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GIFT -Hero&Heel-  作者: 楽団四季
第一章
9/42

幕間(苛立ち)

「お帰り。やけに機嫌悪そうね」

「うるせぇ」

「扶養されてるくせにそんな口聞いていいのかしら?」

「うるせぇ!」

「な~に~よ~? 自分の過去でも蒸し返された?」

「……チッ!」

「あら図星?」

「うっせぇ。コーヒーくれ」

「残念、ポットは空っぽ」

「………」

「タバコを出すな。カウンターは原則禁煙。第一お前は未成年」

「じゃあどうやってこの苛立ちを紛らせればいい?」

「物にでも当たれば? 後悔しないならだけど」

「わかってて言いやがる」

「なんちゃって不良、なーんて生きにくいスタンスを貫こうとするお前が悪いのよ」

「なんちゃってとか言うんじゃねえ! あんなクソ共と同類になることはご免こうむってるだけだ!」

「自分の意識はそうでも、世間的には一緒くたじゃない。……で、お前の神経を逆撫でしたのはどんな良い子だったの?」

「下衆の勘繰りに答える義理なし」

「あははは。随分と気に入らない相手みたいね。それがわかっただけでも愉快痛快」

「―――」

「おい、客がビビるから静かに出入りしろ」

『客いねぇだろうが!』

喫煙を示唆する描写が引っかかりそうなので、悔しいですがネタバレ。ここで吸おうとしてるのは電子タバコです(物じゃなくて行為が対象なら無意味な措置)。なんちゃってって言われてるように、所持品で犯罪に抵触することは一切しません

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