取り残された。


その後どうなったかというと、俺は暗記した通りに推理を言い、見事に犯人を捕まえることができた。そして、後ろで椅子にグッタリともたれかかっている鳥飼さんにグッジョブをもらった。これで本当に認められたのだと思う。加えて、刑事さんの「よっ!流石は名探偵!」という茶化しで俺はやっと鳥飼さんの職業が分かったのであった。

そうして今日、鳥飼さんが現場へ到着した途端、久しぶりに調子が悪かったのか四つん這いで吐きだしたので俺の初めての事件を思い出してしまった。改めて考えるとなかなか衝撃的な初めてだな。鳥飼さんはいきなり吐くし、俺は何をするかも聞かされてないし…今ではすっかり慣れて堂々と鳥飼さんの推理を披露できるようになったし、介護もできるようになったなぁ。

そうやってしみじみと考えていると、後ろから声をかけられた。今は事件が鳥飼さんの推理で幕を閉じ、俺は1人帰り道を歩いていた。

「あの、鳥飼探偵事務所の方ですよね?」

「そうですけど…」

調査依頼か?それなら直接事務所を訪ねてもらわないと。俺は推理はできないからな。

「すみませんが依頼は事務所に直接いっていただかないと…」

「いえ、あなたに用があったんですよ!」

その声と共に俺の意識が途切れた。


次に目が覚めると俺は全く知らない場所にいた。

「ん?ここは…」

「あっ!目が覚めました?」

「あなたはさっきの!うお!」

俺は立ち上がろうとしたが、体が縛られていて立ち上がることは出来なかった。

「ごめんなさい。体は縛らせていただきました。あなたと私では体格の差で私が負けてしまいますからね。」

「くそ!何が目的なんだ!」

「あなた言葉づかいが推理の時とはずいぶんと違いますね。まぁ、いいでしょう。僕のこと覚えていませんか?あぁ、事件に沢山遭遇しているあなたはいちいち1つの事件など覚えていませんかね。」

「はぁ?お前何をふざけたこと言ってるんだ!覚えてるに決まってんだろ!お前はあの時、3ヶ月前に起こった事件の関係者だろ!」

「おっ、正解です。すごいですね。流石は名探偵だ。そうです。僕は3ヶ月前に起きた事件の関係者、あなたが犯人だといった彼女の婚約者です!あなたがあの推理を披露してから僕の人生は変わった…」

…今、名探偵って言ったか?こいつ、俺と鳥飼さん間違えていやがる!おいおい、まじかよ。確かに現場で推理を披露してるのは俺だし、あんな後ろで燃え尽きてるヤツなんて探偵だと思わないだろうけど…これはないだろ!逆恨みするならちゃんと調べろよ!まだグダグダと喋ってるし!こっちは俺を名探偵呼ばわりした瞬間から聞いてねぇよ!

「だから、僕はあなたをこの世から消すことにしたんです!」

「へっ?」

「今更命乞いをしても無駄です。僕の決心は変わりません。」

「いやいやいや。ちょっと待て!人違いだって!」

「そんなこと言っても無駄です!」

「本当なんだってば!」

「そう!彼は探偵ではありませんよ!」

「だっ、誰だ!」

「僕は鳥飼です!僕こそ真の探偵です!」

「鳥飼さん!!」

いつもの事件現場での頼りない姿から一変、顔色も良く元気に堂々と立っている鳥飼さんに、なぜか俺は、あぁこれで大丈夫だと安心感をいだいた。

「何をふざけたことを言ってる!お前は確か、こいつの後ろでグロッキーになってただけだろ!」

「うっ、それはそうだけど…でも、推理を考えたのは僕なんだ!」

「嘘言うな!」

「嘘じゃない!」

「あぁ、もう!鳥飼さん!そんな子どもみたいな言い合いしてないで早く助けてください!」

「あっ、ごめん。今行くね。」

「行かせるかよ!」

「うお!危な。」

男が持ったナイフが鳥飼さんを掠める。だがしかし、鳥飼さんは冷静だった。すぐに反撃をしかえし、男の手首へ一撃。カランとナイフが床へ落ちた。

「え?」

「ごめんね〜。僕そこそこ力のあるんだ。」

男が思考が追いつかず固まってる間に鳥飼さんは、男を抑え込んだ。

「ぐっ!離せ!」

「いやいや、無理だよ〜。ついでに、刑事さん!ここですよ〜、早く来てください!」

「もう指示を待たずに動くんだから!おじさん、困っちゃう!」

「刑事さん!いたんですか!?」

「そうだよ〜、ずっといたよ〜。いやはや、犯人確保も探偵さんにやられちゃうなんて、刑事の顔丸潰れだよ。」

「刑事さん、そんなこと言ってないで早く変わって!」

「はいはい。」

刑事さんに犯人を渡した鳥飼さんがタッタッタと駆け足で近づいてくる。

「荒木くん、大丈夫?怪我してない?」

「はい。ちょっと擦りむいただけです。」

「それならよかったぁ。もう君じゃなきゃ、僕の推理をまかせられないんだから。」

「それはありがとうございます。しかし鳥飼さんすごいですね。乗り物酔いしてないとあんなに強いなんて。」

「あはは、ありがとう。」

こんなに乗り物酔いしてないときが強いしかっこいいなら、現場に来なきゃいいのに…今なら電話もあるし、わざわざ体調が悪くなってまで現場に行かなくてもいいのではと俺はふと思ったので、鳥飼さんに尋ねた。

「なんであんな体調を犠牲にしてまで現場に来るんですか?」

「…だって現場で僕の推理を披露しているとき皆んながどんな反応するか直接見たいじゃないか!!本当、推理の発表前って緊張はするんだよね〜。荒木くんだって自分が何か発表するとき相手の反応気になるだろ!?」

「あっ、はい。そうっすね。」

「だろ!」

俺はたいそうなものを期待していたが、まさかそんな理由だったとは…

意外な理由に俺は気の抜けた返事しか出来なかった。

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