046 竜についての多面的考察とエクソダス
「ドラゴン・・・ですか」
学生の目黒君の質問は突拍子も無かった。ガランとした食堂にその言葉は転がった。
なんでもいいから教えて欲しいとの事だが・・・
ここはK大の学食棟。食事をする訳ではないが一休みには丁度よい。年のワリには助教授。焦りも失せた。と言うよりも焦る気持ちに折り合いがついて、安定した生活へと移行している。これでは駄目だと思いながらも、無理の出来る年ではなくなった。出来るのは教授の無理に何とか対応するくらいで。
そんな折に目黒君は「雑学なんですが・・・」と前置きをしながら聞いてきた。
生徒の相手は教師の義務。
なんてのは建前だ。
コミュニケーションが重要だ。
なんてのも上等な言い訳だ。
単純に知識の探求の源泉に触れたかった。
適当に応えてもお叱りを受けることの無い、未開分野の自由な探求。
竜がらみであれば、不思議に思っている事がある。ヤマタノオロチと九頭龍。別の存在だ。ヤマタノオロチは公式には首と尾が8本ずつ有る。倒したのはスサノオノミコト。その尾から神剣〈草薙の剣〉が現れた。
ヤマタとは距離を表す単語でそれ位の大蛇と言う説や、川の氾濫を模したものと言う説も有る。この諸説は覚えておいて欲しい。
一方、九頭龍はその名の通り、頭が九個ある。倒したのはヤマトタケルノミコトで〈草薙の剣〉で倒したとされている。この日本でヒドラ退治のような事件は2回起こっているのだ。ヤマタノオロチ退治が無ければ、九頭龍退治も成らなかった。一つの事象が二つに分化したとは思いづらい。
そこで私は漠然と思う。ヤマタノオロチと九頭龍は同種の物ではないか?いや、叉が八つならその先の頭は九個だ・・・長さや河川の考えは少し調べれば出てくる。ただ、ストレートすぎる私の考えはおくびにも上がらない。そちらの専門家に言わせれば馬鹿げたような事なのだろうが、私にはどう馬鹿げているかが判らない。
まぁ、ヤマタノオロチは倒されたが死んだわけではないとする物語もおおい。そこで九頭龍につながら無いから、以前から気になっているのだが・・・
同じ事を繰り返す。同一だからなんだと言うのだ?と思われるかもしれない。この際時系列を無視するが、同じ出来事が一回だけ起きた物で、その話が二種類の勢力に伝播し、文献に残ったとも考えられる。先に憶えておいて欲しいといった。河川や軍事的事件の偶像化も思い出して欲しい。河川であれば両側に伝播の相違があったとも考えられる。軍事的な事件であれば、倒した物、倒された物。
この際だから古代知識も無い物として考える。古代史なんて物は実際にあてにならない。もし書物が絶対の物としても、一人の人間が編纂した以上、一点観測でしかない。それらを元に多くの人が検証し仮説を立てた。その最大公約数的な意見が現在の常識だ。もちろんそちらの専門家は血道を上げて研究しているが、もっともらしいだけで、逆に考えればそんなに人間の想定どうりの事件が起こったのか?という疑問も残る。
こういったことを考えるのは面白いし、知識が無いほうが突飛な想像が飛び出すので楽しい。千年以上の昔話だ。
話を戻して、同一事件だとするならば、二点観測が可能になる。ヤマタノオロチと九頭竜どちらがどの陣営が伝えた物か、その二つの陣営が融和した事によりタイムラグが生じた考えるのが妥当だ。ただ、この思考遊戯に大きく楔を打つのが草薙の剣の存在だ。
むしろ、同一の物にさせない為の楔が草薙の剣の意味なのかもしれない。
それらを是として考えれば当時の思考的対立や地形、社会構造がうっすらと浮き彫りになってくる。
