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突然魔法少女? 135

 誠の目の前、五人全員からみえる巨大なモニターにはすでに第二波のミサイルが映し出されていた。

「うわー!」 

 シャムの大げさに過ぎる叫び声を聞きながら巨大ロボはそのまましりもちをつくような感じで倒れた。

「憎し!この世界!憎し!」 

 理性が破壊されているらしい明華こと巨大化した機械魔女メイリーンは巨大な鞭を手に倒れたロボに襲い掛かる。

「かわすよ!」 

 シャムの叫び声で右に大きく転がって明華の攻撃を避ける。明華は再び鞭を振るう。そしてシャムが避けると言うことが繰り返された。

『良く動くな。このロボ』 

 誠は半分観客気分でころころ転がるので揺れまくっているロボの中でアトラクション気分を満喫していた。

「これなら!」 

 胸の前で腕を十字に交差させると言うまったく意味の分からないポーズをとった小夏が目の前の一つしかないボタンを押す。いきなりロボのバックパックからジェットが噴射され、浮き上がったロボが体勢を立て直した。

『こういうのがあるなら早く使えば良かったのに』 

 そう思いながら隣を見ると、飽きたような感じの要ことキャプテンシルバーがあくびをしていた。

「要さん、戦闘中ですよ!」 

「だって仕方がねえだろ?することねえしよ」 

 そう言いながら再びあくびをする要。

「今度はこっちの番だよ!」 

 シャムの叫びとともに目の前の空間に手をかざしたロボ。光に包まれたその手には巨大な剣が握られていた。

「チャンバラか」 

 興味がなさそうにつぶやく要。誠はただ冷や汗をかきながらそんな彼女を見つめていた。

「ふっ!たかが剣の一本で!」 

 そう叫んだ明華の鞭がうなりをあげてロボを襲う。

「舐めるな!」 

 ランがそう叫んで目の前のレバーを下げる。ロボの頭部を襲おうとした鞭は空を切った。そしてロボの剣が鞭を切り落とした。

「なっ、何!」 

 うろたえる巨大明華。再び剣を握りポーズをとるロボ。

「それじゃあみんな行くよ!」 

 シャムは笑顔でそう叫んだ。

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