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頷く
しばらくして、高人と同じ学校に通うようになった。
最初の方は祖父が慣れない私のためにわざわざ休日を多めに取っていてくれていたようで送り迎えをしてくれた。
高人は私のことが嫌いのようだった。初めてあった時もそうだった、こちらに向けた鋭い威圧と俺に近づくな、という強い線引きをしていた。
ある日、祖父が急な用事で送り迎えすることが出来なくなった。
「華、すまんが今日は高人と登下校してくれんか?急に用事が入ってしもうた。」
私は コクリ とだけした。
初めて学校まで歩く。高人は私より少し先を速足で歩いているため私が若干追いかける形になっていた。
周囲の人達が私のことをいつもの目で見ている。
でももう慣れている。だから気にしてない。
私は悪魔の子……仕方ない。
無事学校に着き、授業を受けた。
お昼休みの時に高人が私の元に来た。
「おい、行きで道わかっただろ。だから帰りは一人で帰れよ。」
私は コクリ とだけした。
その後は午後の残りの授業を受けて、
私は学校を出た。
その日、華はとっくに学校が終わっている時間、日が沈むのが近くなっても帰ってこなかった。