この考えは笑い話でいいのだ。私の専門でもないし、研究する気もないが、こういった簡単な疑問が探求の源泉になるのは間違いが無い。
少し丁寧に対応しよう―――
「金色の龍に関して何か知っていることがあれば」
「何でまた龍なんかを?」
「友人がゲームの中で金色の龍を見つけたのです」
「ゲームの話じゃないか」
「いえ、現実からフィードバックしてるはずなんです。何か情報を集めたいので」
「――――倒せばいいんじゃないのかね?」
「いえ、先達の方に聞いたら渋い顔をしていたので・・・」
「私はゲームなんてやらんが、役に立つかわからんが・・・」
金色の龍で思い当たるのは黄龍。倒すなんてとんでもない瑞獣だ。他には居ないな。竜に色付けして考えるのは五行思想から来ている。他の竜も宗教文献なら話は別だが色については言及していない。先の九頭竜とヤマタノオロチの色が何色かと問われても返答に困る。
「そんなに凄いんですか?」
「凄いも何も…四神は知っているかね?」
「四神・・・四聖獣?朱雀・青龍・玄武・白虎のあれですか?」
「そうだ。それを五獣にすると中央を治めるのが黄龍だ」
これは、そのまま五竜ということも有る。青竜・赤竜・白竜・黒竜。こちらの方がメジャーで、四神が一般的でそれに五竜を当てはめて四つの竜になる。黄龍と麒麟は混同視される。
だが、四霊になると話が変わる。麒麟・鳳凰・霊亀・応竜になる。この最後の応竜というのは、竜を統べるものという位置づけなんだが、文献によっては年齢を重ねた応竜が黄竜になるとか、黄竜は神の精、応竜は四竜の長といわれたりもするんだが・・・
「?矛盾してますね」
「まあね。よくある話だ。ここでは四霊の話は抜きに考えよう」
黄竜は四竜の長ともいう記述がある。現れただけで元号が改まるくらいの瑞獣・・・縁起のいい生き物だ。最近のゲームではそれも敵なのかね?その内、麒麟を駆って旅をする英雄でも出かねんな。
助教は呆れたようにそういった。
西洋の竜・・・ドラゴンでそういった逸話はありませんか?と訊いてみたが、助教は頭をかいて心当たりは無いといっていた。
そういえばアメリカにカンヘル竜と言うのがある。キリスト教化の際に、土着神を悪魔にしてしまうケースが多いが、カンヘル竜はレアケースで融合した。その際に四神のように色と方角が割り当てられたが、中央は特に決まってなかった。大方、〈神〉になるんだろうな。
一般に東洋龍は神聖。西洋竜が悪性とあるが、基本的な話だ。
厳密には日本の竜には神格を持つものが多い。とは言え、悪性の無いものばかりではない。ただ、悪性を持つものは蛇と表現されることが多い。中国から来た瑞獣の性格が、渡来過程で神格化したのだろう。
同じ東洋でも中国は千差万別。善悪のほかにも知性レベルも異なる。善悪に分かれて戦った歴史も有る。
と言うよりも、勝った方が善になった。インド起源なども混ざって実に面白い。
インド起源・・・仏教の竜は悪人の転生体だ。それを統べる竜王の逸話も面白い。竜と言うのは一種の罰なのだ。その理論は東洋龍の持つ如意宝珠の理由付けになっている。無視できる逸話ではない。
更に、インドの神話リグ・ヴェーダではまた話が違う。日本の金太郎や舌切り雀のような政治的プロパガンダ的な側面を持つ。
金太郎は実在の人物だ。その軍事行動を御伽噺として流布した。つまり、茨城童子もまた実在の人物で、民衆にそれなりのカリスマを持っていた可能性が高い。
金太郎〈坂田の金時〉が正義だと周囲に知らしめなければならなかった。そこで分かりやすい悪に仕立てた名残が御伽噺として残ったわけだ。
では、インド神話リグ・ヴェーダでは?
