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第十四話 需要がある?

 私には勤勉な妹がいる。


 彼女とは一つしか年が離れていないからか、小学生や中学生のときはよく対立していた。

 人と争うことをあまり好まない私に対して、妹のみのりは小さい頃から違うと思ったときは相手に異を唱えることができるだった。


 私の方がお姉さんなのに、妹は自転車の補助輪が先に取れてしまうし、語学検定を受けてみれば私だけ落ちてしまったりと、両親には気を使わせてしまって申し訳なかったと思う。


 先ほどから妹の部屋のドアをノックしているのだが返事がない。

みのり~、コンビニ行くけど何かいる?」


 潔癖症の妹の部屋はいつもきれいに整頓されている。

「何買いに行くの?またお菓子?」


「えっ、まあアイスとか~」

 それを聞くと妹はメガネの奥から呆れた視線を私に送り、夜の間食は百害あって一利なしだと言った。


「はいはい、そうですね」



 今もそうだが、子供の頃は妹にすらノーが言えなかった私は、いつの間にか彼女の言いなりになっていることがあったのだが、成長するにつれて、自由になりたくなってきた自分がいた。


 妹の指図はもう受けないと決めてからは、本当はやりたくなかったことを彼女に流されてやっていたのだと気が付くことができた。



 妹の部屋を直ぐに後にすると、私は自転車に乗って近くのコンビニまで来た。


 店の前で車輪を止めると、ふと妹の様子がいつもと少しだけ違ったことを思い出した。


 どこがどうというということは分からないが、なんとなく、彼女は小さい頃から何か自分では対処しきれないことがあるときにする顔がある。



 姉妹だからといって、あののことを知り尽くしているわけではないが、もう少しラクに生きてもいいのにと思うことがある。


 両親や、大人たちの言うことに盲目的に従ってきてしまった私に対して、妹は一言で言うと反骨の人だ。



 何かに悩んでいて助けが必要ならば希望に応えたいのだが、今まであの娘に強く求められた経験がないので、なんだかさみしいなと感じた。








ちょっと短いですが、一旦切ります(;^ω^)

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