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ダンジョンコンセプト

ちょっと無理矢理な展開でございますが字の書き方をよく知らない作者を許してつかぁさい。

「会いたかったですぜオヤビン!あっしは、あっし達はこの日の為に仲間を集めやした。どうか、配下に加えてくだせぇ!」

「うん、却下」

「なんで!?」


 なんでもクソも無いだろ、急に現れて配下にしてくれだなんて話が急過ぎるっつーの。


 なんだその押し売りは、事前連絡なしに「バイト募集の広告見ました!働かせてください!」とか言ってくる無駄にやる気だけある脳筋野郎か。


 雇う側にだってな日程の調整とか面接の準備とかあるんだよ、一昨日来やがれ。


「は、話だけでも聞いてくだせぇ!」


 とっとと追い返そうとしたがコボルトどもは周りの奇にしがみついて帰ってくれそうにもないので話だけは聞いてやることにしよう。



◇◇◇



 事の顛末は俺がコボルトのボスであるコボルトオヤビンを見逃したことにあるらしい。


 たしかあのときはアスカや冒険者達に内緒で裏からコッソリとコボルト達の様子を見に行ったことが始まりだ。


 何となしにコボルトのボスがどんなものかと気になって隠密して襲いかかってきたものだからボッコボコにしてやった、サノーが。


 その後は驚異的な速度でアスカや他の冒険者達が向かって来ており、バレない為にも中途半端な形で離脱したのだ。


 あとこっちが倒しかけたと言うのに他の冒険者達に手柄をとられるのもあれだったから逃げる様に促したんだっけ、それに悪い事は何もしてなかったしなコイツら。


 ギルドに帰ったときの報告からして取り逃がしたらしい事から上手く逃げられたのだと言うことは分かっていたがその後のことまでは流石に俺たちが知る方法はなかったわけだ。


「つまり、その後からずっと俺を探していたと」

「そ、そうでやす」


 マルタの街の地域から離れ俺に貢献するために色々なところで仲間を増やしていたらしい。


 そりゃ冒険者達と戦っておいてあの大量のコボルトの群れが無傷に終わるわけもないか、話を聞く限り半壊位はしたそうで、今までは戦力の確保の為に動いていた様だ。


 ここで疑問だ。


 何故自由に生きれると言うのにわざわざ仲間を集めてダンジョンにまで足を運び、俺の元に着こうと思ったのかだ。


「お、オヤビンの心の広さに惚れやした!」


 面と向かってふざけた様子はなく俺を見つめてくるコボルトオヤビン。俺はそっち系でもなければ異種恋愛も範疇じゃ無いんだ、止めてくれ。


「クロト、そういう事じゃ無いと思うよ」

「分かってるよそのくらい」


 ジョークだよジョーク。


「クロト何で仲間にするのを渋ってるの?戦力なんだし良いと思うけど」


 そこなんだよなぁ……。

 仲間にするのはまぁ良いだろう、戦力の増強になるしDPにもなるのだから万々歳だ。それに否応なしに冒険者がまた現れそうだし頭数は多い方が良いと俺だって思う。


 実際リビちゃんと言うミストに匹敵するかもしれない強力な魔物も予期せずして戦力として入ってくれたしな、協力的ではないけれど。


 だがリビちゃんとコボルト達では大きな差があるのだ、強さと言う意味ではない。


 すなわち命の価値だ。


 言い方は悪いがユキムラや十勇士ついでに言えばリビちゃんもだが、DPで召喚した魔物は幾ら死のうともDPさえあれば甦るのだ。


 当然デメリットもあるのだが実質DPが尽きないのならば何度でも使い回せる。そう言う考え方はしたくはないけどな。


 それとは対照的に、ゾンビ軍団とホブゴブリンにオーク、それにコイツらコボルト達の命はDPじゃ戻らない。


 1度死ねばそこで終わるのだ。


 いやまぁ、それが普通なんだけどね。


 だが普通だったら俺は異世界でダンジョンマスターなんてやってないと思うんだ、異世界なんかに来なけりゃ家に帰っていつも通りの生活を過ごせたかも知れないのに……あのくそ神絶対殴る。それまで死んでたまるかボケ。


 モチベーションにするため怨みを燃料タンクにぶちこみつつまた考える。


 ダンジョンは基本的には消耗覚悟の運営が基本だ。


 冒険者を妨害するために罠があり魔物がいる、だがそれは謂わば使い捨ての様に消費して冒険者を撃退するのが前提だ。


 そんな戦いに魔物だからと言って防衛に使うのは忍びないんだよな、やってることとやりたいことが一致して無いのが現状だが。


 いかんいかん、思考がぐちゃぐちゃしてきた。1度やっていくことを整理しておこうか。


 まず最重要なのがダンジョンの修復及び強化だ、これは遅かれ早かれダンジョンに挑んでくる冒険者が増える……と言うか攻略しに来ると言うよりかは侵略しに来ると言う気がしてならない。