インドラつまり帝釈天だな。――-がヴリトラを退治した逸話だ。
ヴリトラも大蛇として表現されていたな。一種のドラゴンと言えないことも無い。
ヴリトラが乱暴物なのでインドラが降参して義兄弟の盃を交わし、美女を娶らせ、晩酌に強力な酒を飲ませ、眠ったところをインドラが殺害した。
当然この行為は非難に当たる行為だ。当時でもそうだったのだろう。だが、インドラに意見できるものは居なかった。覇権を握ると言うのはそう言う事である。
とまあこんな感じだ。善悪と言うには、ちと言いすぎかな?瑞獣というのは善ではない。縁起がよい生き物だ。逆に悪といっても、本能に忠実なだけだったり、悪に認定されてしまっただけだったり・・・一概に言ってしまうのは間違いだ。
そんな中で金色と明記されているのは黄龍くらいだろう。キングギドラ・・・?それは完全に専門外だ他を当たってくれ。
目黒は丁寧に助教に礼をいいその場を離れた。
結局はよく判らなかった。
助教は一つ伝え忘れた事を思い出した。大したことではないのだが・・・
多くの話で大体竜と名のつくものは総じてやられ役なのだと。
◆エクソダス
「―――あれ、銀さん?戮丸は?」
シャロンがインした時に子供に囲まれていたのは銀だった。
「ああ、こんばんは――野暮用でね。そろそろ帰ってくるはずなんだが・・・」
子供達は不安げに銀を見上げる。
「ただいま、シャロン来てたか。こんばんは―――そろそろ出発しよう」
何時の間に居たのか、戮丸は荷物をまとめている。
「これ、お返しします」
そう言って銀は戮丸に手袋を渡した。―――アトラスパームだ。
「ギッてくれてもよかったんだがな?」
「私には荷が重過ぎますよ」
「そんな事ねぇって―――異常はなかったようだな」
「―――こちらは・・・そちらは」
「大方片付けた。―――ん、山奥に引っ張っていったから、当分は・・・」
「狙いはこの村ですかね?」
「ディクセンの目の方が強いな。あの戦力なら・・・」
「そんな馬鹿な!?」
「ディクセン狙いならアレで全軍じゃあないだろう・・・一からやり直しだが、目標を切り替えたら・・・」
「この村が襲われる」
「経験値狙いなら殲滅は必要ないんだが、モンスターが街を制圧するのが必須条件だ。可能性は大だな」
銀と戮丸は真剣な顔で話し合っている。シャロンはスクロールを開いてみた。戮丸のレベルが1低い。
それはシャロンが留守の間に一回死んでいることを意味した。
子供たちの積み込みの完了の声がした。
「親父さん。世話になったな」
「戮丸さん、宿代なんて貰えませんよ。本当に何と言ってお詫びをしたらよいか――」
そう言って店主は食糧を差し出した。道中の弁当にと拵えたものだ。
「ありがとう。何から何まで世話になって――お礼と言ってはなんだが情報を一つ」
戮丸は店主に耳打ちした。店主の顔は見る間に青ざめる。
「ディクセンで警告しておくつもりだが、国外に逃げたほうがいいぞ」
「戮丸さんはどうするつもりなんですか?ディクセンに居つくのでは?」
「俺は俺の村を持っている。シバルリ村って出来たばっかの村だ」
「持ってる?―――そこは安全なんですか?」
「う~ん。ドワーフの砦だからそれなりかな?正式にディクセンに所属してないし、何とも言えんな」
「戮丸さんが守るんですよね」
「守るって・・・防衛は苦手なんだ。どう足掻いても被害は出るし、撃って出る。先制が取れれば、大したことない・・・ディクセンに所属してないってのが逆にメリットかな?」
「いえ、そういう話じゃなくて」
「防衛面って事か?戦力は売るほどあるし、並みの相手なら大丈夫だろう」
「この村を・・・無理か・・・待って下さい。すぐに支度します。私達も連れて行ってください」
「―――正気か?いいけどよ」
「はい!今、友人にも声掛けてきます」
「ま、急いでくれ」
何があったの?と訊くシャロンに銀が説明した。
昼間、戮丸は子供たちを連れ狩りに出た。しかし、村から離れる訳にはいかない。そこで戮丸は村の空き地に凶暴種を誘い込んで始末することにした。村の外周部のモンスターを釣って始末する訳だ。
