表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶海のマリンチュア~鯨神戦争~  作者: 幸村透夜
序章「異世界転生」
2/11

海上王国マリンチュア

海斗が見たこともない景色に困惑していると、後ろから声が聞こえた。

「おお、そんなところにいらっしゃいましたか国王陛下。」

「へぇ、こんな街中に国王様がいるのか?随分とお茶目な国王様だな。」

そう思っていると、後ろから肩を叩かれた。

「いやいや、探しましたよ国王陛下!」

「ほへ?」

「いやー、これは私の手違いでして、本来は城内に召還するつもりg

「ちょーっと待て!」

「何なんだお前は?俺は国王なんかじゃない」

「ああそうか…すみませんね、申し遅れました。私はギーク・ハイエルでございます。」

鯨の紋章が胸に付いた白い鎧を身に付けている、白髪のオールバックのおっさんは海斗を国王呼ばわりしている。顔に付いた髭をなでながらさらに続ける。

「とりあえず、事情を説明いたしますので、私についてきてください。」

「は、はぁ」

海斗はギークについていく。

(なんとなくついてきたけど、この人怪しい人とかじゃないよな??)

「安心してください!私は変質者とかじゃないですからw」

「は、はい」

(え、バレてんのか?心を読めるなんてそんなファンタジックなことあるのか?)

どことなく不安を感じた海斗であったが、なにも知らない土地なのでギークに従うしかないと割りきった。

(へー、おとぎ話の中に迷い込んだみたいだ。)

「さぁ、着きましたぞ」

「ここって何もない広場ですよ?あるとしたら目の前にデカイ城があるくらいで…」

「はっはっは!この城が目的地ですよ!国王陛下!」

「え?」

「えぇーー!?」

「どえーーー!!」

海斗の目の前には、白く巨大な王城であった。

これまた巨大な湖の上に建った城は、太陽の光に当てられて白く輝いていた。湖と城は吊り橋で繋がっており、その先には黒光りした鉄の門と、それを守る屈強な兵士が威圧感を放っている。

「目の前にそびえ立つはエール城!ここ、海上王国マリンチュアの首都マリーアの王城でございます!」

「すげぇー!ホント良くできてるなぁ。これじゃあまるでホントに異世界に来たみたいだ」

「何をおっしゃいますか?ここは日本ではありません」

「まさかぁww」

「そのまさかですとも。あなたはこのマリンチュアの新国王としてこの国に転生されたのです!」

「ま、マジかよー!」

「マジでごさいまーす☆」




海斗は本当に異世界転生をしていた。ここから、マリンチュアの国王として、海斗は波乱万丈の生活を送ることになるのであった。

序章「異世界転生」編

終わりです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