表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
風を感じるために生まれた  作者: 新井 逢心 (あらい あいみ)
62/76

ペイフォワード⑱

画面から目を離した涼風が無表情で二人を見た。

俊葵は頭を抱えた。

それを交互に見ていた下重は顔面蒼白。

その時、

うおぉぉぉ〜〜〜

急に雄叫びを上げた涼風は下重に飛び付き、その背中をバシバシと叩き始めた。


「でかした!下重さん。開いた!開いたよぉ〜」


「そ、それは良かった...です。」

力一杯背中を叩かれた下重の顔は痛さのせいか真っ赤になっていた。


ふう、

俊葵は大きなため息を吐いた。


「9回目間違えたら1時間のロック。さらに10回目で間違えたら、風真の登録した設定によってはデータが全て消去されるところでした。」


それを聞いてポカンとしていた下重が次の瞬間ニヒルに笑った。

「その情報は知らない方が良かったかな。しかし俊葵君。それでもあなたは10回目を提案するつもりでしたよね?」


俊葵はいかにも心外そうな顔をしていたが、観念したように頷いた。


「ご主人の命日を提案しようと思ってました。」


俊葵の言葉が耳に入ったのか、すでにものすごい勢いで、SNSのチェックを始めていた涼風が顔を上げた。


「主人の命日?あ、同じよ。結婚記念日と同じ日なの。」






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