 多分ダンジョンは残すことなくコアが破壊される可能性がある、それはこっちからしてみればあまり戦力は見せてはいないが向こうからすれば衝撃は大きかった筈だ、でなけりゃ恨んでいる様に「また来る」なんて言うわけないし。


 どちらにせよ無事には済まなさそうだ。


 向こうがダンジョンにコアがあることなんて知ってるがどうかは分からんが……まぁ多分知ってそうだな、王都の方にもあるって言ってたし。


 俺の他にもダンジョンマスターっているのだろうか、いるなら会ってみたい気もするがそう言うのはこの後のことを乗りきってからにしようか。


 ダンジョンの強化についてだがギミック的な要素は俺が単体でなんとかなる、DPで出せば一瞬だし外の大木を魔物化してしまえば天然の要塞だ、いや人工だなこれ。


 んで次に戦力の強化についてだ。

 現状こちらは他所から住まわせた魔物が主な戦力であり、ダンジョン由来の魔物なんてスライムとリビングアーマーの二種類だけという戦力の殆どを他所に依存している状態だ、なんだか申し訳ないな。


 それでいて新な戦力としてコボルト達が名乗りを上げてきた訳だが、実際問題断る理由は無いんだよな少しでも戦力は確保しておきたいし。


 けれどけれどだ、ダンジョンの運営ってこんな感じで良いのだろうか?

 俺の知っているライトノベルとかだと、数多のアイディアで召喚したモンスターを使い潰しながら上からわっはっはするのが当然だと思っていたのだ。


 もしくは人を住まわせて「ぷるぷる、ボク危険なダンジョンじゃないよ?」を全力でアピールするなどがある。


 俺のやってること、異常では……?


「クロトー、考えが長いよー」

「はっ!」


 どのくらい思考の海に潜っていたのだろうか、周りの視線が頭おかしいやつ見てる目になっているだと!?おいコボルトどもこれでも主になる予定だぞ俺は、その目は止めてくださいお願いします。


「いやな、普通ダンジョンって召喚した魔物で何とかするのがセオリーだろ?俺がやってるのって異常じゃないかって」

「まーた変なこと考えてるね」

「族長とかにも迷惑かけてないだろうか」

「クーロトー!」


 突然叫びだしたラビィに思わず驚く。聴覚の良さそうなコボルト達は思わず耳を押さえてた。


「族長達はクロトに感謝してたよ、助けてくれたって!」

「助けた?」


 仲間に引き入れたときは必要だったし利用しようとしただけだったと思うけど、助けられたと捉えたのか。


「あれは勘ちがっ」

「クロトがどう考えてたかは分からないけど結果的に救われたって族長達言ってたよ!オークとも仲良くなれたのもクロトのお陰だって」


 ラビィは続ける。


「ミストも遊び相手が出来て嬉しいって、初めて友達が出来て良かったってスッゴい感謝してたんだから!だからさクロト……皆で作っていこうよ私達のダンジョン」

「そうですぜオヤビン!例え戦いになって仲間が倒れても、俺達はオヤビンに感謝しても恨むことなんざですよ!」


 オヤビン……いや、お前は今来たばかりじゃん、そう言う台詞は族長とかが言うものだと思う。


 しかしうん、常識捕らわれては行けないのは分かった。コイツらがたった1つの命を燃やしてくれるのなら俺は、ダンジョンを強化してコイツらを守ろう。


 道は色々曲がったりしたが、コンセプトは何も変わってないな。


 俺は魔物達と共に協力してこのダンジョンを作り上げよう、作って見せよう難攻不落のダンジョンを。


 勇者?神?そんなもん鼻で嗤える位のダンジョンを作れば俺の平和は保たれる、冒険者達が俺のダンジョンを攻略に来るのか侵略に来るのかは知らないが受けてたつ。


「コボルトオヤビン、お前達にも協力してもらうぞ」

「えぇ、この牙に誓ってオヤビンの力になりやすぜ!」


 そうと決まればダンジョンの強化に努めよう、どんな強敵でも捩じ伏せたらぁ!


「ところでオヤビン、ダンジョンって何です?」






 ……そこからかぁ。



今後の展開や如何に!?

ダンジョンの強化にのめり込みすぎでは無かろうか、いやきっと皆楽しみにしているに決まっている、そうに違いない。そうであれ

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