銀は幼い子供や女の子の警備に残った。狩りをしている戮丸を遠巻きに見守る形になった。手の開いた住民もいい見世物だと見物を志願し、戮丸は快く受け入れた。
戮丸は子供たちによく指示を出した。忍び足の仕方、陣形、手筈。その手際は初心者部屋で見せた手際を思い出してもらえれば分かると思う。
基本的に、狩りは子供たちの手によって行われた。トドメだけは戮丸が行った。
彼は〈見物人〉を嫌う。仕事を持たない同業者と言う意味でだ。もちろん、失敗は多々あった。戮丸自身が今日の獲物は一匹仕留められれば上出来と考えていたので、失敗は鷹揚に笑った。
逃げた敵を追わなければどんなミスもフォローが出来たし、逆に子供が追われる事になれば、願ったり叶ったりで・・・釣るのが目的だ。
実際やったのはトラバサミや落とし穴で、そこに獲物を誘導する。落とし穴といっても全身が埋まる様な物ではなく足一本落ちる程度の物だ。足を折るのが目的なのだ。とは言え、ゴルフの穴の様な物は作れない。そこで用意したものは篭手や脚甲を埋め込み土が崩れるのをガードする。当然その落とし穴に綺麗に嵌るはずもない。幾つも罠を作り、何度も誘導して罠の上を往復させる。
実務自体は子供にも出来る。ただ、距離の見切りと想定外の事態に対応するのに戮丸の存在が不可欠だった。当然トドメも危険だ。
昼には大物を一匹しとめた。牛の凶暴種でかなりの大物。見物人の中にも逃げ出すものが出たほどだ。それもあっさり倒し、皆に振舞った。
その際に、村の敷地内で取った獲物は村の財産だ。と言い出す者がでた。それにはあっさりと獲物を明け渡した。
当然、見物客からも不満は出た。戮丸でなくては倒せるか分からなかったし、何より子供たちが一生懸命戦った戦果の上前を撥ねるのはいい気分ではない。
そんな事より、戮丸はクタクタな子供たちを寝かせたかったし、食った分は食事代を支払って不問に付した。
「両親を失った子供たちの前で罵りあいは見せたくない」と後日戮丸は語った。
そして、戮丸は姿を消した。子供たちとアトラスパームを銀に預けて・・・
店主としては助かった。村人の非礼には腹を立てていたが、戮丸とどう接したら良いか判らなかった。この収穫は大きい。凶暴種は雑食で人も喰らう。その恩恵と脅威の排除という点もありがたかったが、その手法には大きな価値がある。子供にも出来るが、逆に言えば大人でも危険だ。彼が去った後同じ事をやろうとしても戦士の不在はおおきい。
それだけに知人を口汚く罵っただろう。子供に悪影響を与える・・・というよりも子供が不安になる。
彼は狩りの仕方を村人全員に教えたのだ。その価値が判るだけに気まずかった。
「昼寝でもしているのでしょう」
銀の言葉をそのまま信じた。
―――だが、実際は違う。
大規模なモンスタープールを発見した戮丸はその駆逐に行っていたのだ。巨人3に飛竜2を確認したらしい。脚を止めての迎撃は無理と考え、逆トレインで殲滅を図った。逆トレインと言うのはそのままの意味で、強力なモンスターや大量のモンスター相手に逃げながら戦う方法である。敵を増やす可能性もあるが圧倒的な敵には有効な戦術。ひたすら逃げ、追いついて来た敵から叩く。もし追ってこなければ、飛び道具で一方的に攻撃する。非常に危険な方法だ。
飛竜に巨人。ともに巨大モンスターだ。遠距離で確認できる。逆に言えば実際居た敵の数は、相当数の大群だと言うことだ。それに対して戮丸は何も言わなかった。
ただ、片付けたと言っていたので、大型モンスターは仕留めたのだろう。そして死んで宿屋に戻った。子供たちに悟られないには良い方法であるのだが・・・
そして、銀との会話になる。
戮丸は破格の活躍をした。だが、その事が逆に村にとっては仇になった。
この状態を画策した者はそれなりの先行投資を行っているはずだ。
ディクセン城壁を破れる構成のモンスター軍団だ。プールするにも何人の冒険者が死んだことか?
