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繰り返される終焉  作者: 鹿倉 蒼
3/5

精霊学園の双剣士

綺麗な花だな。

俺は学校の敷地に咲いてる桜を見てそんな事を考えた。

「おいお前、ここは精霊学園だ。剣士が来る場所じゃないぞ」

突然大柄の男にそう言われた。

「あの、すみませんが俺は精霊使いですよ?」

なんか面倒臭そうだが、俺はそう言って軽く流す。だが、男は黙って俺をにらむ。

「ならば、その二本の刀は何だ」

うぜぇ。だが、ここは無難に対処するべきだろう。

「何って、使い魔の装備ですよ」

男は訝しむように俺を見て、口を開く。

「違うな。それはお前の装備だろう?」

図星だった。なんで分かったのか理解できないが、これ以上はぐらかす事は出来ないと、カノンがテレパシーで伝えてきた。

「はぁ〜。えぇそうですよ、俺の装備です。だから何ですか?俺は、精霊使いですよ?」

「そいつは面白いな」

突然背後から声をかけられる。俺は驚いてナイフを抜き、背後の相手の首筋に当てがえた。

「おいおい、そこまで警戒する事無いだろ?」

背後にいたのは、整った顔立ちの男だった。

「僕は、珍しい精霊使いがいるつて聞いたから試合をしてもらおうと思ってきてみただけだよ」

そう言って、精霊学園の専用端末を出す。

「やってくれるよね?」

展開が早すぎんだろ。そう思って、周りに視線を向けるが、これを止める気は誰にも無いらしい。

「仕方ないな」

俺も相手の男と同じように端末を出す。

『デュアルリンク、起動!!』

二人の声が重なり、周囲に小さなフィールドを形成した。

「二年戦闘学科・三谷原 海都」

「二年戦闘学科・五樹 世羅」

俺達は名乗りを上げ、構えをとる。静かな緊張が走る、久しぶりの対人戦に心が弾む。

さて、暴れてやろうか。


『デュアルスタート!』


一日一話投稿するつもりで書いています。まだまだ発展途上なので、何かおかしな点がありましたらコメントをください。お願いします。

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