その埋め合わせは必要だ。もう一度ディクセン攻略部隊を作りなおす方向に向かえば問題は無いが、その資金と経験値集めに、この村を襲う可能性が出てきたと戮丸は言うのだ。
それ故に逃げろと警告してくれた。
モンスタープール自体は消えたが、この村を滅ぼす程度のモンスタートレイン即席で作れる。
もちろん、来ない可能性もあるが、間違いないのは悪意を持った存在は確実に居るし、その対処を国は怠っている。
他所へ移るにしても何処へ?少なくともディクセンは期待できない。首都も危うい。
首都暮らしが出来るならとっくにしている。他所の国もディクセンと言えど民衆の流出は抑えるし、難民の流入は嫌われる。国境付近では命がけだろう。
行く先にコネがあれば話は違うだろうが・・・。
すべて上手くいって浮浪者暮らし―――。
戮丸は最後のチャンスなのだ。
最悪その村が受け入れしてくれなくとも、近くにコロニーを作れば良い。無碍にはしないと思うが・・・
モンスターから守ってもらえれば、後は何とか蓄えも有る。今はどんな仕事でも・・・
酷い話だとは思うが、自分の息子達にこの子達のような思いだけはさせられない。
店主の意見に賛同したものは多かった。「横暴だ」と声が上がったが、「付いて来いといった覚えは無い」の一言に黙らずに居られなかった。ここで、戮丸が付いて来るなと言ったら・・・最悪だ。
一向はちょっとしたキャラバンと言えるまでに膨れ上がった。
女房子供だけ預けてこの村に残るものも居た。戮丸はたった一事「死ぬなよ」と言ってその人たちを預かった。
中でも「横暴だ」と罵ったものの両親が、同行を許して欲しいと言ってきたが、戮丸は断った。
言いたい事は分かる。ただ、この膨れ上がったキャラバンで意思の統一できない人間は要らない。と言うよりもいると困る。当面の時間稼ぎは済んでいるし、受け入れは必ずするが同行は許可できない。判って欲しい。
とは言った物の結局は同行を許した。あくまで着いてくる別グループという扱いで。
「ちなみに!みっともねぇ大人もいらねぇぞ!」
大声で戮丸が叫んだ。キャラバンにいた大人の中にも慌てて口を噤むものも居た。それは笑って許した。
「じゃあ、そろそろ出発ですね」
「ああ、行こう」
「サンドクラウンの人間にも応援要請を出しておきました。ディクセンで合流します」
「報酬は払えないぞ」
「クランのほうで出しますよ。これだけの大規模組織。投資を惜しむようなら、私のほうがクランを抜けます」
そう言って銀はキャラバンを見渡した。
「潜入工作にはもってこいだな」
「勘弁してくださいよ」
銀は肩を落としてぼやく。
これだけの大規模な住民の移動をディクセン側が認めるか?このキャラバンはまだまだ増えるだろう。
ディクセンまでは夜半までには付くだろう。今日一日分はキャラバンの折衝で終るな。
今夜は長くなりそうだ。